歌舞伎の家紋45選まとめ!屋号と一緒に意味・由来を解説します


最近では少年ジャンプのアニメ 「ONE PIECE」や「 ナルト」などを取り入れスーパー歌舞伎として脚光を浴びている歌舞伎業界。 そんな歌舞伎業界でも長い間家紋が使われています。

代表的な歌舞伎の屋号45の家紋をまとめました。今回は歌舞伎の家紋について一緒に学んでいきましょう。

歌舞伎の家紋は江戸時代の庶民に広がる

現代社会のようにゲーム、スマホなどがなかった江戸時代で最も人気のある娯楽であったのが歌舞伎。当時の歌舞伎役者は今で言うアイドル的な存在でした。

そんな彼らのつける家紋が町人の間で流行して、色々な物に歌舞伎役者の家紋をつけていました。この結果江戸時代に家紋は庶民にとって一気に身近なものとなりました。

 

2種類の歌舞伎の家紋 

歌舞伎役者の家紋には2種類あります

  1. 歌舞伎役者の演じる人物の紋
  2. 役者自身が使っている紋

役者自身の文は衣装や調度品のれん風呂敷などありとあらゆるものにつけられていました。

また 襲名披露の時には贔屓筋に家紋付きの品物を送ったことが非常に喜ばれたようです。

役者の家紋は庶民に多く広がったため、家紋が現代のCMのような宣伝効果になりました。

そのため有名な屋号の家紋は家元が独占し、本家から別れる時に一部の者へは使用を許されることもあったようです。

 

代表的な歌舞伎の家紋45選

代表的な歌舞伎の屋号とその家紋を45個まとめました。

家紋 家紋名/読み方 屋号/主な名跡
丸十
まるじゅう
明石屋
大谷友右衞門
三つ橘
みつたちばな
伊丹屋
嵐橘三郞
成駒屋祇園守
なりこまやぎおんまもり
蛭子屋
中村歌右衞門(二代目)
三つ吉
みつきち
岡嶋屋
嵐吉三郞
隅切り角に一葉紅葉
すみきりかくにひとつはもみじ
小谷屋
市川男女藏(二代目)
重ね扇に抱き柏
かさねおうぎにだきがしわ
音羽屋
尾上菊五郞
澤瀉
おもだか
澤瀉屋
市川猿之助
成駒屋祇園守
なりこまやぎおんまもり
加賀屋
中村歌右衞門(初・三代目)
角切銀杏
すみぎりいちょう
柏屋
中村勘三郞(初〜十四代目)
重ね井筒
かさねいづづ
河内屋
實川延若
根上り橘
ねあがりたちばな
菊屋
市村羽左衞門(八〜十代目)
丸にいの字
まるにいのじ
紀伊國屋
澤村宗十郞
丸に中が瓜実の片喰
まるになかがうりざねのかたばみ
喜の字屋
森田/守田勘彌
京屋結び
きょうやむすび
京屋
中村雀右衞門
四つ花菱
よつはなびし
髙麗屋
松本幸四郞
銀杏に桜
いちょうにさくら
櫻㐂屋
片岡嶋之亟
木槌
こづち
錢屋
淺尾爲十郞
祇園守
ぎおんまもり
髙砂屋
中村梅玉
三升に左
みますにひだり
髙島屋
市川左團次
四ツ紅葉
よつ もみじ
瀧乃屋
市川門之助
隅切り角に一葉紅葉
すみきりかくにひとつはもみじ
瀧野屋
市川男女藏
根上り橘
ねあがりたちばな
橘屋
市村宇左衞門/羽左衛門
三升の中に八の字
みますのなかにはちのじ
立花屋
市川八百藏(四〜九代目)
八角に子の字
はっかくに このじ
津の國屋
嵐三右衞門(称十代目)
丸に大の字
まるにだいのじ
鶴屋
鶴屋南北
八本矢車
はっぽんやぐるま
天王寺屋
中村富十郞
角切銀杏
すみぎりいちょう
中村屋
中村勘三郞(十七・十八代目)
祇園守
ぎおんまもり
成駒屋
中村歌右衞門(四〜六代目)
イ菱
いびし
成駒家
中村鴈治郞(初・四代目)
三升
みます
成田屋
市川團十郞
丸に結綿
まるにゆいわた
濱村屋
瀬川菊之丞
三つ橘
みつたちばな
葉村屋
嵐璃寛
揚羽蝶
あげはちょう
播磨屋
中村吉右衞門
三升の中に八の字
みますのなかにはちのじ
蓬萊屋
市川八百藏(初・二代目)
藤巴の中に桔梗
ふじどもえのなかにききょう
升田屋
市川壽美藏(五〜七代目)
七つ割丸に二引
ななつわりまるににひき
松嶋屋
片岡仁左衞門
銀杏丸
いちょうのまる
松島屋
片岡市藏
追っかけ五枚銀杏
おっかけごまいいちょう
松廣屋
片岡愛之助(五代目)
丸十
まるじゅう
丸屋
大谷廣次(初・三・四代目)
縦長三升
たてながみます
三河屋
市川團藏
折敷型に世の字
おりしきかたによのじ
美吉屋
上村吉彌
五つ藤重ね星梅鉢
いつつふじがさねほしうめばち
山城屋
坂田藤十郞(四代目)
花勝見
はなかつみ
大和屋
坂東玉三郞
三升の中に八の字
みますのなかにはちのじ
吉村屋
市川八百藏(二代目)
桐蝶
きりちょう
萬屋
中村歌六(五代目)

 

まとめ