とうやの特徴・旬の時期は?北海道の奨励品種で滑らかな舌触りのもっちり系じゃがいも

みなさん料理でよく使われるじゃがいもには数十種類の品種があり、中でも今回は「とうや」という種類のじゃがいもに着目してみたいと思います。みなさんはとうやについてご存知ですか?

実は私はまだこの「とうや」というじゃがいもを食べたことがないのですが、北海道奨励のじゃがいもなんです。

では、まだあまり知られていないじゃがいもの品種「とうや」の特徴や旬の時期についてご紹介します。
 
画像引用:大地を守る会
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とうやってどんなじゃがいも?

「とうや」というじゃがいもを目にする機会はなかなか無いのではないでしょうか?私たちが普段スーパーで手に入れやすいじゃがいもは、男爵いもやメークインではないかと思います。

とうやの産地や旬、その歴史など詳しく見ていきましょう。

読み方 とうや
旬の時期 8月中旬~翌年1月下旬
主な生産地 北海道
種類 もっちり系じゃがいも

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特徴

とうやは丸型で芽が浅いので皮がむきやすく、煮崩れしにくいので煮物料理に向いています。比較的大きいサイズのものができやすい品種です。
果肉は黄色く、粉っぽくなくなめらかな舌触りでもっちりとしている特徴があります。男爵いもなどはほくほくとした食感ですが、とうやは粘り気があり舌触りの良さもポイントです。

男爵いもやキタアカリなどの粉質系のほくほく系じゃがいもはでんぷんを多く含むのですが、しっとりもっちり系のとうやはでんぷんを多く含みません。

とうやのでんぷん質はそのもっちり感を活かして、片栗粉やかまぼこ、餃子の皮の打ち粉として活用されています

歴史・由来

とうやは1981年に北海道の農業試験場で誕生し、その後1995年に品種登録されました。「とうや」という名前は、北海道にある洞爺湖(とうやこ)にちなんで付けられたそうです。

1992年には北海道の奨励品種として登録されたブランド力のあるじゃがいもです。

旬の時期

とうやは8月中旬~翌年1月下旬と、夏から冬という長い期間を旬としています。そのため生産地近くでは長期的に手に入れやすい品種ですが、生産量が男爵いもなど一般的なものに比べ少ないため、なかなか手に入れにくいじゃがいもです。

主な生産地

主な産地は北海道全域で、特に北海道南西部地域の道南での生産が盛んです。名前の由来となった洞爺湖もこの道南地域にあります。

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価格相場ってどのくらい?

とうやは、どのくらいの価格で販売されているのでしょうか?スーパーではなかなか目にすることはない品種ですが、今はネット通販でも購入することができます。

一度食べてみたい!という方は是非お取り寄せしてみてください。いろいろな品種を組み合わせた、じゃがいもの食べ比べができるセットもありますよ。

スーパー

生産地のスーパーではとうやも扱われているようです。4〜5個ので200〜300円ほどで販売されているようです。直接手に入らないという方は、ネット通販も利用してみてください。ではネットではいくらで販売されているのでしょうか?

ネット通販

とうやはネット通販でも購入することができます。価格は5kgで2,500円ほどで、更に大容量の10kgですと3,300円ほどで販売されています。

旬が8月からと、他の品種と比べて早く始まりますので、是非とうやの新じゃがを食べてみてください。しっとりもっちりとした舌触りが他のじゃがいもとは異なりますので、一度は食べる価値がありますよ。

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じゃがいも3種類・全55品種のまとめ

インカのめざめ、男爵イモ、キタアカリなど様々な品種があるじゃがいもですが、55品種を大きく分けて3種類にわけてまとめました。

  1. ほくほく系36品種
  2. もっちり系10品種
  3. しっとり系6品種

是非、知らない品種があればチェックしてみてくださいね。最近ではスーパーでも様々な種類が売られています。

ほくほく系36品種

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紫じゃがいも!シャドークイーンの特徴・旬の時期は?アントシアニンが多いほくほく系じゃがいもシャドークイーン スタールビーの特徴・旬の時期は?ねっとり食感の新品種|ほくほく系じゃがいもスタールビー ピンク色のノーザンルビーの特徴・旬の時期は?アントシアニンを含むほくほく系じゃがいもノーザンルビー
北海こがねの特徴・旬の時期は?金色の果肉でフライ用に作られたほくほく系じゃがいも北海こがね アンデスレッドの特徴・旬の時期は?表皮が赤い甘みのあるほくほく系じゃがいもアンデスレッド 三方原馬鈴薯の特徴・旬の時期は?静岡生まれのしっかりした甘みのあるほくほく系じゃがいも三方原馬鈴薯
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もっちり系10品種

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しっとり系6品種

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じゃがいもの栄養と期待できる5つの効果

じゃがいもの栄養成分表

じゃがいもは海外では主食となるため、主な成分はでんぷんです。その他にもビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB6も豊富に含んでいるため、フランスでは「大地のりんご」とも呼ばれています。
ジャガイモの栄養成分の中でも特徴的なのが、ビタミンCです。含有量はりんごの約5倍という驚異的な数値にも拘わらず、でんぷんに包まれているため、保存や加熱によっても成分が壊れにくいです。

エネルギー 76kcal
水分 79.8g
たんぱく質 1.6g
炭水化物 17.6g
カリウム 410mg
マグネシウム 20mg
リン 40mg
0.4mg
亜鉛 0.2mg
マンガン 0.11mg
ビタミンB1 0.09mg
ビタミンB2 0.03mg
ビタミンB6 0.18mg
ビタミンC 35mg
食物繊維総量 1.3g

食品成分表(可食部 100gあたり)

期待できる5つの効果

  1. 便秘
  2. 美容効果
  3. 美肌
  4. むくみ改善
  5. 免疫力を高める

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じゃがいもの保存方法|冷蔵・冷凍・常温での保存期間の目安はどのくらい?

実家からたくさん送ってきて1回では使い切れない・・・保存方法がわからないとお困りではありませんか?
じゃがいもの冷凍・冷蔵・常温に分けて保存方法をまとめてみました。

  • 冷蔵の保存期間:野菜室で6カ月、干しじゃがいもにして冷蔵室で1カ月
  • 冷凍の保存期間:1カ月
  • 常温の保存期間:3カ月

保存期間は目安になります。季節や保存環境によって保存期間が変わってきますので、必ず食べる前に目で確認してから調理するようにしましょう。

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おすすめの食べ方

では、舌触りを活かしたじゃがいも「とうや」の料理法について見ていきましょう。おすすめのレシピを3つご紹介します。

カレー

じゃがいもと言えばカレーです!定番の家庭料理ですが、とうやは比較的煮崩れしにくい品種なので煮る料理に向いています。しっとりと滑らかな舌触りでお子様にもおすすめですよ。
 

ポテトサラダ

じゃがいも料理の王道、ポテトサラダです。とうやはしっとりとしていて粘り気もありますので、口触りが良く非常になめらかな仕上がりになります。お弁当のおかずとしても重宝しますよ。

あえて全部潰さずに形を残しても、もっちりとしているので食べ応えがあっておすすめです。
 
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肉じゃが

ほっこりとした食感の肉じゃがもオススメです。お肉の旨味を含んだ煮汁がとうやによく染み込み、1日置くとまた更に美味しくなります。冷めても美味しい一品です。

男爵いもと違ってもっちりとしていますので、非常に口当たりがよいところが魅力ですね。

まとめ

じゃがいもの品種「とうや」についてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?北海道が奨励した、しっとりさが魅力のじゃがいもです。

収穫時期も長いので、なかなか直接手に入れることが難しいという方はネットを利用して一度食べてみてください。これまでにはない滑らかさにびっくりするはずです。いろいろな料理に使えるので、活用してみてくださいね。

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