とうもろこしは夏が旬の野菜ですが、みなさんは生で食べたことはありますか?焼きトウモロコシや茹でトウモロコシが一般的ですが、珍しい品種の中には生でそのまま食べられるものがあるんです。見た目は白いものが多いのですが、どんな品種のトウモロコシなのでしょうか?そこで今回は、
- 生で食べられるトウモロコシの品種
- 糖度・特徴・生産地・旬の時期は?
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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生で食べられるとうもろこしの品種5選
とうもろこしは、6〜9月をメインに出回る野菜です。夏野菜の一つであるとうもろこしは黄色い粒をしたものが基本ですが、中には粒が白いものや紫色のもの、赤いもの、黒いものなど様々な種類があります。
今回着目した『白いとうもろこし』の多くは、生で食べることができます。甘みが強くみずみずしいので、そのまま食べても美味しいのです◎ 白くて生で食べられるトウモロコシの品種には、このようなものがあります。
ホワイトショコラ
“ホワイトショコラ”は、北海道で誕生したとうもろこしで純白な粒で瑞々しさに飛んでおり、噛むと弾ける食感が特徴です。糖度も高く甘みも抜群、人気の品種です。
一般的なとうもろこしの糖度は16度程度ですが、ホワイトショコラの糖度は18〜19度にもなります。これは完熟したメロンやバナナと同じ数値なので、とても甘いことがわかります。
とうもろこしは収穫すると風味が落ち、甘みも徐々に減っていくものですが、ホワイトショコラは日持ちが良く甘みが持続するのも特徴です。
粒はピチピチとしてハリがありジューシーなので、新鮮なものであれば生でも食べることのできるおやつのような野菜です。味は爽やかかつフルーティーと言われています。
サイズは大きなものが多く、400g以上で2Lほど。加熱してもその白さは変わることなく、綺麗な純白がキープできます。
- 値段は 1本180円ほどですが、地域によって価格差があるようです。近場では売っていないという方には、お取り寄せがオススメです。各サイトによって価格は異なりますが、8〜11本で2,980円ほどでした。
主な生産地は北海道で、それ以外では愛知県や神奈川県、青森県でも栽培されています。
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ピュアホワイト
“ピュアホワイト”は、2002年に北海道で誕生した比較的新しい品種のとうもろこしです。「pure white」という名前の通り純白一色で光沢のある粒をしています。
気になるそのお味ですが、フルーツに負けないほど、時にはフルーツ以上の甘みを持っています。その味と見た目の珍しさから、徐々に全国的にも生産が行われるようになってきます。
水分を多く含みジューシーで、新鮮なものは生でも食べられることができます。粒の皮がとても柔らかいので歯触りも良好です。
ピュアホワイトは真っ白なルックスが特徴的ですが、なんと言ってもその甘みはフルーツ並みなのです。ピュアホワイトの糖度は19度を超えることもあります。
旬の時期は6〜10月、主な生産地は北海道です。メインで生産している北海道産のものは、8月中旬〜9月中旬が旬となります。一番最後の10月上旬の収穫も北海道で行われています。他の地域には、青森県・埼玉県・滋賀県などがあります。
- 値段は1本180円ほど、お取り寄せは各サイトによって価格は異なりますが、6本2,780円、10本3,580円ほどでした。大容量のものでは、40本12,280円や、80本22,980円でした。
ロイシーコーン
白い粒をしたとうもろこしの代表作に「ピュアホワイト」という品種がありますが、ロイシーコーンはこのピュアホワイトを何度も品種改良してできたとうもろこしです。
甘さを第一に考えて作られ、「有り得ないほどの甘さ」が実現しました。甘くて瑞々しくジューシーなのでフルーツ感覚で食べることができ、その甘さは「ミルクのよう」と言われています。
粒の皮は薄く、生で食べるとシャキシャキそしてプリプリと弾けるように粒が割れていき果汁が溢れだします。加熱しても強い甘みで人気の品種なのです。
ロイシーコーンの糖度は17〜18度で、果物と同じレベルです。
ロイシーコーンはは市場にはあまり出回ることがなく、生産地のスーパーや直売所、ネットでの通販が主流の購入ルートです。生産地は北海道がメインで、その他の地域ではあまり栽培されていません。
- 北海道では1本230円前後で販売されているようですが、お取り寄せでは10本3,780円と少々高額です。北海道へのふるさと納税の返礼品としても登録されています。
雪の妖精
“雪の妖精”のピックアップすべき大きな特徴は2つ、「フルーツのような強い甘さ」と「純白な粒の色」にあります。
詳しい糖度については次で詳しくご紹介させていただきますが、とにかく甘いのです。同じく粒が白いとうもろこしの代表作として「ピュアホワイト」という品種がありますが、雪の妖精はピュアホワイトよりも大きく、風味も良いと言われています。
一般的な黄色いとうもろこしと比べ出荷数が少なく、市場に並ぶことが少ないので希少価値の高いとうもころしです。
粒は一つ一つ中身が詰まっていて弾けそうなほど大きく、かぶりつくとジュワーっと果汁があふれ出します。甘さと瑞々しさが揃ったフルーツのような味わいで人気を誇っています。
雪の妖精の糖度は15〜18度で、生産者の中には20度を超えるものを栽培している方もいます。
北海道産が多いですが、全国的に栽培が可能な品種で新潟県や栃木県、熊本県でも栽培が行われています。
- 値段は1本170円ほど、お取り寄せでは6本2,980円、10本3,980円ほどで販売されています。
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白もちとうもろこし
“白もちとうもろこし”は、食べたらやみつきになる「餅」な食感が特徴です。もち質のでんぷんを含んでいるため、独特の粘り気とモチモチ感があります。
白もちとうもろこしという名前には、特徴が2つも混ぜ込まれていますね。粒の全ては白色で、瑞々しさはないですが腹持ちが良く、糖分よりもでんぷん量が多いためモチモチしており、甘みもあって噛めば噛むほど味が滲みます。
他のスイートコーン種と比較すると糖度は低いですが、白もちとうもろこしには特有の風味があり美味しいのです。
白もちとうもろこしはもち種と呼ばれる「ワキシーコーン」という種類に分類されます。1本の長さは25〜27cmほどで、粒数が8〜10ので細長い印象です。
もち系とうもろこしには。「黒もちとうもろこし」や「黄もちとうもろこし」がありますが、この白もちとうもろこしが一番もち感があると言われています。また、収穫時は純白色をしていますが、熟すにつれ透明になっていきます。
- 値段は1本200円ほど、お取り寄せでは1本195円から販売されています。
白もちとうもろこしは全国で栽培が可能な品種で、北海道を中心に沖縄県・愛知県でも生産されています。
とうもろこし4種類・全38品種まとめ
とうもろこしを食材として扱うのはスイートコーンと呼ばれる甘味種です。その他にもさまざまな種類がありますが、本記事では以下の4種類38品品種に分けて解説していきます。
- ゴールデンコーン(スイートコーンの黄粒種)15品種
- シルバーコーン(スイートコーンの白粒種)6品種
- バイカラーコーン(スイートコーンのバイカラー種)8品種
- その他の9品種
ゴールデンコーン(スイートコーンの黄粒種)15品種
ヤングコーン | 嶽きみ | |
サニーショコラ | ハニーバンダム | 味来 |
ピクニックコーン | きみひめ | おひさまコーン |
あまえん坊 | ゴールデンアロー | おおもの |
ミエルコーン | ミルキースイーツ | 恵味 |
シルバーコーン(スイートコーンの白粒種)6品種
ピュアホワイト | 雪の妖精 | |
ロイシーコーン | クリスピーホワイト |
バイカラーコーン(スイートコーンのバイカラー種)8品種
甘々娘 | ピーターコーン | ゆめのコーン |
ドルチェヘブン | 歩味 | |
バーベキューコーン | 森の甘太郎 | グラスジェムコーン |
その他の9品種
デントコーン | フリントコーン | フラワーコーン |
黒もちとうもろこし | ポッドコーン | |
イエローポップコーン | 白もちとうもろこし |
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とうもろこしの栄養成分表と期待できる効果
栄養成分表
野菜として利用されるのは、胚乳に糖分の多い、スイートコーンと呼ばれる甘味種。とうもろこしのたんぱく質は、必須アミノ酸のリジンが少ないのが特徴。このため、リジンを多く含む肉や卵、乳製品、大豆製品などと組み合わせると、たんぱく質の栄養価値を高めることができる。
エネルギー | 92kcal |
水分 | 77.1g |
たんぱく質 | 3.6g |
脂質 | 1.7g |
炭水化物 | 16.8g |
カリウム | 290mg |
カルシウム | 3mg |
マグネシウム | 37mg |
リン | 100mg |
鉄 | 0.8mg |
亜鉛 | 1.0mg |
ビタミンB1 | 0.15mg |
ビタミンB2 | 0.10mg |
ビタミンC | 8mg |
食物繊維総量 | 3.0g |
食品成分表(可食部 100gあたり)
期待できる効果・効能
疲労回復に効くアスパラギン酸をはじめ、脳を活性化するグルタミン酸、免疫機能を高めるといわれるアラニンなど、注目の栄養成分を多く含む。
- 疲労回復
- 便秘の予防・改善
- コレステロールの上昇抑制
- 高血圧の予防・改善
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とうもろこしの保存方法|冷蔵・冷凍・常温での保存期間の目安
そのままだと鮮度が落ちるのが早いので、買ってきたらすぐに加熱調理するとより長い期間美味しく食べることができます。
保存期間の目安をまとめておきました。
- 冷蔵の保存期間:2~3日
- 冷凍の保存期間:3か月
- 常温の保存期間:向いていない
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まとめ
この記事をまとめると
- 白いトウモロコシには生で食べられる品種が多い
- その理由はみずみずしく糖度が高いため
- 主な品種は、ロイシーコーン/ピュアホワイト/雪の妖精/白もちとうもろこし/ホワイトショコラなど
- 旬の時期は6〜9月、生産地の多くは北海道
白いトウモロコシはなかなか身近な場所では見かけることがありませんが、ネットではお取り寄せが可能です。どれも糖度が高く、フルーツのような甘みが特徴なので、是非お試しください。
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