2020年冬至はいつ?旬の食べ物・植物・生き物などまとめ

「冬至冬中冬はじめ」という俗語でも知られる「冬至」。だんだん寒くなってきていますが、本格的な寒さはこれから!という頃ですね。年の瀬も迫り何かとあわただしい日々が続きますが、いま一度冬至の意味や由来を見直し、丁寧に冬至を過ごしてみましょう。

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冬至とは?

冬至は「とうじ」と読み、24節季の中で22番目の節季です。

季節 季節の気配 七十二候の分類
仲冬 北風 初候:乃東生
次候:麋角解
末候:雪下出麦

ちなみに英語では「winter solstice」あるいは「the shortest day of the year」といいます。

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冬至は昼の長さが短い

一年のうちで昼の時間が最も短い日、それが冬至です。一方で、夏至は一年のうちで最も昼の時間が最も長い日です。「日短きこと至る(きわまる)」という言葉には、夏至から少しずつ昼が短くなり、冬至に最も短くなる様子を表しています。

一陽来復(いちようらいふく)

冬至では日が最も短くなることから太陽の力が一番弱いと考えられていました。しかし、この日を境に日がどんどん伸び太陽が復活していきます。それを、「太陽が力を取り戻し、幸運に向いてくる」という意味の「一陽来復」と呼ぶようになりました。古代より、お天道様の力は人々にとって重要だったことがわかる言葉ですね。

冬の申し子「北風」

北風とは、西高東低の冬の気圧配置によって、大陸からくる冷たい風のことを言います。日本海側には大雪を降らせ、太平洋側には乾燥した冷たい風を吹かせます。冬至の季節では、この北風が吹き始め、いよいよ寒さが本格的になってくるのです。

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2021年の冬至はいつ?

冬至とは太陽横径が270°のときをさし、年によって微妙に日程が異なります。例年12月21日から22日前後で、2021年の冬至は12月22日です。この太陽と地球の位置関係によって、日照時間が最も短くなるので、昼の時間が最も短くなるということです。

冬至の期間としては、例年12月22日から1月4日頃のことを指します。昼が最も短くなる日から、次の節季である「小寒(しょうかん)」までの期間です。

冬至 2020年 12月21日
2021年 12月22日

二十四節気の詳しい日程がわかる年間カレンダーはこちらからチェックしてくださいね。

二十四節気と七十二侯と五節句の違いとは?雑節まである日本の暦

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冬至の72気候の読み方と意味

初候:乃東生

初侯は「乃東生(なつかれくさ、しょうず)」です。なつかれくさとはウツボグサのことで、ウツボグサの花は夏に枯れるため「夏枯草」と書きます。枯れた花は生薬に用いられるなど暮らしの一部になっています。初侯は12月21日から12月25日ごろで、この時期にウツボグサの芽が出ることを表しています。

次候:麋角解

次候は「麋角解(さわしかのつの、おつる)」です。さわしかとは、大鹿の一種でトナカイの仲間であるヘラジカのことを指します。次候は12月26日から12月30日ごろで、この時期にヘラジカの角が抜け落ちて生え変わることを表しています。

末候:雪下出麦

末候は「雪下出麦(ゆきわたりて、むぎのびる)」です。末候は12月31日から1月4日ごろで、降り積もる雪の下で麦が芽を出すころを表しています。寒い季節でも、生命のたくましさが伝わってきますね。

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冬至の候:手紙や挨拶状に時候の挨拶

冬至における時候の挨拶の例文をご紹介します。①いっそう丁寧、②一般的、③カジュアルな挨拶の表現になっています。なお、書き出しと結びの番号は対応しています。

年末の忙しさや寒さをねぎらう気持ちを込めて書きましょう。

書き出し

  1. 謹啓 冬至の候、貴社におかれましてはますますご清栄のことと慶賀の至りに存じます。
  2. 拝啓 冬至の候、貴殿にはますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
  3. 前略 冬至の候、お変わりなくお過ごしのことと存じます。

結び

  1. 年末ご多忙のおりではございますが、ご自愛くださいますようお祈り申し上げます。敬白
  2. 来年も、ご指導ご鞭撻の程、宜しくお願い申し上げます。敬具
  3. 迎春のお支度にお忙しい折から、お風邪など召されませんように。草々

俳句でよく読まれる季語

 「冬至」は冬を代表する季語のひとつです。かの有名な歌人・正岡子規は「ありたけの日受を村の 冬至哉」という句を残しています。

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冬至の代表的な行事

ゆず湯

 冬至と言えばゆず湯。ゆず湯の効能で血行促進効果で体を温め、風邪を予防できます。さらにゆずの強い香りは邪気を払うと言われ、身を清める意味もあります。

大掃除

 大掃除は年末の一大イベントのひとつですね。その年に溜まった煤やほこりを落とすことは「その年の厄や穢れを祓う」という意味が込められています。二十九日の九は「苦」を連想させるため、大掃除は二十八日までに済ませることとされていました。

 除夜の鐘

      

除夜の鐘は、大みそかの深夜0時をはさんでつく鐘のことをいいます。除夜の「除」とは一年の穢れを取り除くという意味で、新年をすがすがしく迎えることができます。

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冬至の旬の食材

かぼちゃ

 冬至には、「ん」のつく食べ物を食べると運気が上がると言われています。かぼちゃも「南瓜(なんきん)」とも言います。旬は夏ですが、保存のきくかぼちゃは冬にも重宝されました。

伊勢海老

古くからお祝いや特別な日に食べられていた伊勢海老。長く伸びたひげは長生きの象徴として縁起の良いものとされてきました。

金時人参

 赤は邪気を払う色として、金時人参の濃い紅色は縁起が良いとされ、おせち料理やお雑煮によく使われています。柔らかいのに煮崩れしにくいのも、調理する人にとっては重宝しますね。

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冬至の植物・生き物

すずめ

 寒くなると、すずめが縮こまって羽毛をふくらませるようになり、それをふくらすずめと言います。可愛らしいふくらすずめを見かけ始める季節です。

冬至梅

 梅は早春に咲くというイメージがありますが、この頃に咲く梅を冬至梅(とうじばい)といいます。一重の白い花は繊細で上品な佇まいで、盆栽として好まれます。

こげら

 全長15㎝程度の日本一小さいキツツキです。ほぼ日本全国に分布していますので、ぜひ探してみてください。「ギィーギィー」と鳴き、背中の縞模様が目を引きます。

まとめ

太陽の力が最も弱まるとされた冬至に、人々は厄を祓い、無病息災の祈りをこめて、季節に合った慣習を続けてきました。ぜひ、冬至にはそのひとつでも良いので意識してゆず湯に入ったりカボチャを食べたりしてみてください。みなさんが健康に冬を過ごせますように!

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