岩崎さんの家紋「丸に三階菱」！｜岩崎弥太郎創立の「三菱」のルーツにも

三菱財閥を創設した「岩崎弥太郎」の名字である「岩崎」。この名字は、日本各地の地名がルーツとなったいました。また、岩崎家の家紋を元として誕生したものに「三菱マーク」があります。

今回は、「岩崎」という名字のルーツ・由来・使用家紋・三菱マークと岩崎家の家紋の関係についてご紹介いたします。

スポンサードリンク

岩崎の名字の由来とは？

「岩崎」という名字は地名が由来となっているものですが、甲斐国山梨郡岩崎(現在の山梨県甲州市)が一番有名なルーツとなっています。その他には、

• 常盤国稲敷郡岩崎 (茨城県つくば市)
• 出羽国雄勝郡岩崎村 (秋田県湯沢市)
• 陸奥国和賀郡岩崎 (岩手県北上市)

このような地域が名字「岩崎」の由来となりました。一番有名な甲斐国の岩崎氏は、清和源氏・武田氏の一族でもあります。源氏の末裔が岩崎と名乗ったのが始まりとされています。

スポンサードリンク

三菱財閥を創立した岩崎弥太郎

「岩崎」という名の歴史上の人物に「岩崎弥太郎」がいますが、三菱財閥を創立した日本の有名な実業家です。弥太郎の出身は土佐国(現在の高知県)ですが、甲斐国岩崎氏の子孫であると言われています。

弥太郎は元々武士でしたが、1870年に海運会社を創設し、その後1873年に社名を「三菱」と改名しました。弥太郎の家紋も、この後ご紹介する岩崎家の家紋「三階菱紋」で、これと別のある家紋と掛け合わせ、みなさんもご存知の三菱マークが誕生しました。

スポンサードリンク

岩崎の家紋「丸に三階菱」を解説！岩崎弥太郎創立の「三菱」のルーツにも

では、岩崎家の家紋である「丸に三階菱」を見てみましょう。菱紋は家紋の中でも種類が豊富で、様々な人物に使用されていた家紋です。三階菱は大きさの違う3つの菱を上下に並べたシルエットをしています。

岩崎さんの家紋「丸に三階菱」

菱紋は、菱形の幾何学的な紋の総称です。古代から世界中で見られた文様で、植物であるヒシの実に由来していると言われていますが詳細は不明です。土器にも鱗と同様刻まれていることから、呪術的な意味もあったと考えられています。 家紋としては人気があった代表的な紋で、一つから最大で十六個の菱を組み合わせ、バリエーションは様々ありました。また、配列や向きを変えたものなどがあり、江戸時代には幕臣約150の家紋に用いられたと言われています。 有名なものは、甲斐源氏や信濃源氏一族に用いられた「割菱」、小笠原家の「三階菱」などです。武家の使用者は他に、高杉晋作、松前氏、武田氏、市橋氏、三好氏、大内氏、山口氏などです。

スポンサードリンク

三菱マークの起源は「三階菱」と「三つ柏」だった

岩崎弥太郎が創立した「三菱」は、現在も自動車メーカーとして有名な企業ですね。誰もが知る三菱のロゴとなっているマークは、弥太郎の家紋である「三階菱紋」に土佐藩の藩主である山内家の家紋であった「三つ柏紋」を掛け合わせて誕生したものでした。

明治時代に誕生したこのロゴが、現在では誰もが知るマークとなっているのは凄いですよね。

スポンサードリンク

まとめ

「岩崎」という名字は各地の地名が由来になっていること、中でも甲斐国が有名な出処であることがわかりました。岩崎弥太郎のルーツも甲斐国で、彼が使用していた家紋が「三菱」マークの起源となっていました。

このように、現在誰もが知る有名な社章が歴史と関連していることがあるのも家紋の面白いところです。気になる社章があったら是非そのルーツなど由来について調べてみてくださいね。

スポンサードリンク

日本の苗字からみる家紋ランキング100

日本には十数万種類以上もの苗字があると言われています。そのほとんどは地名や地形が由来とされています。代表的な苗字100位から各苗字でよく使われていた家紋の情報をまとめております。是非チェックしてくださいね(^^♪

日本の苗字ランキング100から家紋の起源を探る

それでは、日本全国の家紋の占有率を見てみましょう。10大家紋と呼ばれる家紋と実際の使用ランキングは一致しているのでしょうか？

日本でよく使われている家紋ランキングTOP10

日本で一番多い家紋は何紋？って気になりませんか？というわけ絵人気でよく使われている家紋をトップ10で紹介します。

いかがでしょう？10位までに入っている10大家紋は8つでした！2つの紋が抜けていますね。10大家紋以外で10位内に入り込んでいたのは「梅紋」と「目結紋」でした。

スポンサードリンク

他にもあるぞ！超人気家紋コンテンツ