長谷川姓にも、多数の有名人がいますね。アナウンサーの長谷川豊さん、モデル界には長谷川潤さんなど、華やかなイメージのある名字です。伝統ある名字でもあり、日本の歴史に名をとどろかせている方もいるようです。そんな長谷川さんについて、長谷川という名字の由来、長谷川さんの全国分布ランキング、長谷川さんが使う家紋について紹介して行きます
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目次
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長谷川家の名字の由来について
大和国(現在の奈良県)を流れる長谷の泊瀬・初瀬川を由来としています。この地方の泊瀬川流域を本拠地としていた一族で、雄略天皇の直属の家臣たちが、全国に派遣されたのですが、この本拠地の地名にちなんで「長谷川」と名乗りました。
長谷川党について
この長谷川の流域に勢力の武士団を長谷川党というものもありました。長谷川党は、室町時代には、大和国に住んで代々足利将軍家に仕えていました。そのため春日大社の祭札には、大和武士の先駆けとして供奉していたそうです。
長谷川正長について
長谷川正長は、戦国時代の武将であります。駿河国(現在の静岡県)の長谷川氏も藤原秀郷の子孫であり、今川義元に仕えましたが武田信玄に攻められ遠江に逃げて、進出してきた徳川家康に仕えました。元亀3年(1572年)に起こった三方ヶ原の戦に参加したが、徳川軍が敗れ、奮闘の末に討ち死になったとされています。また、「鬼平犯科帳」の「鬼平」で長谷川平蔵(宣似)は正長の分家にあたります。テレビ番組にもなった鬼平犯科帳は有名ですね。
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長谷川の分布ランキング
長谷川名字はまた、全国に分布していますが、特に新潟県に多いそうです。
1位 新潟県
2位 福井県
3位 鳥取県
4位 福島県
5位 愛知県
長谷川さんの家紋について
長谷川という名字は全国に広がりをもっていて、家紋もまた色々な種類があるようです。代表的な家紋を4つ紹介させていただきます。
丸に檜扇
「丸に檜扇」は藤原氏がルーツとされています。古代では扇に神霊が宿るとされていたそうです。扇とは「神をアフギ寄せる」ことから転化してオウギになったといわれています。
扇は魔よけの意味もあるそうです。また扇は戦に勝利するのに縁起がよいとされて、家紋に用いられるようになったそうです。扇は中国から日本に伝わったものですが、扇子は日本で発明され、中国からヨーロッパまで広がりました。扇は、風を送って涼を得るのが主な役目ですが、日本では神を招く手段として、扇が使われていました。扇の語源は、あふぎで、神を仰ぐ(跪いて立つ人を見上げる)意味から、転じて、風を送り神を引き寄せる、おうぎになりました。扇の末広がりの形も、縁起が良いとされています。扇紋は、開き扇、たたみ扇があります。また、骨の数によって、三本骨、五本扇、七本扇などにも分けられ、数多くのデザインがあります。武将佐竹義重の佐竹家では、黒い扇に白の日の丸をほどこした家紋が用いられていました。
釘抜
「釘抜紋」は「九城を抜く」といわれており、九つの城を陥落させるという意味をもち、縁起かつぎもされています。
釘抜きは大工道具の一つで、「九城(くぎ)を抜く」の語呂合わせとして家紋に用いられました。そのため戦いの連勝を祈願して、武士の間をメインにで使用されました。
もともとの大工道具である釘抜きは「座金」と「梃」の2つの道具を合わせて使うものの、家紋上ではそのほとんどが梃が省略された状態のものです。
釘抜き紋には、二つを絡ませた違い釘抜き、重ね合わせた重ね釘抜き、釘の中に梃を入れた木々抜きに梃子、丸の中に変わった形の梃を入れた丸に一梃釘抜きなどがあり、全国的に普及しました。
使用者は、江戸時代では久留米藩の有馬家、飯田藩の堀家などの大名や、武家である一柳氏、太田原氏などです。
丸に根笹
丸に根笹は奈良時代には紋様とされていたそうです。積雪にも耐えるような強靭さがあります。家紋としては室町時代に普及しました。
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笹は、縁起が良く神事に使われることの多い植物でした。地鎮祭や七夕がその例です。文様としては源氏物語の絵巻物などで古くから用いられてきましたが、家紋として用いられるようになったのは室町時代以降です。
はじめは公家の家紋となり、積雪にも耐える強い植物の象徴として家紋に採用する家が増えました。中でも有名なのは上杉家の「竹に雀」や上杉家から贈られた紋を少し変化させた「仙台笹」です。今でも馴染みあるものとして、笹型をした仙台名物の笹かまぼこは、この家紋を由来に誕生しました。
他の使用家には、武家では伊達氏、鳥居氏、竹中半兵衛、公家では冷泉家などがあります。
五三桐
キリの葉や花を図案化されたもので、桐花紋ともよばれています。花びらのついている数から五三桐があります。真ん中に五つ、左右に三つある桐紋を指します。
桐は高級木材として、菊紋についで天皇家や功績をあげた者の家紋として用いられました。その風習のはじまりは、後鳥羽上皇から足利尊氏が桐紋を賜ったことです。その後、桐紋が広く広まったのは皇室が臣下へ、下賜された武将が臣下へと付与したことによります。 桐紋は桐の葉と花を図案化したもので、一般的には3枚の葉の上に3本の花が描かれ、その花の数によって五三桐、五七桐など呼び名が異なります。 豊臣秀吉の家紋は太閤桐と呼ばれ、特定の一つの紋ではなく秀吉の遺品などに確認される桐紋のうち、独自のアレンジが入ったものの総称です。秀吉が家臣に与えたので西日本を中心に多く用いられています。
まとめ
長谷川という名字は、「鬼平犯科帳」の「鬼平」こと長谷川平蔵(宜似)から、新潟県長岡市(旧越後町塚野山)にいた豪商と呼ばれる長谷川氏もいたと伝えられています。興味をひく人物ばかりで、とても興味深い名字であると思います。
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日本の苗字からみる家紋ランキング100
日本には十数万種類以上もの苗字があると言われています。そのほとんどは地名や地形が由来とされています。代表的な苗字100位から各苗字でよく使われていた家紋の情報をまとめております。是非チェックしてくださいね(^^♪
日本の苗字ランキング100から家紋の起源を探る
それでは、日本全国の家紋の占有率を見てみましょう。10大家紋と呼ばれる家紋と実際の使用ランキングは一致しているのでしょうか?
日本でよく使われている家紋ランキングTOP10
日本で一番多い家紋は何紋?って気になりませんか?というわけ絵人気でよく使われている家紋をトップ10で紹介します。
順位 | 家紋名 | 占有率 |
1位 | 片喰紋(10大家紋) | 9.27% |
2位 | 木瓜紋(10大家紋) | 7.73% |
3位 | 鷹の羽紋(10大家紋) | 7.17% |
4位 | 柏紋(10大家紋) | 5.84% |
5位 | 藤紋 (10大家紋) | 5.54% |
6位 | 桐紋(10大家紋) | 5.17% |
7位 | 蔦紋(10大家紋) | 4.58% |
8位 | 梅紋 | 4.58% |
9位 | 橘紋(10大家紋) | 4.40% |
10位 | 目結紋 | 3.85% |
いかがでしょう?10位までに入っている10大家紋は8つでした!2つの紋が抜けていますね。10大家紋以外で10位内に入り込んでいたのは「梅紋」と「目結紋」でした。
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