みなさんは「マチルダ」という品種のじゃがいもを食べたことはありますか?あまり耳にしないじゃがいもかと思いますが、マチルダはスウェーデン生まれのじゃがいもです。
私はじゃがいもをよく料理に使うのですが、スウェーデン生まれのハッセルバックというじゃがいも料理が凄く好きなので、いつか一度マチルダを使って作ってみたいと思っています。
今回は、そんなスウェーデン生まれのじゃがいも「マチルダ」の特徴や旬の時期についてご紹介します。
画像引用:アグデパンケ農園
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目次
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マチルダってどんなじゃがいも?
ご存知ない方も多い「マチルダ」ですが、一体どのようなじゃがいもなのでしょうか?その特徴について詳しく見ていきましょう。
読み方 | まちるだ |
旬の時期 | 11月〜翌3月 |
主な生産地 | スウェーデン・北海道 |
種類 | ほくほく系じゃがいも |
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特徴
マチルダは一般的な男爵いもと比較すると小ぶりのじゃがいもで、キウイフルーツのような楕円形をしています。
芽は浅く凸凹ではないですが、表面にうろこ状のざらつきがあるのが特徴です。果肉は白色をしており、栽培年の気候によって肉質に変化が出ます。
あまり気温の上がらなかった年はやや粉質になり、暑かった年はねっとり系になるようです。気候の影響を受けやすい繊細なじゃがいもですね。
品質はとても良いとされ、煮崩れしにくいので煮物料理を始めとする様々な料理に向いていますが、糖分を多く含んでいるため油料理では焦げやすいようです。
食感はほくほくとしており、小粒でも十分に美味しいとされています。
歴史・由来
マチルダはスウェーデンのSvalof社という会社がが育成した品種を、1960年にホクレン農業協同組合連合会が検疫輸入したもので、その後調査や試験を経て1993年に北海道の奨励品種に認定されました。
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旬の時期
マチルダは11月初旬から旬の時期が始まり、畑が雪に覆われる11月末までが収穫のピークとなっています。その後貯蔵されたものが3月頃まで出回り、貯蔵されたマチルダは更に甘みを増します。
主な生産地
マチルダはスウェーデンのじゃがいもですが、日本では北海道で生産されています。上記でもお話したように秋が収穫時期となっており、寒い冬の時期は貯蔵期間となります。
価格相場ってどのくらい?
そんなマチルダですが、いくらくらいで購入することができるのでしょうか?珍しい品種なので地域によってはなかなか手に入れるのが難しいかもしれませんが、スーパーの場合とネット通販の場合、それぞれの価格を見てみましょう。
スーパー
生産地の地域ではスーパーでも手に入れやすく、だいたい4〜5個入り200円〜250円ほどで販売されています。直接手に入れるのが難しいという方は、通販でしたら手軽にお取り寄せすることができますよ。
ネット通販
マチルダはネット通販で販売されています。各サイトによって価格は異なりますが、5kg5,000円、10kg7,000円でした。農家さんから直送してもらえるサイトもありますので、興味のある方は是非チェックしてみたくださいね。
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じゃがいも3種類・全55品種のまとめ
インカのめざめ、男爵イモ、キタアカリなど様々な品種があるじゃがいもですが、55品種を大きく分けて3種類にわけてまとめました。
- ほくほく系36品種
- もっちり系10品種
- しっとり系6品種
是非、知らない品種があればチェックしてみてくださいね。最近ではスーパーでも様々な種類が売られています。
ほくほく系36品種
もっちり系10品種
シェリー | でじま | シンシア |
メイクイーン | とうや | ジョアンナ |
インカのひとみ | コロール | アイユタカ |
ベニアカリ |
しっとり系6品種
はるか | レッドムーン | ニシユタカ |
こがね丸 | アローワ | デフラ |
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じゃがいもの栄養と期待できる5つの効果
じゃがいもの栄養成分表
じゃがいもは海外では主食となるため、主な成分はでんぷんです。その他にもビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB6も豊富に含んでいるため、フランスでは「大地のりんご」とも呼ばれています。
ジャガイモの栄養成分の中でも特徴的なのが、ビタミンCです。含有量はりんごの約5倍という驚異的な数値にも拘わらず、でんぷんに包まれているため、保存や加熱によっても成分が壊れにくいです。
エネルギー | 76kcal |
水分 | 79.8g |
たんぱく質 | 1.6g |
炭水化物 | 17.6g |
カリウム | 410mg |
マグネシウム | 20mg |
リン | 40mg |
鉄 | 0.4mg |
亜鉛 | 0.2mg |
マンガン | 0.11mg |
ビタミンB1 | 0.09mg |
ビタミンB2 | 0.03mg |
ビタミンB6 | 0.18mg |
ビタミンC | 35mg |
食物繊維総量 | 1.3g |
食品成分表(可食部 100gあたり)
期待できる5つの効果
- 便秘
- 美容効果
- 美肌
- むくみ改善
- 免疫力を高める
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じゃがいもの保存方法|冷蔵・冷凍・常温での保存期間の目安はどのくらい?
実家からたくさん送ってきて1回では使い切れない・・・保存方法がわからないとお困りではありませんか?
じゃがいもの冷凍・冷蔵・常温に分けて保存方法をまとめてみました。
- 冷蔵の保存期間:野菜室で6カ月、干しじゃがいもにして冷蔵室で1カ月
- 冷凍の保存期間:1カ月
- 常温の保存期間:3カ月
保存期間は目安になります。季節や保存環境によって保存期間が変わってきますので、必ず食べる前に目で確認してから調理するようにしましょう。
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おすすめの食べ方
では、ほくほくとしたシンシアにはどんな料理が合うのでしょうか?シンシアのおすすめレシピを3種類ご紹介します。
ハッセルバック
細く切れ込みを入れたじゃがいもの間にベーコンを入れて焼くのですが、アンデスレッドにベーコンの旨味が染み込み相性抜群の一品です。
スウェーデンのじゃがいもでスウェーデンの料理を作ってみるのは本格的ですよね。形が面白いじゃがいも料理なので一度試してみてください。
フライドポテト
揚げ物は大変という方は、フライパンに薄く油を敷いて焼くように揚げると後処理も簡単ですよ。
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オリーブオイル焼き
引用:農pro
ほくほくとしているのであえて大きめに切り、その舌触りを楽しんでみてください。
まとめ
スウェーデンじゃがいも「シンシア」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?これまでこの品種を知らなかったという方も多いかと思いますが、貯蔵後の甘みは強くほくほくと美味しいじゃがいもです。
お取り寄せもできますので、是非世界のじゃがいもを楽しんでみてください。シンプルな味付けでも風味豊かできっとその美味しさに驚きますよ。
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