建築紋まとめ4選!家紋の種類一覧で解説

建築紋まとめ4選

庵は茅などの草木で作った簡単な小屋のことで、農作業や行軍の休憩所として好まれました。庵紋は家そのもののような形で2本柱に屋根が付いており、発祥は不明とされています。

江戸時代以降に使用されるようになり、庵単体ではなく、他の紋と組み合わせたものが多く用いられました。丸で囲んだ丸に変わり庵や、庵の中に鶴や柏など生き物を入れたものも存在しました。その中でも一番多く使用されていたのは庵木瓜(いおりもっこう)です。庵紋の半数がこの庵木瓜であったと言われています。

使用家には、工藤氏、伊藤氏、伊東氏、曽我氏などがあります。特に工藤氏が庵木瓜を用い、木瓜を木工とかけ合わせ、職名が強調されていました。

井桁

井桁は、井戸の周りを取り囲む地上にある枠のことを指します。これを指す言葉んで他に「井筒」がありますが、家紋としては少し異なる別ものです。

井桁は菱形なのに対し、井筒は正方形のものを表しています。井桁紋は江戸時代に普及しはじめ、名字に「井」のつく井上氏、石井氏、酒井氏、井出氏などの家紋として用いられていました。

菱形の井桁には様々なバリエーションがあり、一番シンプルな井桁は井上氏の家紋でした。丸で囲んだ丸に井桁や、縁取りのみで中が白い影井桁、二重に重なった重ね井桁、立体的な唐井桁などがあります。

また、井桁を家紋に用いた戦国武将家には、夏目氏、高城氏、沢氏、井地知氏などがあります。

井筒

井筒とは井戸を囲む木組みの枠のことで、井筒紋のほかに「井桁(いげた)紋」もありますが、井筒紋は正方形のもの、井桁紋は菱形に変形したものと区別されています。

人々の生活に水は欠かせず、水の湧く場所は神聖とされることから家紋にも用いられるようになりました。静岡県での使用が非常に多く、使用率は1割ほです。

太い線で形どった平井筒や、2つの井が重なったような花形井筒、3つの井がばらばらに配置されている三つ寄せ井筒などがあります。

使用家は、井田氏、井出氏、今井氏、石井氏、井上氏など、名字に「井」の付く家系に多く見られます。文様としては信仰的な意義で用いられました。

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鳥居

鳥居紋は神社の鳥居そのものを表したもので、元々は神に供える鶏の止まり木が由来となっています。名字にちなんで鳥居氏や、神職にかかわる家系・氏子などに多く用いられていました。

鳥居紋は鳥居のみを描いたものもあれば、雀や鳩などの鳥を添えたり、竹や文字などと組み合わせたものも多く、バリエーションは豊富です。丸に神宮鳥居や、鳥居垣に三つ巴、鳥居に鳩、玉垣鳥居などがあります。

使用者は、清和源氏義光流の山本氏、窪田氏、宇都宮氏族の大久保氏、宇都宮氏、朝岡氏などです。また、「見聞諸家紋」には位田氏は鳥居に鳩、羽継原合戦記」にも八幡社の神主である宮崎氏も同じ鳥居に鳩を用いています。

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家紋を7つの分類で170種類まとめて解説!

家紋は25,000以上あるとも言われますが、実際には替紋や女紋などが出てきて以降は正確な数が計測不可能になってきています。代表的な7つの分類で170種類を解説していきます。

植物をモチーフにした家紋(66種類)

葵紋麻紋朝顔紋葦紋菖蒲紋虎杖紋銀杏紋稲紋梅紋梅鉢紋瓜紋車前草紋沢瀉紋杜若紋梶の葉紋柏紋片喰紋唐草紋唐花紋桔梗紋菊紋桐紋葛紋梔子紋胡桃紋河骨紋桜紋笹紋棕櫚紋水仙紋杉紋芒紋菫紋大根紋竹紋橘紋茶の実紋丁子紋蔦紋椿紋鉄仙紋梛紋梨紋薺紋撫子紋南天紋萩家紋蓮紋花角紋花菱紋上りバラ藤紋柊紋瓢紋瓢箪家紋藤紋牡丹紋松紋茗荷紋木瓜紋楓紋桃紋百合紋蘭紋龍胆紋連翹紋

動物をモチーフにした家紋(16種類)

板屋貝兎紋馬紋蟹紋亀紋雁金紋雀紋鷹の羽紋千鳥紋蝶紋角紋鶴紋蜻蛉紋鳩紋鳳凰紋龍紋

器物をモチーフにした家紋(54種類)

赤鳥紋筏紋錨家紋石紋糸巻紋団扇紋扇紋垣根紋額紋笠紋金輪紋兜紋鎌紋釜敷紋鐶紋木紋杵紋杏葉紋釘抜き紋轡紋久留子紋車紋鍬形紋琴柱家紋駒紋独楽紋算木紋地紙紋筋違紋鈴紋銭紋宝結び紋玉紋千切り紋提盤紋槌紋鼓紋熨斗紋羽子板紋羽箒紋袋紋船家紋分銅紋幣紋瓶子家紋帆紋枡紋守紋餅家紋矢紋・矢筈紋立鼓紋輪宝紋蝋燭紋綿紋

幾何学模様をモチーフにした家紋(15種類)

糸輪紋鱗紋角紋亀甲紋源氏香紋七宝紋蛇の目紋巴紋引両紋菱紋松皮菱村濃紋目結紋輪紋輪違い紋

自然をモチーフにした家紋(11種類)

稲妻紋朧紋霞紋雲紋州浜紋月紋浪紋日足紋星紋山紋・山形紋雪紋・雪輪紋

建築をモチーフにした家紋(4種類)

庵紋井桁紋井筒紋鳥居紋

文字をモチーフにした家紋(4種類)

角字紋字紋万字紋卍紋

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