インカパープルの特徴・旬の時期は？北海道のほくほく系じゃがいも |

さつまいもには、一般的な黄色をしたものと紫色をした紫芋がありますが、じゃがいもにも紫色の品種があることをご存知ですか？

普段料理によく使っているのは、果肉が黄色をしたじゃがいもかと思いますが、今回着目するのは紫色をしたじゃがいも「インカパープル」です。

私はじゃがいもの中で「インカのめざめ」が一番好きなのですが、名前が似ているこちらのインカパープルはこれまで出会ったことのない品種でした。珍しく手に入れづらいじゃがいもの一つです。

それでは、紫色をしたじゃがいも「インカパープル」の特徴や旬の時期についてご紹介します。

画像引用：じゃがいも品種詳説

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インカパープルってどんなじゃがいも？

読み方	いんかぱーぷる
旬の時期	9月下旬～11月下旬
主な生産地	北海道
種類	ほくほく系じゃがいも

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特徴

インカパープルは、皮も果肉も紫色をした品種のじゃがいもです。皮の方が果肉よりも濃い色をしていますが、この紫を作っているのは体にも良いとされている「アントシアニン」です。

でんぷん量は、ほくほく食感代表の男爵いもよりも含有量が多く、同じようにインカパープルもほくほくとした食感をしています。

比較的煮崩れしにくいので煮物料理をはじめとする様々な料理に活用できるじゃがいもですが、揚げ物にはあまり向いていないようです。

加熱すれば皮も食べることができますが、紫色の元となっているアントシアニンは水溶性成分のため、茹でると色が抜け出してしまいます。この色を残して料理するのであれば、蒸しや電子レンジなどでの加熱がおすすめです。

紫色を作っているアントシアニンは、ナスやブルーベリーにも含まれる天然の色素で、体に良いとされるポリフェノールの一種と言われています。

アントシアニンには健康効果があり、視覚機能を改善する効果・眼病予防効果・メタボリックシンドロームを予防する効果・花粉症を予防する効果など、様々な効果があるとされています。健康を気にされている方にはおすすめしたいじゃがいもです。

歴史・由来

インカパープルは1990年に北海道の農業試験場で誕生した品種のじゃがいもです。その紫色をした見た目から、名前に「パープル」が付きました。

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旬の時期

インカパープルは、9月下旬〜11月下旬を旬の時期としています。

主な生産地

インカパープルの主な生産地は、じゃがいも生産量NO.１の北海道です。家庭菜園でも育てやすい品種なので、地域によってはホームセンターで種芋も販売されているようです。

価格相場ってどのくらい？

そんなインカパープルですが、いくらくらいで購入することができるのでしょうか？珍しい品種なので地域によってはなかなか手に入れるのが難しいかもしれませんが、スーパーの場合とネット通販の場合、それぞれの価格を見てみましょう。

スーパー

生産地の地域ではスーパーでも手に入れやすく、5個入りの袋が200円で販売されていました。直接手に入れるのが難しいという方は、通販でしたら手軽にお取り寄せすることができますよ。

ネット通販

インカパープルはネット通販でも販売されており、各サイトによって価格は異なりますが、5kg1,500円〜1,800円ほどでした。

珍しい品種で人気のため、在庫がなくなると販売終了になってしまうようですので、興味のある方は早めにチェックしてみてくださいね。

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じゃがいも3種類・全55品種のまとめ

インカのめざめ、男爵イモ、キタアカリなど様々な品種があるじゃがいもですが、55品種を大きく分けて3種類にわけてまとめました。

ほくほく系36品種
もっちり系10品種
しっとり系6品種

是非、知らない品種があればチェックしてみてくださいね。最近ではスーパーでも様々な種類が売られています。

ほくほく系36品種

インカのめざめ	男爵	キタアカリ
シャドークイーン	スタールビー	ノーザンルビー
北海こがね	アンデスレッド	三方原馬鈴薯
今金男爵	きたかむい	十勝こがね
マチルダ	ピルカ	下栗芋(二度芋)
グラウンドペチカ	インカルージュ	とよしろ
さやあかね	タワラヨーデル	ドラゴンレッド
さやか	キタムラサキ	わせしろ
ながさき黄金	サッシー	タワラマゼラン
スノーマーチ	ジャガキッズパープル	インカパープル
オホーツクチップ	スノーデン	紅丸
チェルシー	ムサマル	きたひめ

もっちり系10品種

シェリー	でじま	シンシア
メイクイーン	とうや	ジョアンナ
インカのひとみ	コロール	アイユタカ
ベニアカリ

しっとり系6品種

はるか	レッドムーン	ニシユタカ
こがね丸	アローワ	デフラ

じゃがいもの栄養と期待できる5つの効果

じゃがいもの栄養成分表

じゃがいもは海外では主食となるため、主な成分はでんぷんです。その他にもビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB6も豊富に含んでいるため、フランスでは「大地のりんご」とも呼ばれています。
ジャガイモの栄養成分の中でも特徴的なのが、ビタミンCです。含有量はりんごの約5倍という驚異的な数値にも拘わらず、でんぷんに包まれているため、保存や加熱によっても成分が壊れにくいです。

エネルギー	76kcal
水分	79.8g
たんぱく質	1.6g
炭水化物	17.6g
カリウム	410mg
マグネシウム	20mg
リン	40mg
鉄	0.4mg
亜鉛	0.2mg
マンガン	0.11mg
ビタミンB1	0.09mg
ビタミンB2	0.03mg
ビタミンB6	0.18mg
ビタミンC	35mg
食物繊維総量	1.3g

食品成分表(可食部 100gあたり)

期待できる5つの効果

便秘
美容効果
美肌
むくみ改善
免疫力を高める

じゃがいもの保存方法|冷蔵・冷凍・常温での保存期間の目安はどのくらい？

実家からたくさん送ってきて１回では使い切れない・・・保存方法がわからないとお困りではありませんか？
じゃがいもの冷凍・冷蔵・常温に分けて保存方法をまとめてみました。

冷蔵の保存期間：野菜室で６カ月、干しじゃがいもにして冷蔵室で１カ月
冷凍の保存期間：１カ月
常温の保存期間：３カ月

保存期間は目安になります。季節や保存環境によって保存期間が変わってきますので、必ず食べる前に目で確認してから調理するようにしましょう。

まとめ

紫色が特徴のじゃがいも「インカパープル」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか？外も中も紫色をしたインカパープルは、その色を活かして色鮮やかな料理を作れる珍しい品種のじゃがいもです。

なかなか直接手に入れることが難しいという方は、ネットでのお取り寄せもできますので是非活用してみてくださいね。

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