石田の名字で有名な方といえば、石田純一さんですよね。俳優さんとしてはもちろんのこと、バラエティに出演されたり、コメンテーターとしても活躍されていますよね。また、歴史上の人物でいうと、戦国武将の石田三成も有名ですよね。この石田姓ですが、一体いつ、どのようにして生まれたのでしょうか。
この記事では、名字が石田という方向けに
- 石田さんの名字の由来について
- 代表的な石田姓の由来
- 全国の石田さん分布ランキング
- 石田三成について
- 代表的な石田姓の家紋
の5つについて紹介いたします。
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目次
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石田さんの名字の由来について
石田という名字は、「石のように硬い田」、つまり石のように硬い場所から生まれた地形姓で、全国各地に存在しています。
代表的な石田姓の由来
石田姓は、伊勢神宮を創設した垂任天皇の後裔が、現在の京都府南部にあたる山城国久世郡石田庄に住み、「石田」の姓を名乗ったのが始まりといわれています。つまり、石田姓の祖先は、伊勢神宮の創始者にあたるのです。
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全国の石田さん分布ランキング
地形姓である石田の名字は、全国各地に存在しています。
- 1位 島根県
- 2位 山口県
- 3位 鳥取県
- 4位 新潟県
- 5位 京都府
石田三成について
戦国武将として有名な石田三成は、現在の滋賀県長浜市にあたる近江国坂田郡石田村出身といわれていますが、出自は不明といわれています。三成は豊臣秀吉の家臣で、ご奉行の一人でした。豊臣政権の官僚派の筆頭だった三成は、徳川家康や武断派と対立していました。そして豊臣秀吉の死後は、家康打倒のために決起し、毛利輝元を盟主にして諸大名と西軍を組織したのです。ですが、関ヶ原の戦いにおいて敗れてしまい、京都六条河原で処刑されてしまいました。
代表的な石田姓の家紋
代表的な石田姓の家紋を3つ紹介します。
三つ橘
三つの橘を組み合わせた三つ橘紋は、石田氏が使用していた家紋の一つです。奈良時代に元明天皇が好まれたことから家紋に使われただと考えられています。橘はミカン科の常緑小高木で、「右近の橘、左近の桜」と称される日本固有の植物です。小さく香りの強い実を付け、桃の節句には桃と共に飾られます。この風習は奈良時代頃から始まったようです。家紋としては平安時代末期頃から用いられるようになり、特に西日本で多く用いられました。橘紋は、十大家紋の一つでもある代表的な家紋です。橘一族の家々や、武家の井伊氏、薬師寺氏、土田氏、小寺氏、安芸氏などが使用していました。井伊氏が使用していたものは井伊橘、薬師寺氏のものは薬師寺橘と呼ばれています。他に、一つの橘の花をモチーフにしたシンプルな橘や、二つの橘を使った抱き橘、沢山の花を使った花橘などがあります。
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丸に梅鉢
丸に梅鉢紋は、石田氏が使用していた家紋の一つです。梅は、気品ある色と香りが気に入られ、そして菅原道真が梅を愛したことから、天満宮の紋章として使用されていました。また、鎌倉時代頃より武家においても使用され始めるようになり、徳川時代には旗本でこの紋がよく使われるようになったといわれています。
梅は、古く中国では菊・竹・蘭と並び四君子の一つとして愛でられました。
四君子(しくんし)とは、菊、竹、蘭、梅の4種を草木の中の君子として称えた言葉です。その梅が中国から日本に渡り、春に先駆けて香り高く咲く梅が人々に愛でられるようになりました。
万葉集には、梅を詠んだ歌が1位の萩142首に次いで119首も詠まれています。梅の紋様は、奈良時代から用いられていますが、写実的に表現された梅花紋、幾何学的に図案化された梅鉢紋があります。
鉢というのは、花の真ん中の雄しべが、太鼓を叩くバチのように見えることから名づけられました。
丸に三つ引き
丸に三つ引き紋は、石田氏が使用していた家紋の一つです。他にも、新選組の近藤勇が使用していた紋も同じ丸に三つ引き紋だったとされています。
引き両は「引き」とも呼び、横に惹かれた太い直線を一本から三本描いたものです。発祥についてははっきりしたことがわかっておらず、「龍の姿を表したもの」や「霊を表したもの」など諸説あります。 太い線の引き両紋は力強さを表現し、武家の間で好まれていました。戦場の場で旗印として使用したのが始まりで、やがて家紋として定着します。 使用地域は関東かた東北地方で多く見られますが、有名なのは足利一族の「丸に二つ引き」や、新田氏の「新田一つ引き」です。 直線は横に配置したものが一般的ですが、中には縦に配置したものもあり、丸に竪三つ引きや、丸に竪二つ引きなどがあります。また、互い違いに描いた喰い違い七引もあります。
石田と言えば石田三成!!
石田三成の家紋の由来を画像付きで解説!大一大万大吉は旗印、九曜紋、下り藤が家紋豊臣秀吉に忠臣を誓い、関が原で大敗した戦国武将というイメージが強い石田三成。その彼の家紋は「大一大万大吉」が有名ですね。
実は「大一大万大吉」は戦の時に使う旗印だったのです。家紋は「九曜紋」。
まとめ
地形姓である石田氏ですが、祖先は伊勢神宮の創始者というのは驚きでしたね。また、石のように硬い場所から出てきた名字というのもなかなか興味深いですよね。石田三成の生まれた場所も、もしかしたらそういう地形の場所だったのかもしれませんね。
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日本の苗字からみる家紋ランキング100
日本には十数万種類以上もの苗字があると言われています。そのほとんどは地名や地形が由来とされています。代表的な苗字100位から各苗字でよく使われていた家紋の情報をまとめております。是非チェックしてくださいね(^^♪
日本の苗字ランキング100から家紋の起源を探る
それでは、日本全国の家紋の占有率を見てみましょう。10大家紋と呼ばれる家紋と実際の使用ランキングは一致しているのでしょうか?
日本でよく使われている家紋ランキングTOP10
日本で一番多い家紋は何紋?って気になりませんか?というわけ絵人気でよく使われている家紋をトップ10で紹介します。
順位 | 家紋名 | 占有率 |
1位 | 片喰紋(10大家紋) | 9.27% |
2位 | 木瓜紋(10大家紋) | 7.73% |
3位 | 鷹の羽紋(10大家紋) | 7.17% |
4位 | 柏紋(10大家紋) | 5.84% |
5位 | 藤紋 (10大家紋) | 5.54% |
6位 | 桐紋(10大家紋) | 5.17% |
7位 | 蔦紋(10大家紋) | 4.58% |
8位 | 梅紋 | 4.58% |
9位 | 橘紋(10大家紋) | 4.40% |
10位 | 目結紋 | 3.85% |
いかがでしょう?10位までに入っている10大家紋は8つでした!2つの紋が抜けていますね。10大家紋以外で10位内に入り込んでいたのは「梅紋」と「目結紋」でした。
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