谷田部ねぎの特徴・旬の時期|福井県の青ねぎ(葉ねぎ)ブランド品種に分類されるねぎ

100年以上の歴史があるねぎが福井県にあるのをご存知ですか?谷田部ねぎは歴史ある伝統的な野菜です。しかし、福井県の一部の気候や土壌でしか品質の良いものを作ることができず、生産者もさほど多くありません。

初めてみる人は、釣り針のように曲がった形に驚くでしょう。谷田部ねぎの美味しさの秘密はこの形にこそあります。今回は谷田部ねぎの特徴や、独特の栽培方法について紹介します。

(画像引用:FUKUI 若狭ONE web)

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谷田部ねぎってどんなねぎ?

読み方 やたべねぎ
食べる部分 葉・白根全て食べられる
産地 福井県小浜市谷田部
旬の時期 12月上旬~3月下旬

読み方

やたべねぎ

特徴

緑の葉と、白い白根に分かれているので一般的な白ねぎに近い見た目ですが、明らかに異なるのが根元が釣り針のように曲がった形です。谷田部ねぎは9月に種をまき、翌年の4月と8月に植え替えが必要です。8月にはあえて斜めに植え替えをすることで、葉は天に向かって伸び、この形が完成します。

一般的な白ねぎに比べて葉の肉質が柔らかいため、まっすぐ植えることができず、斜めに植える方法がとられています。土に埋まっている部分は柔らかく、甘みと粘りがある美味しい谷田部ねぎが完成します。気候や土質の関係で、同じ品種を栽培しても谷田部以外では谷田部ねぎほど良いものは栽培できません。手作業で2回の植え替え作業が必要など、手間がかかる栽培方法が必要で、生産者も多くないことから希少性も高いです。

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次のような機関に注目され、認定などを受けています。

  • 伝統の福井野菜振興協議会により「福井の伝統野菜」認定
  • スローフード協会国際本部(イタリア)の「味の箱舟」認定
  • 農林水産省の「地理的表示保護制度(GI)」に登録

海外や国からの注目度の高さがうかがえますね。

歴史・由来

谷田部ねぎは少なくとも、明治初期ごろには既に栽培が始まっていたのではないかと言われています。小浜市谷田部の土壌でなければ品質の良い谷田部ねぎを作ることができないため、現在では「谷田部ねぎ生産組合」が生産を受け継ぎ、14戸の農家が毎年約3トンの谷田部ねぎを生産しています。

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旬の時期

12月上旬~3月下旬

主な生産地

福井県小浜市谷田部

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おすすめの食べ方

谷田部ねぎは柔らかい食感で味は甘く、独特の粘りがあります。特に葉の部分に粘り気が多く、加熱するととろとろになります。一般的なねぎが苦手な人でも、どんどん箸が進む美味しさです。すき焼きなどの鍋に入れると、谷田部ねぎ独特の粘りと甘みを堪能できるでしょう。

また、福井県の郷土料理「ぬた」に入れるのも人気が高いですよ。若狭はサバの生産が盛んなので、サバを使ったぬたが有名です。塩でしめて酢に漬けたサバに、サッと茹でた谷田部ねぎを酢味噌で和えると完成します。

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まとめ

何も知らない人が見ると「規格外の訳アリ野菜かな?」と思うほど、谷田部ねぎは個性的な形をしています。生産数が限られているため流通が少ないですが、福井県外に住んでいてもいつか食べてみたい食材の1つです。伝統的な美味しい野菜として、これからも長く続いてほしいですね!