コロールの特徴・旬の時期は?フランス生まれのもっちり系じゃがいも

じゃがいもには日本で誕生した品種や、南米で誕生し日本にやってきた品種など様々な国のじゃがいもがありますが、フランス生まれの「コロール」というじゃがいもをご存知ですか?

きっと初耳の方が多いこのコロールは、フランスでは一般的に食べられている品種のじゃがいもです。

私は海外旅行が好きで昔よくヨーロッパに行っていたのですが、現地のスーパーにはこれまで見たことのない野菜がたくさんありました。

今回は、フランス生まれのじゃがいも「コロール」の特徴や旬の時期について詳しくご紹介します。

画像引用:北の逸品・北海道

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コロールってどんなじゃがいも?

読み方 ころーる
旬の時期 9月〜翌4月
主な生産地 フランス・北海道
種類 もっちり系じゃがいも

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特徴

コロールは、洋梨のようにつるんとした形をしており、なめらかな表面でメイクイーンによく似ています。食感はもっちりとしていて舌触りも良く、煮崩れしにくい性質なので煮る料理に向いている品種です。

一番の特徴はなんといってもその味わいで、とてもクリーミーで甘みがあります。そこが人気の秘訣なのですが、コロールは長期保存が可能で、低温で保存するとその間に更に甘みがアップするのです。

フランスでは一般的に食べられているじゃがいもの一つですが、日本ではまだ生産量も少なく流通はあまりしていません。

引用:株式会社ジャパンポテト

歴史・由来

コロールはフランス生まれのじゃがいもです。ジェルミコパ社という会社で育種開発をした品種です。

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旬の時期

コロールは、日本では9月〜4月を旬とするじゃがいもです。一番瑞々しいタイミングで食べるのには9月の新じゃがシーズンがおすすめです。

後ほどご紹介させていただきますが、ネット注文でも購入することができますのでチェックしてみてください。

主な生産地

コロールはフランスでは一般的なじゃがいもとして流通していますが、日本ではまだ大量生産はされていません。しかし北海道では栽培していることろもあります

じゃがいもと言えばの北海道ですが、このコロールという品種は育てにくいことが原因であまり流通していません。

微妙な気温差や土質の違いに敏感で、同じ土地でも育ち方にバラつきが出てしまうのです。また、育っても収穫までいかないこともあるようです。

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価格相場ってどのくらい?

そんなコロールですが、いくらくらいで購入することができるのでしょうか?珍しい品種なのでなかなか手に入れるのが難しいかもしれませんが、スーパーの場合とネット通販の場合、それぞれの価格を見てみましょう。

スーパー

生産地の地域ではスーパーでも手に入れやすく、4個入りの袋がなんと100円で販売されているとこともあるようです!珍しい品種なのでこの価格はとてもお手頃ですよね。

希少性が高く直接手に入れるのが難しいという方には、ネット通販がおすすめです。手軽に注文することができますよ。

ネット通販

コロールはネット通販でお取り寄せすることができます。各サイトによって価格は異なりますが、5kg約4,500円で販売されていました。

発送は収穫時期に合わせた9月中旬ごろとのことですので、気になる方は是非チェックしてみてください。

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じゃがいも3種類・全55品種のまとめ

インカのめざめ、男爵イモ、キタアカリなど様々な品種があるじゃがいもですが、55品種を大きく分けて3種類にわけてまとめました。

  1. ほくほく系36品種
  2. もっちり系10品種
  3. しっとり系6品種

是非、知らない品種があればチェックしてみてくださいね。最近ではスーパーでも様々な種類が売られています。

ほくほく系36品種

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しっとり系6品種

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じゃがいもの栄養と期待できる5つの効果

じゃがいもの栄養成分表

じゃがいもは海外では主食となるため、主な成分はでんぷんです。その他にもビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB6も豊富に含んでいるため、フランスでは「大地のりんご」とも呼ばれています。
ジャガイモの栄養成分の中でも特徴的なのが、ビタミンCです。含有量はりんごの約5倍という驚異的な数値にも拘わらず、でんぷんに包まれているため、保存や加熱によっても成分が壊れにくいです。

エネルギー 76kcal
水分 79.8g
たんぱく質 1.6g
炭水化物 17.6g
カリウム 410mg
マグネシウム 20mg
リン 40mg
0.4mg
亜鉛 0.2mg
マンガン 0.11mg
ビタミンB1 0.09mg
ビタミンB2 0.03mg
ビタミンB6 0.18mg
ビタミンC 35mg
食物繊維総量 1.3g

食品成分表(可食部 100gあたり)

期待できる5つの効果

  1. 便秘
  2. 美容効果
  3. 美肌
  4. むくみ改善
  5. 免疫力を高める

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じゃがいもの保存方法|冷蔵・冷凍・常温での保存期間の目安はどのくらい?

実家からたくさん送ってきて1回では使い切れない・・・保存方法がわからないとお困りではありませんか?
じゃがいもの冷凍・冷蔵・常温に分けて保存方法をまとめてみました。

  • 冷蔵の保存期間:野菜室で6カ月、干しじゃがいもにして冷蔵室で1カ月
  • 冷凍の保存期間:1カ月
  • 常温の保存期間:3カ月

保存期間は目安になります。季節や保存環境によって保存期間が変わってきますので、必ず食べる前に目で確認してから調理するようにしましょう。

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おすすめの食べ方

クリーミーで甘みのあるコロールですが、どんな料理が合うのでしょうか?コロールを使ったおすすめレシピを3種類ご紹介します。

シチュー

しっとりとしており煮崩れしにくいコロールは、シチューとの相性が抜群です。もっちりとしたコロールがルーとよく絡み、体もあたたまる一品です。

甘みのあるじゃがいもですので野菜が得意でないお子様でも食べやすいですよ。

スープカレー

引用:coconomi

じゃがいもといえばカレーですが、スープカレーにすればコロールの甘さがルーに負けません。控えめなスープカレールーと、コロールみの甘みがほどよく混ざり合います。

比較的煮崩れしにくく、煮る料理に向いているので品種なのでおすすめです。皮も食べることができますのでむかずに調理しても良いでしょう。
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ハッセルバック

こちらの形をしたじゃがいも料理を見たことはありますか?ハッセルバックはスウェーデン発祥のじゃがいも料理なのですが、一見難しそうに見えて、切ってオーブンで焼くだけなので意外と簡単に出来る料理です。

細く切れ込みを入れたじゃがいもの間にベーコンを入れて焼くのですが、甘みあるコロールにベーコンの塩気と旨味が染み込み、相性抜群の一品です。

まとめ

フランス生まれのじゃがいも「コロール」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?日本では生産が多くなく、まだ知名度の低い品種ですが、そのクリーミーさと甘みは一度食べたらやみつきになる美味しさです。

旬の時期が比較的長く、ネット購入でしたら手に入れることもできますので、是非一度コロールの美味しさを味わってみてください。きっとこれまで食べたことのない新しいじゃがいもの味わいに驚くはずです。

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