八列とうもろこしの特徴・旬の時期まとめ|ほとんど市場に流通していない貴重なとうもろこし

私たちが普段食べているとうもろこしは、16世紀に海外から渡ってきた野菜です。当時は今のような甘いとうもろこしは存在せず、甘みのない硬い品種のとうもろこしだったそうです。

今回着目するのは、そんな昔ながらのとうもろこしである「八列とうもろこし」という名前の品種です。昔よく食べられていた種類で、今では生産量の少ないとうもろこしです。

私はこのとうもろこしを調べていくうちに、その硬さがどのくらいのものなのか非常に気になりました。歯が心配になるほど硬いようですよ…!

それでは、今ではほとんど市場に流通していないとうもろこし「八列とうもろこし」の特徴や旬の時期についてご紹介します。

画像引用:ガストロノミア

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八列とうもろこしってどんなとうもろこし?

読み方 はちれつとうもろこし
旬の時期 7月〜9月
主な生産地 北海道
種類 その他

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読み方

「八列とうもろこし」と書いて「やれつとうもろこし」と読みます。

特徴

「八列とうもろこし」は明治期から昭和初期にかけて、北海道で最も多く栽培されていたとうもろこしです。

「フリントコーン」というタイプに分類され、当時はよく食べられていましたが、その後現在の主流とうもろこし「スイートコーン種」の出現により1965年代にはほとんど生産されなくなってしまいました

一般的によく食べられているとうもろこしよりも細く、でんぷん質が多いためモチモチとした食感をしています。長さは30cmほどあるのでロングタイプです。

現在は栽培している農家さんがほとんどなく、市場に出回ることはありません。それに加え、流通しない理由があります。そこが一番の八列とうもろこしの悪いところなのですが、収穫すると1日でカチカチに硬くなってしまうのです。

収穫直後は透明でみずみずしいのですが、収穫して半日経つと黄色くなり、1日後にはカチカチです。私たちが食べ慣れしたしんだとうもろこしは粒の皮が柔らかく、歯ざわりも良いですが、八列とうもろこしは硬くなってしまうので食用に向いていないのです。

現在は八列とうもろこしを製粉して粉状にし、それを小麦粉変わりに使うなどして生産している農家さんが少し存在しています

旬の時期と主な生産地

旬の時期はいつ?

八列とうもろこしの旬の時期は、7月〜9月となっています。

主な生産地はどこ?

八列とうもろろこしは、北海道の空知中南部や十勝西部で生産されています。全国的にみると生産している方はほとんどおりません。

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価格相場ってどのくらい?


そんな八列とうもろこしですが、その価格相場について見ていきたいと思います。直売所で購入する場合とネット通販でお取り寄せする場合、それぞれの価格を調べてみました。

スーパーだと  

生産地近くであれば収穫後すぐの八列とうもろこしを販売できるため、生産地がすぐの場合は直売所などで購入の可能なようです。

収穫後すぐに硬くなってしまうことから、スーパーや生産地から離れた場所で生の状態の八列とうもろこしを購入することはできません。

ネット通販だと

なかなか生の状態の八列とうもろこしは、手に入れることができないのですが、ネットのお取り寄せでしたら販売しているところがありました。

3本1,620円で販売されていおり、「かたい!でもモチモチ」というフレーズで販売されていました「歯に自信がない方はご遠慮ください」とも記載があったので、相当硬いようです。

北海道からのお取り寄せで、完全予約制とのことですので気になる方はチェックしてみてくださいね。

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とうもろこし4種類・全38品種まとめ

とうもろこしを食材として扱うのはスイートコーンと呼ばれる甘味種です。その他にもさまざまな種類がありますが、本記事では以下の4種類38品品種に分けて解説していきます。

  1. ゴールデンコーン(スイートコーンの黄粒種)15品種
  2. シルバーコーン(スイートコーンの白粒種)6品種
  3. バイカラーコーン(スイートコーンのバイカラー種)8品種
  4. その他の9品種

ゴールデンコーン(スイートコーンの黄粒種)15品種

ヤングコーン(ベビーコーン)の特徴・旬の時期まとめ|歯ごたえと甘みが魅力の若取りとうもろこしヤングコーン 嶽きみの特徴・旬の時期まとめ|青森で生まれた非常に甘いブランドとうもろこし嶽きみ
サニーショコラの特徴・旬の時期まとめ|高い糖度とみずみずしさが魅力のとうもろこしサニーショコラ ハニーバンダムの特徴・旬の時期まとめ|大きくて甘みが強い実をもつとうもろこしハニーバンダム 味来の特徴・旬の時期まとめ|サイズが小ぶりで果物のように甘いとうもろこし味来
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あまえん坊の特徴・旬の時期まとめ|フルーツのように甘く柔らかいとうもろこしあまえん坊 ゴールデンアローの特徴・旬の時期まとめ|Lサイズの甘いとうもろこしゴールデンアロー おおものの特徴・旬の時期まとめ|大きなサイズと甘さが特徴のとうもろこしおおもの
ミエルコーンの特徴・旬の時期まとめ|はちみつのように甘いとうもろこしミエルコーン ミルキースイーツの特徴・旬の時期まとめ|フルーツのような爽やかな甘さが特徴のとうもろこしミルキースイーツ 恵味の特徴・旬の時期まとめ|フルーティーでコクのあるとうもろこし恵味

シルバーコーン(スイートコーンの白粒種)6品種

ピュアホワイトの特徴・旬の時期まとめ|生でも食べられる真っ白なとうもろこしピュアホワイト 雪の妖精の特徴・旬の時期まとめ|フルーツのように甘い純白のとうもろこし雪の妖精
ロイシーコーンの特徴・旬の時期まとめ|果実のようにジューシーなとうもろこしロイシーコーン クリスピーホワイトの特徴・旬の時期まとめ|サクッとした食感が魅力のとうもろこしクリスピーホワイト

バイカラーコーン(スイートコーンのバイカラー種)8品種

甘々娘の特徴・旬の時期まとめ|粒皮が柔らかく生でも食べられるとうもろこし甘々娘 ピーターコーンの特徴・旬の時期まとめ|粒皮が薄く食味の良いとうもろこしピーターコーン ゆめのコーンの特徴・旬の時期まとめ|収穫後も甘さが長く続くとうもろこしゆめのコーン
ドルチェヘブンの特徴・旬の時期まとめ|強い風味が特徴のとうもろこしドルチェヘブン 歩味の特徴・旬の時期まとめ|光沢が強く食味の良いとうもろこし歩味
バーベキューコーンの特徴・旬の時期まとめ|食味と品質のよいとうもろこしのバイカラー種バーベキューコーン 森の甘太郎の特徴・旬の時期まとめ|糖度抜群のとうもろこしのバイカラー種森の甘太郎  

その他の9品種

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黒もちとうもろこしの特徴・旬の時期まとめ|もちのように粘り気のある黒いとうもろこし黒もちとうもろこし ポッドコーンの特徴・旬の時期まとめ|観賞用として栽培されたとうもろこしポッドコーン
イエローポップコーンの特徴・旬の時期まとめ|人気のお菓子ポップコーンになるとうもろこしイエローポップコーン 白もちとうもろこしの特徴・旬の時期まとめ|もちのような粘り気のある白いとうもろこし白もちとうもろこし

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とうもろこしの栄養成分表と期待できる効果

栄養成分表

野菜として利用されるのは、胚乳に糖分の多い、スイートコーンと呼ばれる甘味種。とうもろこしのたんぱく質は、必須アミノ酸のリジンが少ないのが特徴。このため、リジンを多く含む肉や卵、乳製品、大豆製品などと組み合わせると、たんぱく質の栄養価値を高めることができる。

エネルギー 92kcal
水分 77.1g
たんぱく質 3.6g
脂質 1.7g
炭水化物 16.8g
カリウム 290mg
カルシウム 3mg
マグネシウム 37mg
リン 100mg
0.8mg
亜鉛 1.0mg
ビタミンB1 0.15mg
ビタミンB2 0.10mg
ビタミンC 8mg
食物繊維総量 3.0g

食品成分表(可食部 100gあたり)

期待できる効果・効能

疲労回復に効くアスパラギン酸をはじめ、脳を活性化するグルタミン酸、免疫機能を高めるといわれるアラニンなど、注目の栄養成分を多く含む。

  • 疲労回復
  • 便秘の予防・改善
  • コレステロールの上昇抑制
  • 高血圧の予防・改善

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とうもろこしの保存方法|冷蔵・冷凍・常温での保存期間の目安

そのままだと鮮度が落ちるのが早いので、買ってきたらすぐに加熱調理するとより長い期間美味しく食べることができます。
保存期間の目安をまとめておきました。

  • 冷蔵の保存期間:2~3日
  • 冷凍の保存期間:3か月
  • 常温の保存期間:向いていない

 

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おすすめの食べ方

では、八列とうもろこしはどんな料理にアレンジできるのでしょうか?何と言っても硬いので、工夫が必要になります。そんな八列とうもろこしを使ったおすすめのレシピを3種類ご紹介します。

雑穀入りスープ

引用:美穀小町

硬い八列とうもろこしを使った雑穀スープです。加熱した八列とうもろこしと雑穀をコトコト煮ることで硬さを解消し、食べやすい状態にします。

雑穀も入っているのでボリュームもあり、八列とうもろこしも元々腹持ちのよいタイプのとうもろこしですのでおなかによく溜まります。

そのまま食べると硬いので、スープ系に調理するのが良いかもしれません。

炊き込みごはん

引用:300と数十日の食卓

とうもろこしの炊き込みごはんは、どこか懐かしさを感じるほっこりとした優しい味わいです。とうもろこしの粒と一緒に炊くものですが、芯も一緒に入れて炊くとより旨味が染み込んで美味しいですよね。

とうもろこしの芯にはカリウムが豊富に含まれており、体に良い成分満点なのです。炊き上がったら芯は捨て、粒の入ったごはんを楽しんでみてください。

炊き込みごはんにすると時間をかけてお米や八列とうもろこしに火が通るので、硬さをカモフラージュできる調理方法です。加熱した状態の八列とうもろこしを入れるようにしてみてください。

焼きとうもろこし

引用:marronrecipe

最後に、歯が強い方にあえておすすめする八列とうもろこしの食べ方です。醤油が香ばしく香る焼きとうもろこしは、夏の野外メニューの定番ですね。

屋台やBBQで食べる機会が多い焼きとうもろこしですが、家庭のグリルでも焼くことができます。火を通したとうもろこしにハケで表面に醤油を塗り、魚用グリルで5分ほど焼いてみてください。

焦げた醤油が食欲をそそる甘じょっぱいとうもろこしメニューです。ビールにもよく合う美味しさですよ。でも本当に硬いので注意してくださいね!

まとめ

とっても硬いとうもろこし「八列とうもろこし」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

あまりの硬さに歯がやられてしまうほどのようですが、かつてはこれが一般的なとうもろこしとして食べられてきました。

現在の甘いとうもろこしが登場したことに感謝、というと八列とうもろこしに悪いですが、当時は食生活を支えていた食材だったようですね。

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