【家紋】瓢箪(ひょうたん)の意味・由来を解説!植物紋の一種

現代では「瓢箪(ひょうたん)」を見る機会はあまりありませんが、かつては中に水を入れたり、魔除け効果もあるとされていました。

瓢箪紋」もそのような効果があるとされ、縁起が良いものとして家紋に用いられていました。

今回は、「瓢箪紋」の意味・由来・種類や、家紋として使用していたとされる豊臣秀吉についてご紹介いたします。

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瓢箪紋の意味・由来とは?

読み方 ひょうたんもん
家紋の分類 植物紋
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瓢箪は、かつては水や酒を入れる容器として使用されていたほか、神霊が宿り、魔除けや開運に効果がある植物とされていました。

また、「子孫繁栄」の意味も持っており、縁起の良いものとして扱われていました。瓢箪紋は「瓢(ひさご)紋」とも言います。

家紋としては豊臣秀吉が「一つ瓢箪」を馬印に用いたことがきっかけとなって普及し、その後家紋に使用する家が増えたと言われています。

瓢紋はくびれた形に愛嬌があることも人気の要因で、使用者は秀吉の他に、木下氏や中村氏などがあります。

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瓢箪紋の種類いろいろまとめて解説

丸に一つ瓢

並び瓢

二つ瓢の丸

三つ追い瓢

に瓢木瓜

中陰五つ成瓢

千成瓢

一つ瓢の丸

瓢紋には様々なバリエーションがあります。どれも瓢そのものをモチーフとしたもので、そのまま描かれているものが多くあります。

1つから8つほどの瓢をモチーフとしていますが、中には「千成瓢」のように無数の瓢を表現したものがあります。

また、「丸に瓢木瓜」のように「木瓜紋」と掛け合わせたものもあります。どれも愛嬌のあるデザインですね。

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豊臣秀吉の家紋はひょうたん?

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先ほども登場した「千成瓢」ですが、秀吉が馬印として使用したものでもあります。馬印とは、戦場において大将のそばに立てて目じるしとした武具のことを指します。

秀吉は瓢箪好きで、瓢箪をコレクションしていたという話もあります。

上記の記事では秀吉の家紋について詳しくご紹介していますので、合わせてチェックしてみましょう!

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まとめ

瓢箪を使用した「瓢箪紋」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

秀吉も馬印に使用していた瓢箪は、子孫繁栄など縁起の良い意味合いが込められた人気の紋でもありました。

かつては家紋に縁起の良さや吉祥の意味を持つものがとても良いとされており、他にもそのような意味合いで使用された紋が多数ありますので、是非他の紋についてもチェックしてみてくださいね。

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