新里ねぎ(曲がりねぎ)の特徴・旬の時期|栃木県の白ねぎ(根深ねぎ)に分類されるねぎ

白ねぎといえば真っすぐで長く、スーパーに買い物に行くとかごから1つだけ飛び出ている姿が一般的なイメージですよね。栃木で生産されている曲がりねぎ(「新里ねぎ」とも呼ばれています)は、白根部分がぐにゃりと曲がった白ねぎです。個性的な形こそが、曲がりねぎの甘みや柔らかさを引き出す秘訣です。今回は栃木の特産品・曲がりねぎの特徴や美味しい食べ方について紹介します。

曲がりねぎってどんなねぎ?

読み方 まがりねぎ
食べる部分 全部
産地 栃木県宇都宮市新里町
旬の時期 12月から翌年3月頃まで

読み方

まがりねぎ

新里ねぎ(にっさとねぎ)と呼ばれることもあります。

特徴

名前の通り、白根部分が弓なりに曲がっている白ねぎです。

水分を含んだ後、乾燥すると固まってしまう粘土質の土壌で栽培しています。手作業で畑を耕していた時代には、深くまで土を掘るのが困難だったため、斜めに寝かせて土をかぶせて植え替えをしていたことから曲がりねぎが栽培されるようになりました。根っこは土の中で成長を続け、葉部分は上に伸びていくことで曲がった形が出来上がります。適度なストレスを与えることで、甘みと柔らかさが増し、美味しい曲がりねぎがとなります。

一般的なねぎと比べて葉は柔らかくて折れやすいです。葉の中の独特のぬめりが豊富です。農産物直売所や道の駅の売店などで高価格で取引され、幻のねぎと呼ばれることもあります。

歴史・由来

栃木の曲がりねぎは、江戸時代末期から採種・収穫まで生産地で行われており、もともとは自家消費用として栽培されていました。戦後に流通が増え、贈答用として利用される機会も増えたため栽培量が増えていきました。その後傷みにくく栽培しやすい品種のねぎが流通したために一度栽培量が減少しましたが、2010年ごろから価値が再認識されており、これからも継承できるよう努力が続けられています。

旬の時期

寒さが厳しくなり甘さが増す12月から翌年3月頃まで収穫・出荷されます。

主な生産地

栃木県宇都宮市新里町

「仙台曲がりねぎ」とは曲げた理由が違う?

仙台でも曲がりねぎが生産されています。仙台曲がりねぎの生産地の土壌は地下水位が高いため湿気が多く、ねぎの栽培には適していませんでした。しかし、栃木の曲がりねぎと同様、途中で一度ねぎを抜いて、斜めに植えなおすことで美味しい曲がりねぎの生産が可能となりました。

おすすめの食べ方

基本的にどのような料理にも合います。加熱すると、とろりとした甘みが増すので鍋物や焼き物にも最適です。ねぎをサッとゆでて酢味噌で和えたぬた和えも、曲がりねぎを存分に味わえる美味しい一品です。

まとめ

斜めに植え替える方法は苦肉の策でしたが、結果的に甘く、美味しいねぎが栽培できるようになりました。農家の人の工夫や知恵はすごいですね。流通量が少ないため、普通のスーパーで目にする機会は少ないですが、贈答用などとして利用されることも多いので大切な人へのお歳暮として使うのもおすすめです。