サラダに使われる葉っぱに「サニーレタス」があります。モノによっては葉の先端が茶色いサニーレタスですが、傷んで変色させないためにはどんな風に保存したら良いのでしょうか?
冷蔵庫に入れていたら傷んでいた!なんてこともありますよね。その見分け方についても見ていきたいと思います。今回は、
- 腐っているサニーレタスの特徴や状態
- 腐っている or セーフなサニーレタスの見分け方
- サニーレタスが腐る原因
- サニーレタスの正しい保存方法と期間目安
についてご紹介いたします。
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目次
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サニーレタスってどんな野菜?
サニーレタスは玉レタスと比べるとβカロテンが10倍以上、ミネラルが2倍以上、ビタミンCが3倍以上含まれています。そのため、ガンの予防効果、アンチエイジング、美肌効果、むくみ予防、整腸作用、高血圧予防、疲労回復、・・・などの様々な効果が期待できる優秀な食材です。
若いうちは鮮やかな黄緑色の葉ですが、成長すると葉先は濃い赤紫色に染まり細かくカールするようになります。大きさは直径20㎝~30cmで、茎に近いほどシャキシャキ、葉先はふんわりと柔らかなのが特徴です。通常は苦みも少なくクセもない、いろんな食べ方が楽しめるレタスです。
詳しくはこの記事をチェック!
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このサニーレタスって腐ってる?
サニーレタスが腐ると、どんな状態になるのでしょうか?早速腐ったサニーレタスの特徴を見てみましょう。
サニーレタスが腐るとどうなる?
腐ってしまったサニーレタスには、このような状態が現れます。
- 変色❶:茶色く変色している
- 変色❷:黄色っぽく変色している
- 感触:葉がふにゃふにゃに柔らかくなっている
- 見た目❶:枯れて乾燥している
- 見た目❷:ぬるぬるして水気が出ている
サニーレタスの葉は緑色〜茶色をしていますが、傷み始めると徐々に 黄色→茶色へと変色 していきます。また、葉の水分が抜けてしなしなになり 柔らかく なります。
また、乾燥して 葉が枯れたり 、 ぬるぬるして水気が出ていたらNG です。残念ですが腐ったサニーレタスは美味しくありませんので、廃棄するようにしましょう。
腐っている?セーフ?まだ食べられるサニーレタスの見分け方3つ
サニーレタスが腐っているのか、まだ大丈夫なのか、腐りかけのサニーレタスを見分けるポイントを見てみましょう。保存していたサニーレタスがこんな風に変化することがあるので、見極め方をご紹介します。
❶ 葉が黄色味がかっている
❷ 乾燥してカサカサしている
❸ 元気がなくしなしなしている
❹ 断面が茶色く変色している
❶❷❸乾燥して水分が抜けたことが原因:サニーレタスの95%は水分でできているため、乾燥は大敵です。袋などに入れないとサニーレタス内の水分が蒸発して、乾燥したりしなしなになったりすることがあります。
乾燥が進むと緑色の葉は変色し、黄色へと変わっていきます。多少の変色ならギリギリ食べることができますので早めに消費しましょう◎
❹ポリフェノールが原因:サニーレタスの断面が茶色く変色するのは「ポリフェノール」という成分が空気に触れ、酸素と結合したことによります。食べかけのバナナやカットしたりんごの断面が茶色く変色するのと同じ原理です。
ポリフェノールは食べても問題のない色素成分なので、変色箇所は切り落として残りの部分は食べることができます◎
サニーレタスが腐る原因3つ
では、サニーレタスはどんな状態だと腐りやすいのでしょうか?できるだけ長持ちさせるためにも、サニーレタスが腐りやすくなる原因を3つ見てみましょう。
❶ 乾燥した場所で保存している
❷ 暖かい場所で保存している
❸ 野菜室にそのまま入れて保存している
サニーレタスは乾燥に弱い野菜です。冷蔵庫にむき出しのまま入れていたり、袋を閉じていないと乾燥して徐々に傷んでいきます。乾燥した状態が続くと枯れる原因になってしまうので、ビニール袋などで覆うようにしましょう。
また、暖かい場所で保存しているとすぐにしなびて腐ってしまいます。季節問わず野菜室や冷蔵庫に入れるのが望ましいですよ。
赤いところがあるのは食べられる?
レタスの切り口が赤くなる現象は決して悪くなっているのではありません。実はレタスに含まれるポリフェノールが酸化することで赤く変色するのです。
酸化というと「やっぱり悪くなってるじゃん!」と思うかもしれませんが、酸化は空気中にある酸素に触れることで化学反応を起こし色が変わる、ということだけなのです。なので新鮮なレタスでも切り口に空気を当てていれば赤くなります。
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サニーレタスの栄養って何がある?
サニーレタスに含まれる栄養成分
レタスは淡白な野菜だと思われがちですが、ビタミン、ミネラルが充実した野菜です。手軽に食べることができるので、冷蔵庫に常備しておきたい野菜ですね。
- β-カロテン:β-カロテンは、人間の体内でビタミンAに変化し、細菌やウイルスの侵入を防ぐために必要な粘膜を丈夫にする作用があります。肌のシミの原因になる色素発生を抑制する抗酸化作用も持っています。緑黄色野菜では黄色の色素に多く含まれているビタミンです。
- ビタミンE:ビタミンEは、強い抗酸化作用、加えてコレステロールの酸化を防ぎ血流を良くする働きを持っています。また、毛細血管の収縮を抑制することで、細くなった血管が広がることで血流の悪化による体の不調改善効果もあるビタミンです。
サニーレタスを食べて期待できる効果
βカロテンとビタミンEの相互作用により、抗酸化作用がさらにアップ。また、生活習慣病予防にも効果的です。
- 老化の抑制
- 高血圧予防・改善
- 動脈硬化予防
- 美白効果
食べ過ぎは下痢・腹痛に?
サニーレタスを沢山食べる人の中には、腹痛や下痢になってしまう人も少なくありません。その理由として考えられるのでは、レタスに含まれる「水分」です。レタスの成分の内、95%以上は水分なのです。人間の胃腸が多くの水分を摂取してしまうと急激に体温が低下し、胃痛を引き起こしたり、下痢になってしまいます。
胃腸の働きも鈍ってしまうので、消化不良になり、それが下痢に繋がることもあります。また、体温が急激に下がるという事は、血行不良を起こすということ。肩こりや頭痛の原因になってしまうかもしれません。
詳しくはこの記事をチェック!
サニーレタスを長持ちさせる保存方法|常温・冷蔵・冷凍の保存期間の目安
サニーレタスってどんな風に保存すれば良いの?保存期間は?とお困りの方はコチラを参考にしてみてくださいね。
保存期間の目安
- 常温:向いていません!
- 冷蔵:約1週間
- 冷凍:向いていません!
常温保存は向かない
サニーレタスは涼しい時期でも常温保存が向いていません。野菜室または冷蔵庫で保存しましょう。
冷蔵保存のポイント
- 乾燥しないようにビニール袋に包む
※霧吹きなどで水を吹きかけておくとより日持ちします - 水を含ませたキッチンペーパーを芯の部分に当てる
- 芯を下にして野菜室に入れる
こうすることで約1週間日待ちします。乾燥させずに水分を与えることが長持ちのコツですよ◎
冷凍保存も向かない
サニーレタスは95%以上が水分でできている野菜です。水気の多いものを冷凍すると解凍した時に、
- 細胞が壊れてべちょべちょになる
- 緑色の葉が茶色っぽく変色する
このようなことが起こります。鮮度に加え味も落ちるので、冷蔵保存している間に食べきってしまいましょう。
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腐る前に食べよう!サニーレタスを大量消費できる食べ方レシピ
サニーレタスを大量消費したい!そんな時はコチラを参考にしてみてくださいね。余ってしまったサニーレタスを使う時や大量消費したい時にオススメのレシピを集めてみました。
サラダ
バリバリした葉物野菜をとるならサラダが定番ですね。ミニトマトやブロッコリー、パプリカなど彩りの良い野菜をトッピングすればカラフルで見た目も美味しいサラダになります◎
オリーブオイル&塩胡椒で食べるのも良し、ドレッシングをかけるのも良し、お好みの味でいただきましょう。
レタスチャーハン
シャキシャキ食感を活かしたチャーハンもおすすめです。早く入れるとしなしなしてしまうので、火を止めたあとに入れるのがポイントです◎
その他の食材・食品の腐っている状態と保存方法をチェック
代表的な食品・食材488種類を見る
代表的な食品・食材488種類を21分類に分けて、腐っている状態と保存方法についてまとめました。是非こちらのページをご覧くださいね(^^♪
他の葉野菜の腐っている状態・保存方法をチェック
他にもたくさんの葉野菜についての腐っている状態やおススメの保存方法方に関してのページがあるのでそれぞれご確認くださいね!
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まとめ
サニーレタスを見極める上で大切なポイントはコチラです。腐っているのかセーフなのか、臭いや見た目・感触などをよくチェックしてみてくださいね。
食べても大丈夫な状態
- 変色:葉が黄色っぽく変色しているのは傷み始めている証拠
- 見た目❶:しなしなして元気がないのは水分が抜けている証拠
- 見た目❷:断面が茶色く変色するのはポリフェノールが原因
腐っているので食べるとダメな状態
- 見た目で判断❶:葉が全体的に茶色く変色している
- 見た目で判断❷:葉が枯れている
- 感触で判断❶:ぬるぬるして水気が出ている
- 感触で判断❷:葉がふにゃふにゃに柔らかくなっている
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