じゃがいもには、男爵いものようにほくほくとした食感のものと、メイクイーンのようにしっとりとした食感のものがありますが、どちらの方が好みですか?
今回ご紹介するのはしっとり派の「でじま」という品種のじゃがいもです。でじまと言うと地名で聞き覚えがあるのではないでしょうか。
私の住んでいる地域は、じゃがいもの生産地ではないのでいろいろな種類に出会うことが難しいのですが、どうやらこちらのでじまはネットでお取り寄せもできるそうなので気になっています。
それでは、じゃがいもの品種「でじま」の特徴や旬の時期についてご紹介します。
画像引用:Ragri
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目次
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でじまってどんなじゃがいも?
読み方 | でじま |
旬の時期 | 11月〜6月 |
主な生産地 | 長崎県 |
種類 | もっちり系じゃがいも |
引用:株式会社太陽野菜
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特徴
でじまは大きい粒の品種から生まれたじゃがいものため、比較的大粒なものが多いですが粒揃いはあまり良くなく、男爵いものような丸い形をしています。
表面のでこぼこが少なく、つるりとしているので見た目が綺麗なじゃがいもとしても知られています。芽も浅いので下処理もしやすく、扱いやすい品種です。
皮も果肉もクリーム色をしており、でんぷんの含有量が豊富で、もっちりしっとりとした食感をしています。そのため煮崩れしにくく、煮物料理をはじめとするさまざまな料理に使うことのできるじゃがいもです。
その味はコクと甘みがあり、加熱することで滑らかな舌触りになります。もっちり系のため、口に入れた時の感触が非常に良いです。地域によっては春と秋の2度収穫できるのですが、春作と秋作でも味に若干の差が出ると言われています。
歴史・由来
でじまは、北海道の農業試験場で1962年に誕生したじゃがいもで、その後長崎県で育成され、1971年に品種登録されました。
誕生当時、見た目と味の良さから主力品種としてたくさん生産されており、「でじま」という名前は、長崎県の出島地区から取り命名されたそうです。
旬の時期
でじまは、11月〜6月と長い期間を旬の時期としています。地域によっては春作と秋作の2度収穫する二毛作が可能な場合もあります。
じゃがいもは基本的に年1度の収穫なので、二毛作できる品種は珍しいです。
主な生産地
でじまの主な生産地は長崎県で、暖かい地域での栽培に向いています。
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価格相場ってどのくらい?
そんなでじまですが、いくらくらいで購入することができるのでしょうか?珍しい品種なので地域によってはなかなか手に入れるのが難しいかもしれませんが、スーパーの場合とネット通販の場合、それぞれの価格を見てみましょう。
スーパー
生産地の地域ではスーパーでも手に入れやすく、5個入の袋が150〜200円で販売されていました。直接手に入れるのが難しいという方は、通販でしたら手軽にお取り寄せすることができますよ。
ネット通販
でしまはネット通販でも販売されており、各サイトによって価格は異なりますが、5kg3,580円で販売されていました。
また、手軽にお試しできる1kgは250円でした。珍しい品種ですので、興味のある方はチェックしてみてくださいね。
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じゃがいも3種類・全55品種のまとめ
インカのめざめ、男爵イモ、キタアカリなど様々な品種があるじゃがいもですが、55品種を大きく分けて3種類にわけてまとめました。
- ほくほく系36品種
- もっちり系10品種
- しっとり系6品種
是非、知らない品種があればチェックしてみてくださいね。最近ではスーパーでも様々な種類が売られています。
ほくほく系36品種
もっちり系10品種
シェリー | でじま | シンシア |
メイクイーン | とうや | ジョアンナ |
インカのひとみ | コロール | アイユタカ |
ベニアカリ |
しっとり系6品種
はるか | レッドムーン | ニシユタカ |
こがね丸 | アローワ | デフラ |
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じゃがいもの栄養と期待できる5つの効果
じゃがいもの栄養成分表
じゃがいもは海外では主食となるため、主な成分はでんぷんです。その他にもビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB6も豊富に含んでいるため、フランスでは「大地のりんご」とも呼ばれています。
ジャガイモの栄養成分の中でも特徴的なのが、ビタミンCです。含有量はりんごの約5倍という驚異的な数値にも拘わらず、でんぷんに包まれているため、保存や加熱によっても成分が壊れにくいです。
エネルギー | 76kcal |
水分 | 79.8g |
たんぱく質 | 1.6g |
炭水化物 | 17.6g |
カリウム | 410mg |
マグネシウム | 20mg |
リン | 40mg |
鉄 | 0.4mg |
亜鉛 | 0.2mg |
マンガン | 0.11mg |
ビタミンB1 | 0.09mg |
ビタミンB2 | 0.03mg |
ビタミンB6 | 0.18mg |
ビタミンC | 35mg |
食物繊維総量 | 1.3g |
食品成分表(可食部 100gあたり)
期待できる5つの効果
- 便秘
- 美容効果
- 美肌
- むくみ改善
- 免疫力を高める
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じゃがいもの保存方法|冷蔵・冷凍・常温での保存期間の目安はどのくらい?
実家からたくさん送ってきて1回では使い切れない・・・保存方法がわからないとお困りではありませんか?
じゃがいもの冷凍・冷蔵・常温に分けて保存方法をまとめてみました。
- 冷蔵の保存期間:野菜室で6カ月、干しじゃがいもにして冷蔵室で1カ月
- 冷凍の保存期間:1カ月
- 常温の保存期間:3カ月
保存期間は目安になります。季節や保存環境によって保存期間が変わってきますので、必ず食べる前に目で確認してから調理するようにしましょう。
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おすすめの食べ方
では、どんな料理がでじまに合うのでしょうか?でじまを使ったおすすめレシピを3種類ご紹介します。
ポトフ
引用:FOODIE
ゴロゴロ大きなにカットした他のお野菜も入れれば、これ一品でも十分に満足感のあるボリュームあるお料理です。
じゃがバター
もっちりした食感と舌触り、甘みを活かすのにじゃがバターはイチオシの料理です。溶けたバターがじゃがいもに染み込み、でじまの甘みとバターの塩気の相性抜群です。
煮崩れしにくいので茹でることも、電子レンジで加熱することもできます。シンプルな食べ方ですが、その分じゃがいもの元々の味を堪能することができる一品です。
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スープカレー
引用:coconomi
比較的煮崩れしにくい品種なのでカレーなどの煮物料理に向いているでじまは、加熱することでしっとりもっちりとした食感になりますよ。
まとめ
長崎県産のじゃがいも「でじま」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?地名としての「でじま」はご存知の方が多いかと思いますが、その名を取ったじゃがいもがあること、またその特徴などについてご紹介しました。
生産地が長崎県メインなので、お住まいの地域によっては全く見かけることのない品種ですが、ネットでのお取り寄せも可能ですので、是非一度そのもっちり感を味わってみてください。味も良く、いろいろな料理に使えるのでとても重宝しますよ。
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