内田姓の家紋ってどんなの？内田氏のルーツを辿ると家紋が分かる!?

内田の名字で有名な方といえば、女優の内田有紀さんではないでしょうか。内田さんは、ドラマだけでなく、CMでもよく拝見しますよね。また、サッカー選手で元日本代表選手だった内田篤人選手も有名ですよね。内田選手が結婚された際には、「内田ロス」と呼ばれる現象が起きたほど、爽やかなルックスをされていて、女性からの支持も高い方です。さてこの内田姓ですが、一体いつ、どのようにして生まれたのでしょうか。

この記事では、名字が内田という方向けに

• 内田の名字の由来について
• 3つの代表的な内田の生まれ
• 全国の内田さん分布ランキング
• 代表的な内田姓の家紋

の4つについて紹介いたします。

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内田の名字の由来について

内田という名字は、山間の中の田や、自分および身内が所有する田を表す地名に由来した地名姓です。

3つの代表的な内田の生まれ

内田姓の中でも、代表的な3つの内田氏について紹介します。

古代豪族物部氏の末裔にあたる内田氏

昔、古代豪族物部氏の末裔が内田と名乗っていたといわれています。物部氏は、大和国山辺郡・河内国渋川郡あたりを本拠地としていた有力な豪族で、神武天皇よりも前に大和入りをした饒速日命が祖先と伝わる神別氏族です。

藤原南家の末裔の内田氏

中世に活躍したとされる内田氏の主流は、現在の静岡県にあたる遠江国で発祥した藤原南家の末裔といわれています。

下総小見川藩主の内田家

下総小見川藩主を務めていた内田家は、現在の静岡県菊川市にあたる城飼郡内田郷で発祥しました。そして、今川氏に仕えたあとは、徳川家康に仕えたといわれています。

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全国の内田さん分布ランキング

地名姓である内田の名字は、全国各地に存在しています。

代表的な内田姓の家紋

それではここで、代表的な内田姓の家紋を2つ紹介します。

丸に三つ銀杏

丸の中に3つの銀杏を配置した「丸に三つ銀杏」紋は、内田氏が使用していた家紋の一つです。この紋は、徳川家の替紋とされるなど、多くの諸氏が用いている紋でもあります。銀杏は中国生まれの落葉樹で、「生命力の象徴」として家が長く存続するように室町時代から家紋に用いられていました。これには銀杏の火に強い特徴と長寿であることが由来し、神木としても扱われていました。

徳川氏が松平氏に入婿した後は葵紋でしたが、その前は銀杏紋を使用したと言われています。日光東照宮に銀杏紋があったことからこのように推測されました。また、足利時代になると公家では中村家や飛鳥井が使用し、徳川時代には旗本であった土方氏、岸氏、大石氏が使用しています。銀杏紋はバリエーションが豊富で、1枚の銀杏をモチーフにしたものや複数枚の銀杏、銀杏と鶴を組み合わせた銀杏鶴など200種類にも及びます。

庵に木瓜

庵に木瓜紋は、内田氏の一部の氏族が家紋として使用していました。この紋は、古く唐時代に用いられ、わが国へ伝来してきたといわれています。

まとめ

内田姓は、山の中の田であったり、自分の勢力範囲内の田を表す地名姓だということがわかりました。また、鎌倉時代から戦国時代の間に活躍していた内田氏は、藤原南家の末裔だということもわかりました。ちなみに、藤原南家の末裔の内田氏は遠江発祥ですが、現在の島根県にあたる石見国の内田氏もまた遠江発祥といわれています。直線距離にすると結構ありますが、そこまでどのように広がったのかと思うと、なかなか興味深いですね。

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