[歌舞伎]菊屋の家紋「根上り橘」を解説!代表的な主な名跡・役者まとめ

菊屋の主な名跡

市村羽左衛門(七代目から十六代目)→十六代目以降は橘屋となる。

・贈七代目 市村宇左衛門
五代目の女婿で六代目の義兄・三代目市村竹之丞、1681–98(座元 1687–98)。実父は市村座の芝居茶屋・菊屋善兵衛。
三代目市村竹之丞(=贈七代目市村宇左衛門)

・八代目 市村羽左衛門
贈七代目の弟、1699–1762(座元 1703–62)。実父は市村座の芝居茶屋・菊屋善兵衛。寛延元年 (1748) 「宇左衛門」を「羽左衛門」と改める。
四代目市村竹之丞 → 八代目市村宇左衛門 → 八代目市村羽左衛門

・九代目 市村羽左衛門
八代目の長男、1724–82(座元 1762–82)。
市村満蔵 → 初代市村亀蔵 → 九代目市村羽左衛門

・十代目 市村羽左衛門
九代目の子、1748–99(座元 1788−93、98–99)。
市村七十郎 → 二代目市村亀蔵 → 十代目市村羽左衛門 → 五代目市村家橘

・十一代目 市村羽左衛門
十代目の養子、1791–1819(座元 1800–16)。実父は親戚筋の四代目福地茂兵衛。
初代市村萬次郎 → 十一代目市村羽左衛門

・十二代目 市村羽左衛門
十一代目の次男、1812–51(座元 1821–51)。
市村豊松 → 市村亀之助 → 十二代目市村羽左衛門 → 五代目市村竹之丞

・十三代目 市村羽左衛門
十二代目の子、1844–1903(座元 1851–63)。母は三代目尾上菊五郎の次女。
二代目市村九郎右衛門(=初代尾上九朗右衛門)→ 十三代目市村羽左衛門 → 八代目市村家橘 → 五代目尾上菊五郎

・十四代目 市村羽左衛門
十三代目の弟、1847–93(座元 1863–70、1871–72)。
三代目市村竹松 → 十四代目市村羽左衛門 → 九代目市村家橘 → 十四代目市村羽左衛門 → 九代目市村家橘 → 初代坂東家橘

・十五代目 市村羽左衛門
十四代目の養子、1874–1945(座元 1900–08)。実父は明治政府の外交顧問をつとめたチャールズ・ルジャンドル、母は旧福井藩藩主松平慶永の庶子池田絲。
坂東竹松 → 二代目坂東家橘 → 十代目市村家橘 → 十五代目市村羽左衛門

・十六代目 市村羽左衛門
十五代目の養子、1905–52。
四代目市村竹松 → 十五代目市村家橘 → 十六代目市村羽左衛門

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菊屋の家紋について


 

家紋:根上り橘 読み方:ねあがり たちばな 

奈良時代に 県犬養三千代という女性が、時の女帝に「橘」の姓を受けたことが「橘氏」の始まりとも言われています。橘の花は、香りが強くまた風雪の中でも強く育つことから、人徳があり奥ゆかしい人を「橘のようだ」と形容しました。また「橘」のその読みに「太刀」をあてはめ「太刀花」とされることもあり、武家との強い関係を伺うことができます。

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