じゃがいもの生産地NO.1といえば北海道ですが、外国産のじゃがいもも少しではありますが日本に入ってきていることをご存知ですか?
「デフラ」という品種もそのうちの一つで、フランス原産の大きなじゃがいもです。今回はこのデフラに注目したいと思います。
私は海外旅行が好きなのですが、フランスなどヨーロッパのマルシェ文化にとても憧れがあります。是非このデフラがマルシェに並んでいるフランスの風景を想像しながら読んでみてください。
それでは、フランス産じゃがいも「デフラ」の特徴や旬の時期についてご紹介します。
画像引用:北海道四季工房
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目次
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デフラってどんなじゃがいも?
読み方 | でふら |
旬の時期 | 12月下旬~2月中旬 |
主な生産地 | フランス |
種類 | しっとり系じゃがいも |
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特徴
デフラは表面がとてもなめらかで芽も浅いため皮がむきやすく、ずっしりと大きな粒のじゃがいもです。形はぷっくらとした楕円形をしており寸胴です。
皮は淡い黄色で果肉は白く、加熱しても変色しにくい品種で油料理にも向いています。味は甘みが少なくあっさりとしており、主張があまりないシンプルな味わいをしているので、味をしっかり付ける料理に合うじゃがいもです。
煮崩れしにくい性質なのでカレーやシチューなどの煮物料理としても扱いやすいです。しっとり系ではありますが粘り気は出ないので、ポテトサラダのようなほくほく食感を楽しむ料理にも使えるのがデフラです。
フランス原産のじゃがいもでフランスでは一般的に食べられている品種ですが、日本ではまだあまり流通しておらず生産も少ない品種です。
歴史・由来
デフラはGermicopa社というフランスの会社で育成された品種です。日本への導入は、株式会社ジャパンポテトという会社によって行われています。
2010年に品種登録されたばかりで比較的新しく登場したじゃがいもです。
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旬の時期
デフラは12月下旬~2月中旬の寒い時期を旬としています。晩生種なので収穫の時期が遅く、そのため一つ一つが大きい粒に育ちます。
主な生産地
デフラは主にフランスで生産されています。2010年に品種登録されたばかりの新しい品種であることもあり、日本での生産量はごく少量ですが北海道で栽培されています。
価格相場ってどのくらい?
そんな希少性の高いデフラですが、いくらくらいで購入することができるのでしょうか?
まだまだ流通しておらず珍しい品種なので、地域によってはなかなか手に入れるのが難しいかもしれませんが、スーパーの場合とネット通販の場合、それぞれの価格を見てみましょう。
スーパー
日本国内の生産地である北海道ではスーパーでも手に入れやすく、だいたい1kg200円ほどで販売されています。直接手に入れるのが難しいという方は、通販でしたら北海道からお取り寄せすることができますよ。
ネット通販
デフラはネット通販で販売されています。各サイトによっても価格は異なりますが、5kg4,500円ほどでした。出荷は9月中旬〜4月となっており、在庫がなくなり次第終了とのことですので、
興味のある方は旬の時期よりも事前にチェックしてみてくださいね。
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じゃがいも3種類・全55品種のまとめ
インカのめざめ、男爵イモ、キタアカリなど様々な品種があるじゃがいもですが、55品種を大きく分けて3種類にわけてまとめました。
- ほくほく系36品種
- もっちり系10品種
- しっとり系6品種
是非、知らない品種があればチェックしてみてくださいね。最近ではスーパーでも様々な種類が売られています。
ほくほく系36品種
もっちり系10品種
シェリー | でじま | シンシア |
メイクイーン | とうや | ジョアンナ |
インカのひとみ | コロール | アイユタカ |
ベニアカリ |
しっとり系6品種
はるか | レッドムーン | ニシユタカ |
こがね丸 | アローワ | デフラ |
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じゃがいもの栄養と期待できる5つの効果
じゃがいもの栄養成分表
じゃがいもは海外では主食となるため、主な成分はでんぷんです。その他にもビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB6も豊富に含んでいるため、フランスでは「大地のりんご」とも呼ばれています。
ジャガイモの栄養成分の中でも特徴的なのが、ビタミンCです。含有量はりんごの約5倍という驚異的な数値にも拘わらず、でんぷんに包まれているため、保存や加熱によっても成分が壊れにくいです。
エネルギー | 76kcal |
水分 | 79.8g |
たんぱく質 | 1.6g |
炭水化物 | 17.6g |
カリウム | 410mg |
マグネシウム | 20mg |
リン | 40mg |
鉄 | 0.4mg |
亜鉛 | 0.2mg |
マンガン | 0.11mg |
ビタミンB1 | 0.09mg |
ビタミンB2 | 0.03mg |
ビタミンB6 | 0.18mg |
ビタミンC | 35mg |
食物繊維総量 | 1.3g |
食品成分表(可食部 100gあたり)
期待できる5つの効果
- 便秘
- 美容効果
- 美肌
- むくみ改善
- 免疫力を高める
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じゃがいもの保存方法|冷蔵・冷凍・常温での保存期間の目安はどのくらい?
実家からたくさん送ってきて1回では使い切れない・・・保存方法がわからないとお困りではありませんか?
じゃがいもの冷凍・冷蔵・常温に分けて保存方法をまとめてみました。
- 冷蔵の保存期間:野菜室で6カ月、干しじゃがいもにして冷蔵室で1カ月
- 冷凍の保存期間:1カ月
- 常温の保存期間:3カ月
保存期間は目安になります。季節や保存環境によって保存期間が変わってきますので、必ず食べる前に目で確認してから調理するようにしましょう。
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おすすめの食べ方
では、シンプルな味わいのデフラにはどんな料理が合うのでしょうか?デフラを使ったおすすめレシピを3種類ご紹介します。
シチュー
しっとりとしており煮崩れしにくいデフラは、シチューとの相性が抜群です。ねっとりとしたデフラがルーとよく絡み、体もあたたまる一品です。
あっさりとした味わいのじゃがいもなので、濃いめの味のルーと絡みほどよい味でいただけます。加熱すると少しほくほく感もでますので、しっとりしつつほくほくとした食感のデフラを堪能してみてください。
ラクレット
日本でもレクレット用の薄いチーズも販売されており、薄切りして両面を焼いたフライパンにチーズをのせ溶かすだけなので簡単にできますよ。あっさりとした味わいのデフラとチーズの塩気がマッチするおもてなし向けレシピです。
ハッセルバック
細く切れ込みを入れたじゃがいもの間にベーコンを入れて焼くのですが、デフラにベーコンの旨味が染み込み相性抜群の一品です。デフラは粒が大きいため、満足感を得られるボリュームに仕上がります。
まとめ
フランス原産のじゃがいも「デフラ」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?地域によっては流通がほとんどないため、手に入れることが難しいかもしれませんが、機会がありましたら是非世界のじゃがいもを試してみてくださいね。
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