歴史上の人物の中でも有名な「平清盛」は、武士として初の太政大臣を務めた偉大な戦国武将です。そんな清盛の家紋として知られているのが「揚羽蝶紋」です。
今回は、平清盛の歴史と共に、使用していた蝶紋、そして同じ紋を使用した戦国武将たちについてご紹介いたします。
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目次
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平清盛ってどんな人物?

名前は聞いたことがあるけれど、具体的にどのようなことをしたのかはわからない…そんな方のために、簡単に平清盛の歴史をご紹介いたします。
伊勢平氏の嫡男として生まれる
平清盛は、1118年に伊勢平氏の嫡男として誕生します。父である忠盛は、瀬戸内海の海賊を平定していました。その父は36歳という若さでこの世を去ってしまい、それから清盛が平家の棟梁を継ぐことになります。
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保元の乱、平治の乱で大活躍
1156年に起きた「保元の乱」では、後白河天皇側について源頼朝と共に源為義・平忠正らを討ちます。それから3年後の「平治の乱」では、源頼朝に勝利して功績をあげたのです。この時清盛は42歳になっていました。
平清盛が伊勢平氏を最盛期にする
1167年になると従一位太政大臣となり、福原政権を打ち立てて伊勢平氏の最盛期を迎えました。それから清盛は歴史上の偉大な人物として広く知られるようになったのでした。
平清盛の家紋「揚羽蝶」を解説

平清盛は家紋に「蝶紋」である「揚羽蝶」を使用していました。蝶は中国から伝来し、平安時代には様々な分野で使われるようになります。その証拠として平家物語や源平盛衰記にも多数登場しています。

文様から徐々に家紋に用いられるようになり、平氏一族が使用したことで全国的に広まり、江戸時代には300ほどの幕臣の家紋となりました。平清盛をはじめ、平清盛流の者に多く用いられていた家紋です。
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揚羽蝶の家紋を使っていた戦国武将・歴史上の人物
「揚羽蝶紋」は平清盛の代表紋となっていましたが、他の戦国武将たちからも人気があり、様々な武将たちの家紋に用いられていました。蝶紋を使用した戦国武将の歴史と共にご紹介いたします。
織田信長の替紋「揚羽蝶」
織田信長はなんと7つもの家紋を使用していました。その中に「揚羽蝶紋」が入っています。信長は自身がが平氏の流れをくむと称して、替紋として揚羽蝶紋を使用していました。

信長が使用していた家紋は他にこのようなものがありました。
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![]() 永楽通宝 |
![]() 五三桐 |
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大谷吉継の家紋「向かい蝶」
大谷吉継は関ヶ原の戦いで石田三成率いる西軍に参加し、敗北してこの世を去った人物です。
家紋には「対い蝶」と「鷹の羽」の2つの紋を使用していました。生涯を終えることになった関ヶ原の戦いでは、「鷹の羽紋」を使用しています。
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池田輝政の家紋「池田蝶」
池田輝政は上記で登場した池田恒興の次男で、現在の姫路城の姿を作った武将です。家紋には「池田蝶」という池田家のオリジナル家紋を使用していました。この紋は「備前蝶紋」という別名でも知られています。

新選組初代局長!芹沢鴨の家紋「揚羽蝶」
新選組の局長と言えば近藤勇が有名なのですが、実は新選組結成初期にはもう一人の局長としてが芹沢鴨いました。
37歳で生涯を終えることになってしまう芹沢鴨ですが、家紋には「揚羽蝶紋」を使用していたようです。

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伊勢平氏の分家筋の北条早雲は「対い蝶」の家紋を使用した
長く続いた戦国時代の開幕は、この北条早雲という人物が関わっていると言われています。北条早雲は、伊勢平氏の分家でもあったのです。
北条家の家紋は「三つ鱗」として有名ですが、北条早雲はもう1つの家紋である「替紋」として「対い蝶」を使用していました。
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伊勢平氏の分家ということで替紋に蝶紋を用いていたのでしょう。早雲の詳しい歴史については、上記の記事で確認してみてくださいね。
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まとめ
平清盛その家紋「揚羽蝶紋」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?蝶紋は武士など様々な者から人気のあった家紋ですが、有名な戦国武将たちも替紋などに使用していたことがわかりました。それぞれの人物に歴史的な出来事が沢山詰まっていますので、是非別途記事でそのストーリーを確認してみましょう。
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戦国武将117名の家紋一覧をまとめてチェックしよう
織田木瓜 |
大一大万大吉 |
太閤桐 |
水色桔梗 |
| 石田三成 | 豊臣秀吉 | 明智光秀/山県昌景 |
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竹に二羽飛び雀/上杉笹 |
武田菱 |
真田六文銭 |
竹に雀/仙台笹 |
| 上杉謙信/上杉景勝/伊達成実 | 武田信玄/武田信繁/武田勝頼/安国寺恵瓊 | 真田幸村/真田昌幸 | 伊達政宗 |
蛇の目 |
徳川葵 |
黒田藤巴 |
向い蝶 |
| 加藤清正 | 徳川家康/徳川秀忠 | 黒田官兵衛/黒田長政 | 大谷 吉継 |
![]() 前田梅鉢/剣梅鉢 |
一文字三星 |
池田蝶 |
足利二つ引き |
| 前田利家/前田慶次 | 毛利元就/毛利輝元 | 池田恒興/池田輝政 | 今川義元 |
丸に立ち葵 |
九枚笹 |
二頭立波 |
二つ雁金 |
| 本多忠勝 | 竹中半兵衛 | 斎藤道三 | 柴田勝家 |
丸に竪木瓜 |
三つ盛木瓜に剣花菱 |
福島沢瀉 |
井伊橘 |
| 滝川一益 | 直江兼続 | 福島正則 | 井伊直虎/井伊直政 |
鶴丸 |
丸に細桔梗 |
丸に七つ片喰 |
剣片喰 |
| 森蘭丸/森長可 | 太田道灌 | 長宗我部元親 | 宇喜多秀家 |
土佐柏 |
三つ柏 |
八咫烏 |
平四つ目結 |
| 山内一豊 | 島左近 | 雑賀孫一 | 尼子晴久/京極高次 |
ばら藤に井桁 |
丸に違い鎌 |
蔦 |
大友抱き花杏葉 |
| 片倉小十郎 | 小早川秀秋 | 藤堂高虎/松永久秀 | 大友宗麟/高橋紹運/立花道雪 |
中結び祇園守 |
祇園守 |
足利二つ引き |
対い鶴 |
| 小西行長 | 立花宗茂 | 足利尊氏/足利義昭 | 蒲生氏郷 |
七つ割り隅立て四つ目 |
細川九曜 |
笹龍胆 |
丹羽直違 |
| 佐々成政 | 細川忠興 細川藤孝 |
源頼朝 | 丹羽長秀 |
丸に片喰 |
榊原源氏車 |
三つ盛り木瓜 |
![]() 違い鷹の羽 |
| 酒井忠次 | 榊原康政 | 朝倉義景 | 片桐且元 |
下がり藤 |
黒餅 |
北条対い蝶 |
丸に二つ引き |
| 加藤嘉明 | 黒田長政 | 北条早雲 | 最上義光 |
三つ盛り亀甲に花菱 |
丸に十文字 |
蜂須賀卍 |
七曜 |
| 浅井長政 | 島津義弘/島津貴久/島津貴久/島津義久 | 蜂須賀 小六(正勝) | 高山右近/九鬼嘉隆 |
津軽牡丹 |
北条鱗 |
丸に上の字 |
右三つ巴 |
| 津軽為信 | 北条氏康/北条氏政 | 村上義清/村上武吉 | 結城秀康/清水宗治/山本勘助/小早川隆景 |
永楽銭 |
梅鉢 |
変わり十二日足 |
丸に三つ引き |
| 仙石秀久 | 筒井順慶 | 龍造寺隆信 | 吉川広家 |
丸に違い鷹の羽 |
五七桐 |
生駒車 |
九条下がり藤 |
| 浅野幸長/浅野長政 | 豊臣秀次/斎藤義龍/豊臣秀長 | 生駒正俊 | 本願寺顕如 |
丸に揚羽蝶 |
吾亦紅/地楡に雀 |
丸に三つ葵 |
輪違い |
| 平清盛 | 柳生宗矩 | 松平忠吉 | 脇坂安治 |
鍋島花杏葉 |
結城巴 |
揚羽蝶 |
唐花紋 |
| 鍋島勝茂 | 松平忠直 | 吉川元春 | 陶晴賢 |
抱き茗荷 |
五本骨扇に月丸 |
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| 堀尾吉晴 | 佐竹義重 |
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竹に雀/仙台笹
蛇の目
徳川葵
黒田藤巴
向い蝶
一文字三星
池田蝶
足利二つ引き
丸に立ち葵
九枚笹
二頭立波
二つ雁金
丸に竪木瓜
三つ盛木瓜に剣花菱
福島沢瀉
井伊橘
鶴丸
丸に細桔梗
丸に七つ片喰
剣片喰
土佐柏
三つ柏
八咫烏
平四つ目結
ばら藤に井桁
丸に違い鎌
蔦
大友抱き花杏葉
中結び祇園守
祇園守
足利二つ引き
対い鶴
七つ割り隅立て四つ目
細川九曜
笹龍胆
丹羽直違
丸に片喰
榊原源氏車
三つ盛り木瓜
下がり藤
黒餅
北条対い蝶
丸に二つ引き
三つ盛り亀甲に花菱
丸に十文字
蜂須賀卍
七曜
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北条鱗
丸に上の字
右三つ巴
永楽銭
梅鉢
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丸に三つ引き
丸に違い鷹の羽
五七桐
生駒車
九条下がり藤
丸に揚羽蝶
吾亦紅/地楡に雀
丸に三つ葵
輪違い
鍋島花杏葉
結城巴
揚羽蝶
唐花紋
抱き茗荷
五本骨扇に月丸








