わけぎの特徴・旬の時期|広島県の青ねぎ(葉ねぎ)に分類されるねぎ

薬味などによく使われる青ねぎはどの家庭でも定番の野菜ですよね。よく混同される「わけぎ」は一見青ねぎに似ていますが、全く別の野菜で、2つを並べてよく観察すると見た目に違いもあります。風味や味も異なりますよ。

今回はわけぎの特徴を紹介します。わけぎを使った定番料理、「ぬた」の作り方にも触れているのでぜひご一読ください!

わけぎってどんなねぎ?

読み方 わけぎ
食べる部分 全体
産地 広島県
旬の時期 3月中旬頃から5月上旬頃・9月から11月

読み方

わけぎ

下記のように地方によって呼び方が異なることがあります。

  • 熊本県「一文字(ひともじ)」「人文字(ひともじ)」
  • 大分「千本(ちもと)」
  • 南九州「千本(せんもと)」
  • 沖縄「ビラ」

特徴

わけぎはねぎとたまねぎの雑種です。全体が食べられるところや一見青ねぎに似ていますが、根元のふくらみが特徴的で味や風味もねぎとは異なります。種はできず、球根で増えます。

生育の違いでは、玉ねぎが「タマネギ坊主」という花をつけるところに球根を付けます。主に西日本でよく作られており、東日本では「わけねぎ」と混同されていることが多いです。

歴史・由来

わけぎが日本に伝来した歴史などはよくわかっていませんが、原産地はギリシャといわれています。わけぎはねぎとタマネギの雑種という位置づけですが、ねぎの原産地は中央アジアや中国南部といわれているので、歴史をたどると全く別の野菜とも言えるでしょう。

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わけぎとねぎって何が違うの?

わけぎとねぎの大きな違いは増え方です。また、形なども比べてみると違いがよく分かります。味は良くも悪くも、ねぎより辛味やねぎ臭さがマイルドで独特の風味があります。

  わけぎ ねぎ
増え方 球根
ねぎより細い わけぎより太い
独特の風味・苦味・辛味が少ない どんな料理にも合う

わけぎとあさつきって何が違うの?

わけぎとあさつきは根元のふくらみなど外見も似ています。大きく異なるのは太さです。基本的にわかぎのほうが太いです。調理してしまったら見分けるのは困難かもしれません。辛味が強いねぎの方がいいなら、あさつきの方がおすすめです。

  わけぎ あさつき
増え方 球根
あさつきよりも太い わけぎより太い
独特の風味・苦味・辛味が少ない どんな料理にも合う

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旬の時期

春は3月中旬頃から5月上旬頃、秋は9月から11月頃が旬です。シーズン外に流通しているわけぎは、「わけねぎ」のことが多いです。

主な生産地

広島県

おすすめの食べ方

わけぎのおすすめの調理方法は加熱調理です。ぬたをはじめとする和え物や、鍋物におすすめです。

薬味としても使えますが、一般的な青ねぎに比べて辛味や香りがマイルドなので、人によっては物足りなく感じるかもしれません。味はねぎほど辛くないため、彩は欲しいけどねぎは辛すぎる、という人にはわけぎは食べやすい薬味と言えるでしょう。

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春の旬の料理わけぎのぬたのおいしい作り方は?

わけぎを使ったおすすめ料理、ぬたを紹介します。ぬたとは、味噌や酢味噌で和える料理です。

沸騰したお湯でわけぎに火を通していきます。根部分の方が火の通りが遅いため、先に30秒ほど根元を湯で30秒ほど茹で、その後葉の部分も30秒ほど茹でます。長くゆですぎると緑や食感を損なってしまうので注意してください。絞るなどして水気をしっかり切り、ざく切りにして調味料と和えたら完成です。

茹でたわけぎを冷ます時は水っぽくなってしまうため、冷水にさらさず自然に冷ますようにしてくださいね。細切りしたイカの刺身を一緒に和えるなど、海鮮類を使ったアレンジをすれば贅沢な1品が完成します。

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まとめ

関東と関西では「わけぎ」に対する認識が異なります。昔から日本に根付いている野菜なので、地域によって呼び方のバリエーションも豊富ですね。ご自分の地域ではどのように販売されているか、ぜひチェックしてみてください。

わけぎはねぎほど辛味はないですが、独特の風味も持っています。味噌と酢を使ったわけぎのぬたは、さっぱりして食べやすいので機会があれば作ってみてくださいね。