じゃがいもにはいろいろな色の品種があることをご存知ですか?普段よく食べているじゃがいもは、皮が薄茶色をしていますが、中には紫色や黒色、まだら模様のものなど様々なものがあります。
今回は、淡い赤色が綺麗な「ベニアカリ」という品種のじゃがいもに着目したいと思います。聞いたことはあるでしょうか?北海道で生産されており、ほくほくとした食感のじゃがいもです。
私の住んでいる地域では、じゃがいもがあまり生産されていないので普段は男爵いもやメイクイーンなど一般的なじゃがいもを使っているのですが、このベニアカリはとても可愛い色をしているので、スーパーに並んでいたら頻繁に買ってしまいそうな品種です。
それでは今回は、皮が赤色のじゃがいも「ベニアカリ」の特徴や旬の時期についてご紹介します。
画像引用:メシ通
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目次
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ベニアカリってどんなじゃがいも?
読み方 | べにあかり |
旬の時期 | 5月下旬 |
主な生産地 | 北海道 |
種類 | ほくほく系じゃがいも |
引用:valornavi
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特徴
ベニアカリは皮がピンク色をしたじゃがいもで、皮の色に対し果肉は淡い黄色をしています。でんぷん質の含有量が男爵いもよりも多く、20%と豊富なため、加熱すると非常にほくほくとした食感になります。
皮は加熱すれば食べることができるため見た目も華やかで美味しい品種です。形は男爵いものように丸くころころとしており、芽が少なく浅いので下処理のしやすさが特徴として挙げられます。
ほくほく系のじゃがいもなので煮崩れしやすく、煮物料理にはあまり向きませんが、その食感を活かしてさまざまな料理に活用することができます。
現在の生産量はあまり多くありませんが、ホームセンターやネットでは種芋も販売されていますので、家庭菜園としても育てることができるようです。
歴史・由来
ベニアカリは1984年に北海道の農業試験場で誕生しました。はじめは澱粉への加工用として栽培されていましたが徐々に用途は変わり、見た目やその味の良さから1994年に「ベニアカリ」として品種登録されました。
ベニアカリという名前は、皮が紅色であることと、北海道の農業試験場がそれまでに育成してきたじゃがいもに「アカリ」と付けていたことにより決定したそうです。現在は以前と比べ生産量が減ってしまい、あまり流通していない品種です。
旬の時期
ベニアカリは、5月下旬頃を旬の時期としています。
主な生産地
ベニアカリの主な生産地は、じゃがいもと言えばの北海道です。生産のメインは北海道ですが、滋賀県など他の地域でも生産されています。
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価格相場ってどのくらい?
そんなベニアカリですが、いくらくらいで購入することができるのでしょうか?珍しい品種なので地域によってはなかなか手に入れるのが難しいかもしれませんが、スーパーの場合とネット通販の場合、それぞれの価格を見てみましょう。
スーパー
生産地の地域ではスーパーでも手に入れやすく、10個入の袋が120円で販売されていました。直接手に入れるのが難しいという方は、通販でしたら手軽にお取り寄せすることができますよ。
ネット通販
ベニアカリはネット通販でも販売されており、各サイトによって価格は異なりますが、5kg3,000円、10kg3,600円、20kg5,500円でした。
5kgと10kgの差が少なく、10kg購入すると非常にお買い得ですね。興味のある方は是非チェックしてみてください。
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じゃがいも3種類・全55品種のまとめ
インカのめざめ、男爵イモ、キタアカリなど様々な品種があるじゃがいもですが、55品種を大きく分けて3種類にわけてまとめました。
- ほくほく系36品種
- もっちり系10品種
- しっとり系6品種
是非、知らない品種があればチェックしてみてくださいね。最近ではスーパーでも様々な種類が売られています。
ほくほく系36品種
もっちり系10品種
シェリー | でじま | シンシア |
メイクイーン | とうや | ジョアンナ |
インカのひとみ | コロール | アイユタカ |
ベニアカリ |
しっとり系6品種
はるか | レッドムーン | ニシユタカ |
こがね丸 | アローワ | デフラ |
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じゃがいもの栄養と期待できる5つの効果
じゃがいもの栄養成分表
じゃがいもは海外では主食となるため、主な成分はでんぷんです。その他にもビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB6も豊富に含んでいるため、フランスでは「大地のりんご」とも呼ばれています。
ジャガイモの栄養成分の中でも特徴的なのが、ビタミンCです。含有量はりんごの約5倍という驚異的な数値にも拘わらず、でんぷんに包まれているため、保存や加熱によっても成分が壊れにくいです。
エネルギー | 76kcal |
水分 | 79.8g |
たんぱく質 | 1.6g |
炭水化物 | 17.6g |
カリウム | 410mg |
マグネシウム | 20mg |
リン | 40mg |
鉄 | 0.4mg |
亜鉛 | 0.2mg |
マンガン | 0.11mg |
ビタミンB1 | 0.09mg |
ビタミンB2 | 0.03mg |
ビタミンB6 | 0.18mg |
ビタミンC | 35mg |
食物繊維総量 | 1.3g |
食品成分表(可食部 100gあたり)
期待できる5つの効果
- 便秘
- 美容効果
- 美肌
- むくみ改善
- 免疫力を高める
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じゃがいもの保存方法|冷蔵・冷凍・常温での保存期間の目安はどのくらい?
実家からたくさん送ってきて1回では使い切れない・・・保存方法がわからないとお困りではありませんか?
じゃがいもの冷凍・冷蔵・常温に分けて保存方法をまとめてみました。
- 冷蔵の保存期間:野菜室で6カ月、干しじゃがいもにして冷蔵室で1カ月
- 冷凍の保存期間:1カ月
- 常温の保存期間:3カ月
保存期間は目安になります。季節や保存環境によって保存期間が変わってきますので、必ず食べる前に目で確認してから調理するようにしましょう。
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おすすめの食べ方
では、どんな料理がベニアカリに合うのでしょうか?ベニアカリを使ったおすすめレシピを3種類ご紹介します。
マッシュポテト
引用:中藪農園
じゃがいものほくほく感を活かす料理といえばマッシュポテトです。ベニアカリは煮崩れしやすいので、潰して形を残さない料理がも向いています。
全て潰しきらずあえて形を少し残すことで、ほくほくとした食感を楽しむことができますよ。
フライドポテト
引用:食べチョク
皮が赤色で綺麗なので、皮付きで揚げてみてください。揚げ物は大変という方は、フライパンに薄く油を敷いて焼くように揚げると後処理も簡単ですよ。
ラクレット
レクレット用の薄いチーズも販売されており、薄切りして両面を焼いたフライパンにチーズをのせ溶かすだけなので簡単にできますよ。ベニアカリの甘さとチーズの塩気がマッチするおもてなし向けレシピです。
まとめ
見た目が綺麗な北海道産のじゃがいも「ベニアカリ」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?皮ごと食べることができるため、その色を活かしていろいろな料理に使うことができます。
近場で手に入れるのが難しいという方は、ネットでもお取り寄せが出来ますので是非一度その味を味わってみてください。見た目も味も美味しいじゃがいもです。
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