戦国時代から安土桃山時代にかけての武将・戦国大名で天下人の織田信長。織田信長の存在は日本人であれば誰もが一度は目にしている存在ですが、彼の家紋についてはあまり注目した人は多くないと思います。現在だと家紋は「一つの家庭に1つの家紋」というイメージですが、実は織田信長は7つ家紋をもっていました。
織田木瓜 | 菊紋 | 揚羽蝶 | 永楽通宝銭 |
五三桐 | 二つ引両紋 | 無の字 |
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肖像画を見てみると、裃の肩衣に、足利義昭から下賜された五三桐の家紋が確認できます。一般的には織田信長の家紋は織田木瓜が有名ですね。ではなぜ、織田信長が家紋を7つも持つことになったのでしょうか?7つの家紋のそれぞれの読み方、意味・由来を画像付きで紹介します。
目次
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織田信長は7つの家紋を持つ天下人
肖像画は五三桐の家紋が描かれている
天下人!織田信長ってどんな人?
織田 信長(おだ のぶなが)は、戦国時代から安土桃山時代にかけての武将・戦国大名。三英傑の一人。尾張国(現在の愛知県)の古渡城主・織田信秀の嫡男。尾張守護代の織田氏の中でも庶流・弾正忠家の生まれであったが、父の代から主家の清洲織田氏(織田大和守家)や尾張守護の斯波氏をも凌ぐ力をつけ、家督争いの混乱を収めて尾張を統一し、桶狭間の戦いで今川義元を討ち取ると、婚姻による同盟策などを駆使しながら領土を拡大した。足利義昭を奉じて上洛すると、将軍、次いでは天皇の権威を利用して天下に号令。後には義昭を追放して室町幕府を事実上滅ぼし、畿内を中心に強力な中央集権的政権(織田政権)を確立して天下人となった。これによって他の有力な大名を抑え、戦国乱世の終焉に道筋をつけた。しかし天正10年6月2日(1582年6月21日)、重臣・明智光秀に謀反を起こされ、本能寺で自害した。すでに家督を譲っていた嫡男・織田信忠も同日に二条城で自害し、信長の政権は、豊臣秀吉による豊臣政権、徳川家康が開いた江戸幕府へと引き継がれていくことになる。
引用:wikipedia
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織田信長には四天王と呼ばれる家臣が!
天下統一まであと1歩というところで光秀に討たれた信長でしたが、彼を支える4人の強力な武将がいました。
柴田勝家 | 丹羽長秀 | 滝川一益 | 明智光秀 |
この4人を見ると秀吉がいない!?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は織田家の家臣の中で秀吉は5番目の序列でした。秀吉は本能寺の変の後に光秀を倒し、清州会議で頭角を現すことになりました。
豊臣秀吉の家紋はひょうたん?桐紋?家系図付きで解説!首相官邸で使われている桐紋の意味、都市伝説も!?織田木瓜(五瓜木瓜):織田信長の7つの家紋その1
織田木瓜の読み方
「おだもっこう」と読みます
織田木瓜の意味・由来
織田信長の家紋として最もよく知られている家紋で、10大家紋としても有名です。外郭の数が5つあるために五瓜木瓜とも呼ばれている。木瓜紋は外郭の数で、木瓜、五瓜、六瓜として種類も多い。
織田木瓜の由来は、瓜の断面説や花の形説といった言い伝えがありますが、はっきりとした理由は明確になっていません。今では、鳥の巣に似ていることから、子孫繁栄のとして考えられることが多いです。八坂神社や祇園社での神紋としてのイメージがあり、格式高い家紋であると考えられています。
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揚羽蝶:織田信長の7つの家紋その2
揚羽蝶の読み方
「あげはちょう」と読みます
揚羽蝶の意味・由来
この紋はもともとは平氏の家紋ですが、織田信長は自身がが平氏の流れをくむと称して、この家紋をを使用していました。織田信長が平氏であると称した理由は、当時の時代では、次に天下人になるのは平氏側の人間であると信じられていたからだそうです。
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永楽通宝:織田信長の7つの家紋その3
永楽通宝の読み方
「えいらくつうほう」と読みます
永楽通宝の意味・由来
中国の明から輸入された通貨を図案化した家紋。織田信長は旗紋として使用したことで有名です。永楽通宝は江戸初期まで流通していました。経済政策を多く行っていた織田信長ならではの家紋です。
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五三桐:織田信長の7つの家紋その4
五三桐の読み方
「ごさんのきり」と読みます
五三桐の意味・由来
皇室の家紋として有名です。足利義昭が皇室からもらったものを信長が拝領した。足利家も、この家紋を当時の後醍醐天皇から拝領したものでとても名誉ある家紋だと思えます。この桐紋は信長以外にも豊臣秀吉も使っています。
丸に二引両:織田信長の7つの家紋その5
丸に二引両の読み方
「まるににひきりょう」と読みます
丸に二引両の意味・由来
この紋も五三桐と同様で、足利将軍家の家紋を織田信長が拝領したものです。引き両紋は龍をかたどった図案ともいわれている。
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十六葉菊:織田信長の7つの家紋その6
十六葉菊の読み方
「じゅうろくようぎく」と読みます
十六葉菊の意味・由来
皇室の家紋として有名です。織田信長は正親天皇から拝領しました。「承久の乱」で有名な後鳥羽上皇が使用したことを契機に、十六葉菊は皇室の家紋となっていきました。織田信長が当時の皇室とはかなり親密関係があったことがうかがえます。
無文字:織田信長の7つの家紋その7
無文字の読み方
「むもじ」と読みます
無文字の意味・由来
漢字の「無」を崩した家紋です。禅の教えから作られたものです。織田信長はキリスト教を保護したかたわらで、延暦寺の焼討ちをするし仏教に対して厳しいイメージがあります。
いかがでしたでしょうか?やはり天下人寸前だった信長レベルになると家紋も7つ持たないといけないのかもしれませんね。
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戦国武将117名の家紋一覧をまとめてチェックしよう
織田木瓜 | 大一大万大吉 | 太閤桐 | 水色桔梗 |
石田三成 | 豊臣秀吉 | 明智光秀/山県昌景 |
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竹に二羽飛び雀/上杉笹 | 武田菱 | 真田六文銭 | 竹に雀/仙台笹 |
上杉謙信/上杉景勝/伊達成実 | 武田信玄/武田信繁/武田勝頼/安国寺恵瓊 | 真田幸村/真田昌幸 | 伊達政宗 |
蛇の目 | 徳川葵 | 黒田藤巴 | 向い蝶 |
加藤清正 | 徳川家康/徳川秀忠 | 黒田官兵衛/黒田長政 | 大谷 吉継 |
前田梅鉢/剣梅鉢 |
一文字三星 | 池田蝶 | 足利二つ引き |
前田利家/前田慶次 | 毛利元就/毛利輝元 | 池田恒興/池田輝政 | 今川義元 |
丸に立ち葵 | 九枚笹 | 二頭立波 | 二つ雁金 |
本多忠勝 | 竹中半兵衛 | 斎藤道三 | 柴田勝家 |
丸に竪木瓜 | 三つ盛木瓜に剣花菱 | 福島沢瀉 | 井伊橘 |
滝川一益 | 直江兼続 | 福島正則 | 井伊直虎/井伊直政 |
鶴丸 | 丸に細桔梗 | 丸に七つ片喰 | 剣片喰 |
森蘭丸/森長可 | 太田道灌 | 長宗我部元親 | 宇喜多秀家 |
土佐柏 | 三つ柏 | 八咫烏 | 平四つ目結 |
山内一豊 | 島左近 | 雑賀孫一 | 尼子晴久/京極高次 |
ばら藤に井桁 | 丸に違い鎌 | 蔦 | 大友抱き花杏葉 |
片倉小十郎 | 小早川秀秋 | 藤堂高虎/松永久秀 | 大友宗麟/高橋紹運/立花道雪 |
中結び祇園守 | 祇園守 | 足利二つ引き | 対い鶴 |
小西行長 | 立花宗茂 | 足利尊氏/足利義昭 | 蒲生氏郷 |
七つ割り隅立て四つ目 | 細川九曜 | 笹龍胆 | 丹羽直違 |
佐々成政 | 細川忠興 細川藤孝 |
源頼朝 | 丹羽長秀 |
丸に片喰 | 榊原源氏車 | 三つ盛り木瓜 | 違い鷹の羽 |
酒井忠次 | 榊原康政 | 朝倉義景 | 片桐且元 |
下がり藤 | 黒餅 | 北条対い蝶 | 丸に二つ引き |
加藤嘉明 | 黒田長政 | 北条早雲 | 最上義光 |
三つ盛り亀甲に花菱 | 丸に十文字 | 蜂須賀卍 | 七曜 |
浅井長政 | 島津義弘/島津貴久/島津貴久/島津義久 | 蜂須賀 小六(正勝) | 高山右近/九鬼嘉隆 |
津軽牡丹 | 北条鱗 | 丸に上の字 | 右三つ巴 |
津軽為信 | 北条氏康/北条氏政 | 村上義清/村上武吉 | 結城秀康/清水宗治/山本勘助/小早川隆景 |
永楽銭 | 梅鉢 | 変わり十二日足 | 丸に三つ引き |
仙石秀久 | 筒井順慶 | 龍造寺隆信 | 吉川広家 |
丸に違い鷹の羽 | 五七桐 | 生駒車 | 九条下がり藤 |
浅野幸長/浅野長政 | 豊臣秀次/斎藤義龍/豊臣秀長 | 生駒正俊 | 本願寺顕如 |
丸に揚羽蝶 | 吾亦紅/地楡に雀 | 丸に三つ葵 | 輪違い |
平清盛 | 柳生宗矩 | 松平忠吉 | 脇坂安治 |
鍋島花杏葉 | 結城巴 | 揚羽蝶 | 唐花紋 |
鍋島勝茂 | 松平忠直 | 吉川元春 | 陶晴賢 |
抱き茗荷 | 五本骨扇に月丸 | ||
堀尾吉晴 | 佐竹義重 |
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