鱈(タラ)が腐るとどうなる？白っぽく変色・ぬるぬる｜賞味期限と正しい保存方法・見分け方

魚には様々な種類がありますが、その中に「鱈(タラ)」があります。みなさんは食べていますか？まるまる一匹生の状態で売られていたり、切り身で売られているタラですが、家庭での保存に関することに着目してみました。今回は、 

についてご紹介いたします。

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鱈(タラ)ってどんな魚？

タラ(鱈)はマダラはタラ科マダラ属の魚で、大きなものは全長１mほどにまで成長します。「ホンダラ」や「アカハダ」と呼ばれることもあり、小さなものは「ポンタラ」と言います。

日本では北海道と宮城県産が半数以上を占めており、12〜２月頃の冬の時期を旬としています。最近はロシアやアメリカ産の輸入モノも多く出回っています。

アニサキスの危険性は？

マダラには、“アニサキス”と“シュードテラノーバ”という寄生虫が寄生している可能性があります。アニサキスに関しては、食べると激しい腹痛･嘔吐･下痢などの 食中毒症状を引き起こす危険な寄生虫として有名 です。

シュードテラノーバもアニサキスの仲間 で、同じく体内に入ると食中毒症状を引き起こします。アニサキスもシュードテラノーバも、予防法は同じです。詳しくは記事の後半で解説しています。

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この鱈(タラ)って腐ってる？

タラが腐ると、どんな状態になるのでしょうか？早速腐ったタラの特徴を見てみましょう。

鱈が腐るとどうなる？

腐ってしまったタラには、このような状態が現れます。

• 感触❶：ぬるぬるしてヌメリがある
• 感触❷：ねっとりしている
• 感触❸：お腹がぶよぶよ柔らかい
• 臭い：強烈に生臭いにおいがする
• 変色：白っぽく変色している

タラが腐るとこのような状態になります。スーパーに販売されている状態で、傷んできたタラを見分けるには「色」がポイントになります。傷んでいるタラは透明感がなく、白っぽく変色しているので選ばないようにしましょう。

購入後の見分け方ですが、表面がぬるぬる・ねっとりしたタラには注意が必要です！ヌメリは臭いの原因にもなりますので、臭いでもよく見極めましょう。

どろどろして内臓部分が溶けているタラは、だいぶ腐敗が進んでいます。味も変わっている可能性があり、食中毒の原因となりますので廃棄しましょう。

傷んだ鱈を食べるとどうなる？

傷んだタラを食べると、「アニサキス食中毒」により体調不良に陥る可能性があります。

アニサキスは加熱することで死滅するので、しっかり火を通すことが大切です。万が一生きたアニサキスを食べてしまうと、このような症状が出る場合がありますので、傷んだタラには注意しましょう。

• 激しい腹痛や下痢
• アレルギー反応

鱈が腐る原因３つ

では、タラはどんな状態だと腐りやすいのでしょうか？できるだけ長持ちさせるためにも、タラが腐りやすくなる原因を３つ見てみましょう。

タラは魚介類なので腐るのが早い食材です。表記されている消費期限・賞味期限を過ぎてしまったり、うっかり常温で放置してしまうと腐ってしまいます。この場合、黒っぽく変色していることが多いです。傷んでいる証拠ですので、できるだけ選ばないようにしましょう。続いては、タラの栄養についてです！

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鱈(タラ)の栄養って何がある？

タラに含まれている栄養成分

鱈は高タンパク低脂質なのでヘルシーな食材としてオススメな魚ですが、グルタミン酸やロイシンヤリジンといった旨み成分であるアミノ酸が豊富に含まれています。

• グルタミン酸：グルタミン酸は体内で脳内物質のGABAの生成に関わっており、緊張をほぐす効果があります。体内では有害なアンモニアの分解する力を持ち、血圧を下げる効果があると言われています。肌を構成するケラチンの材料でも知られており美肌効果も持っています。
• たんぱく質：たんぱく質は20種類のアミノ酸が複数個結合することで作られています。結合するアミノ酸が種類や配列によって様々な臓器や組織の材料になります。特に筋肉の材料として使用されるため、多くの摂取が望ましいです。食品では魚や肉、大豆に多く含まれており、様々な種類を多く摂ることが大切です。
• カリウム：カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
• ナトリウム：ナトリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分保持に欠かせないミネラルです。人間の体内の水分を留める働きを持ち、普段は細胞外液に多く存在しています。ナトリウムとカリウムはセットで働き体内の水分調節とともに、老廃物の排出や栄養の取り込み、血圧に関わるミネラルです。

タラを食べて期待できる効果

鱈は高タンパクで旨みたっぷりですが、このような嬉しい効果も期待できます。

• 血液サラサラ効果
• ダイエット効果・筋肉を作る
• 美肌効果
• 血圧を整える
• デトックス効果

妊娠中でも食べられる？

タラは、魚介類の中でも妊娠中にオススメの食材です！その理由には、タラに含まれる“ビタミンD”、“タンパク質”、そして水銀量の少なさがあります。

妊娠中に水銀を摂取した場合、胎盤を通じて胎児に届きやすく、摂り過ぎると『中枢神経障害』を起こします。中枢神経障害の主な影響には、感覚障害･運動失調･視野狭窄･聴力障害などがあります。

妊娠中、絶対に水銀を含む魚を食べてはいけないわけではありません、しかし、タラに含まれる水銀量は少ないので、妊娠中でも安心して食べることができる魚となっています◎

鱈(タラ)を長持ちさせる保存方法｜常温・冷蔵・冷凍の保存期間の目安

タラってどんな風に保存すれば良いの？保存期間は？とお困りの方はコチラを参考にしてみてくださいね。

【冷蔵】保存期間･日持ちの目安は？

タラの保存期間は、冷蔵庫のパーシャル室を利用して２〜３日が目安です。

冷蔵の保存方法

こちらの２ステップの手順を踏んで、美味しく安全に保存しましょう。

1. 汚染物質や生臭さを取り除くために、冷水をかける
2. 汚れと水気をよく拭き取ってからパーシャル室へ

「家の冷蔵庫にパーシャル室がない！」という場合でも大丈夫！冷凍庫でもタラを美味しく保存する方法もご紹介します。

冷凍の保存方法

冷凍保存する場合の保存期間は、２～３週間になります。

空気が入らないようにラップに包みます。さらに冷凍用保存袋に入れてから冷凍しましょう。使うときには自然解凍します。

冷凍のまま調理する方法

鱈を長期保存する場合、冷凍して保存する方が多いのではないでしょうか。鱈を冷凍した場合、解凍せずに凍ったままフライパンで調理して大丈夫です。

ちなみに、冷凍した鱈は冷蔵庫で時間をかけて解凍したり、常温で解凍すると水分が抜けて美味しくなくなってしまうので、凍ったままフライパンで焼くのがお勧めです。

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腐る前に食べよう！タラを大量消費できる食べ方レシピ

タラを大量消費したい！そんな時はコチラを参考にしてみてくださいね。余ってしまったタラを使う時や大量消費したい時にオススメなのはやっぱりコチラです。

ムニエル

鱈の調理は焼くのが向いているので、皮をカリッと焼いたムニエルがオススメです。クリームソースをかけたり、塩胡椒で味付けしたり、お好みの味付けで仕上げましょう。

西京焼き

みりんなどの調味料に漬けておけば、簡単に西京焼きを作ることができます。漬けた鱈は焦げやすいので、火加減に注意しましょう。

その他の食材・食品の腐っている状態と保存方法をチェック

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代表的な食品・食材488種類を21分類に分けて、腐っている状態と保存方法についてまとめました。是非こちらのページをご覧くださいね(^^♪

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まとめ

鱈を見極める上で大切なポイントはコチラです。腐っているのかセーフなのか、臭いや見た目・感触などをよくチェックしてみてくださいね。

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