じゃがいもは1年を通じてお料理によく使う野菜の一つですが、あまり知られていない種類もたくさんあることをご存知ですか?
今回着目するのは、フランス産のじゃがいもで「アローワ」という品種です。溶けるような食感と言われるアローワを食べてみたくありませんか?
私はいつも購入するのは男爵いもやメイクイーンなどの一般的なじゃがいもばかりなので、このアローワがいつでもスーパーにあればいいのにと思っています。
さて、それではフランス産のじゃがいも「アローワ」の特徴や旬の時期などについてご紹介します。
画像引用:ベジフルポケット
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目次
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アローワってどんなじゃがいも?
読み方 | あろーわ |
旬の時期 | 5月〜12月 |
主な生産地 | フランス |
種類 | しっとり系じゃがいも |
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特徴
アローワはフランス原産のじゃがいもで、見た目は楕円形でつるんとしており、肉質はやや粘り気がありねっとりしっとりとしています。
芽が浅く皮がむきやすいので下処理が簡単にでき、皮も果肉も淡い黄色をしています。あっさりとした味わいなので甘みが好きな方には少し物足りないかもしれませんが、調理しやすくフランスでは一般的なじゃがいもとして食べられています。
含まれるでんぷん量は少ないですが、煮崩れしにくいので煮物料理を始めとするさまざまな料理に活用できるじゃがいもです。加熱後は、しっとりそして少しほくほく感のある食感で、溶けるような舌触りでありながらあっさりしておりシンプルな味なので扱いやすいです。
サイズ感は割と大きく、成長が早いので春と秋の二度収穫することができ、じゃがいもの中では珍しい二毛作が可能な品種です。
しかし休眠期間が短いので、収穫後は温度の低い場所で保管しないとすぐに芽が出てしまうといった点もあります。特に春の収穫後は気温も上がるので、保存環境には注意が必要です。
歴史・由来
アローワはGermicopa社というフランスの会社が育成した品種です。2009年に品種登録されたばかりの比較的新しいじゃがいもで、日本では株式会社ジャパンポテトという外国産のじゃがいもを輸入している会社によって導入されています。
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旬の時期
アローワはじゃがいもでは珍しい二毛作ができる品種です。そのため旬の時期が長く、5月〜12月に食べることができます。
早期成長してくれるので早めの収穫ができ、同じ畑で1年に2度育てることができるのです。
主な生産地
アローワはフランスで一般的に食べられている品種の一つで、世界的にみた主な生産地はフランスですが、日本でも少し生産をしているところもあるようです。
フランスでは暖かい西南地方で豊富に生産されているのですが、日本でも同じく暖かい鹿児島県や関西地方で栽培が行われています。
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価格相場ってどのくらい?
アローワの生産量はごく少量なので、あまりスーパーで見かけることは無いかと思います。生産地ではスーパーでも販売されているようですが、時期によっては通販で販売されていますので、その価格を見てみましょう。
スーパー
生産地の地域ではスーパーでも手に入れやすく、7〜8個入りの袋が130円で販売されていました。生産地ということもあり、とても安いですよね。直接手に入れるのが難しいという方は通販でしたら手軽にお取り寄せすることができますよ。
ネット通販
アローワはネット通販で販売されています。日本では生産量の少ないじゃがいもなので販売サイトは少ないですが、鹿児島県産のものが5kg2,000円でした。地域によっては珍しい品種かと思いますので、興味のある方は是非チェックしてみてくださいね。
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じゃがいも3種類・全55品種のまとめ
インカのめざめ、男爵イモ、キタアカリなど様々な品種があるじゃがいもですが、55品種を大きく分けて3種類にわけてまとめました。
- ほくほく系36品種
- もっちり系10品種
- しっとり系6品種
是非、知らない品種があればチェックしてみてくださいね。最近ではスーパーでも様々な種類が売られています。
ほくほく系36品種
もっちり系10品種
シェリー | でじま | シンシア |
メイクイーン | とうや | ジョアンナ |
インカのひとみ | コロール | アイユタカ |
ベニアカリ |
しっとり系6品種
はるか | レッドムーン | ニシユタカ |
こがね丸 | アローワ | デフラ |
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じゃがいもの栄養と期待できる5つの効果
じゃがいもの栄養成分表
じゃがいもは海外では主食となるため、主な成分はでんぷんです。その他にもビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB6も豊富に含んでいるため、フランスでは「大地のりんご」とも呼ばれています。
ジャガイモの栄養成分の中でも特徴的なのが、ビタミンCです。含有量はりんごの約5倍という驚異的な数値にも拘わらず、でんぷんに包まれているため、保存や加熱によっても成分が壊れにくいです。
エネルギー | 76kcal |
水分 | 79.8g |
たんぱく質 | 1.6g |
炭水化物 | 17.6g |
カリウム | 410mg |
マグネシウム | 20mg |
リン | 40mg |
鉄 | 0.4mg |
亜鉛 | 0.2mg |
マンガン | 0.11mg |
ビタミンB1 | 0.09mg |
ビタミンB2 | 0.03mg |
ビタミンB6 | 0.18mg |
ビタミンC | 35mg |
食物繊維総量 | 1.3g |
食品成分表(可食部 100gあたり)
期待できる5つの効果
- 便秘
- 美容効果
- 美肌
- むくみ改善
- 免疫力を高める
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じゃがいもの保存方法|冷蔵・冷凍・常温での保存期間の目安はどのくらい?
実家からたくさん送ってきて1回では使い切れない・・・保存方法がわからないとお困りではありませんか?
じゃがいもの冷凍・冷蔵・常温に分けて保存方法をまとめてみました。
- 冷蔵の保存期間:野菜室で6カ月、干しじゃがいもにして冷蔵室で1カ月
- 冷凍の保存期間:1カ月
- 常温の保存期間:3カ月
保存期間は目安になります。季節や保存環境によって保存期間が変わってきますので、必ず食べる前に目で確認してから調理するようにしましょう。
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おすすめの食べ方
では、アローワにはどんな料理が合うのでしょうか?アローワのおすすめレシピを3種類ご紹介します。
シチュー
しっとりとしており煮崩れしにくいアローワは、シチューとの相性が抜群です。ねっとりとしたアローワがルーとよく絡み、体もあたたまる一品です。甘みのあるじゃがいもですので野菜が得意でないお子様でも食べやすいですよ。
ポテトサラダ
じゃがいも料理の王道、ポテトサラダです。アローワはしっとりホクホクとしていますので、口触りが良く非常になめらかな仕上がりになります。お弁当のおかずとしても重宝しますよ。
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コロッケ
まとめ
フランス産のじゃがいも「アローワ」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?これまで全くこの品種を知らなかった方も多いかと思いますが、生産地ではとてもリーズナブルに販売されており、地域によって認知度が大きく異なることがわかりました。
日本での生産量はまだまだ少ないですが、お取り寄せもできる品種ですので興味のある方は是非チェックしてみてくださいね、
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