ネギトロの語源は?たたきと違う?100円寿司のネギトロの正体は●●?

子供から大人まで人気のお寿司ネタですが、名前の由来をご存知ですか?

日常的に食べるネギトロのお寿司もあれば、ちょっとしたパーティーやお祝いの食事としても、食卓を華やかにしてくれるネギトロ。気になるネギトロの正体を深掘りしてみました。

スポンサードリンク

そこで今回は、

  • ネギトロの語源は?
  • ネギトロは体に悪い?
  • 100円寿司のネギトロの正体は?

これらのテーマについて紹介いたします。

スポンサードリンク

ネギトロの語源は?

私たちは普段から聴き慣れている「ネギトロ」ですが、よく考えてみると変わった名前ではありませんか?

気になるネギトロの名前の由来、原料やたたきとの違いについてご紹介します。

なぜネギトロと呼ばれる?

名前の通りネギとトロから作られているから「ネギトロ」と呼ばれているのでは?と思っている方も多いのではないでしょうか?しかし、実際には下記の説が挙げられています。

  • 骨の周りから実の部分を削り取ることを「ねぎ取る」と呼び、その名前が「ネギトロ」へと変化した。
  • 建築用語で、地面より下の土を掘ることを「根切り」と呼び、その言葉が「ネギトロ」へと変化した。

ネギトロの原料は?

ネギトロは、マグロの皮の裏についた脂身や、身を削ぎ落とした中落ちの部分を使って作られています。

一般的には削ぎ落としたマグロを叩いて、みじん切り又は輪切りにしたネギ、醤油で味付けしたものがネギトロです。

しかし原材料のメバチマグロの値段が高騰して、なかなか手に入らないなどの理由から、安価で販売するために、別の原材料から作られていることもあります。

マグロ以外の魚肉を使用したり、トロの代わりに、トロミユや植物性油などを使用して作っている場合があるので、市販のネギトロを購入する際には注意が必要です。

たたきとの違いはある?

ネギトロもマグロのたたきも、同じマグロを使用して作られていますが、どのような違いがあるのでしょうか?それぞれ使用している部位と、製造方法で比較してみましょう。

  • 使用部位:ネギトロはマグロの皮の裏についた脂身や、身を削ぎ落とした中落ちの部分を使用しているが、たたきは柵の部分を使用している。
  • 製造方法:ネギトロは中落ちの部分をねぎと叩いて作り、たたきは柵の部分を叩いて作られる。

スポンサードリンク

ネギトロは体に悪い?

ネギトロは脂身の程よい甘みが美味しい料理ですが、トロの部分を使っているため、脂質が高く体に良いイメージはないかもしれません。

また安価で販売されているネギトロには、ショートニングや植物性油、着色料、調味料などの添加物が含まれている場合もあります。

マグロに含まれている本来の油は、オメガ3脂肪酸など体に良く積極的に摂りたい植物性油です。

しかし、ショートニングなどのトランス脂肪酸は、活性酵素を大量に発生させ、様々な病気を誘発する原因にもなりかねません。


ネギトロ自体が体に悪いということではありませんが、原材料が商品によって異なるため、購入する際には裏の原材料を確認してから購入することをお勧めします。

脂質

マグロには、DHAやEPAと呼ばれるオメガ3脂肪酸が含まれています。この成分は血流の改善をしたり、アレルギー症状・関節の疾患症状を緩和する働きがあります。

オメガ3脂肪酸は、特に脂肪の多いマグロや鮭などの魚に豊富に含まれています。

添加物

低価格で販売されているネギトロの一部は、マグロではない他の魚肉を代用することがあります。

他の赤身魚や白身魚を混ぜて作るため、赤みを濃くする着色料や発色剤が使われる場合があり、このような食品添加物は、発ガン性作用があるとも報告されています。

販売元によって添加物の有無は異なるので、スーパー等でパック詰めされているものを購入する場合には、添加物の表記も確認するようにしましょう。

スポンサードリンク

100円寿司のネギトロの正体は?

回転寿司などでよく見かける100円寿司ですが、このように安価で販売されているネギトロのほとんどは、「赤マンボウ」と呼ばれる魚が使われています。

どのような魚なのか、まとめてみました。

赤マンボウ

「赤マンボウ」はマンボウの仲間だと想像しませんか?しかし実際には、マンボウの仲間ではなく、アカマンボウ科の独立した魚の種類に分けられます。

普段私たちは赤マンボウの切り身を見ることはありませんが、硬い脂身と白身、赤身が合わさった珍しい魚で、部位によって異なる食感や風味を味わうことができますよ。

赤マンボウとまぐろの違いは?

赤マンボウとまぐろの違いは、切り身の見た目、値段、味の違いで判断することができます。

なかなか実物で比較する機会はありませんが、スーパー等でネギトロを購入する際には、見つけることが出来るかもしれません。

  • 値段:本まぐろと比較すると、赤マンボウは5分の1程度の値段で購入することができる。
  • 身:赤身の部位はほとんど変わらないため、判断するのが難しい。
  • 味:赤身の部分はまぐろと近い味をしているが、脂身はしっかりとした食感があり口に残りやすい。

スポンサードリンク

まとめ

「ネギトロの語源は?たたきと違う?100円寿司のネギトロの正体は●●?」についてご紹介しました。

この記事をまとめると

  • ネギトロの語源は「ねぎ取る、根切り」から変化したものだと言われている
  • ネギトロは皮の裏についた脂身や、中落ちの部分を使って作られている
  • まぐろには健康に良いオメガ3脂肪酸が豊富に含まれている
  • 100円寿司のネギトロの正体は、赤マンボウと呼ばれる魚
  • 赤マンボウとまぐろの赤みは似ているため、切り身の状態では判断が難しい

私たちの生活に馴染みのあるネギトロについて、語源やまぐろとの違いを比較してみましたが、いかがでしたでしょうか?豆知識が増えて、次回食べる際の楽しみになれば幸いです。

スポンサードリンク