「ゆこう(柚香)」という柚子に似た柑橘類をご存知ですか?日本では徳島県のみで生産されている希少な果物で、酸味と甘みが特徴的です。四国にお住まいの方は目にする機会が多いかもしれませんが、柚子やみかんなどの一般的な柑橘類と比べると、あまりその正体がどんなものなのか知られていません。そこで今回は、
- 腐っているゆこう(柚香)の特徴や状態
- 腐っている or セーフなゆこうの見分け方
- ゆこうが腐る原因
- ゆこうの正しい保存方法と期間目安
についてご紹介いたします。
画像引用:四国の「空と海」その2
スポンサードリンク
目次
|
|
ゆこう(柚香)ってどんな果物?
引用:ふるさとチョイス
分類 | ミカン科ミカン属 |
漢字 | 柚香 / 柚柑 |
旬の時期 | 10〜11月 |
主な生産地 | 徳島県 |
ゆこう(柚香)は、徳島県などで古くから栽培されてきたミカン科ミカン属の果実です。柚子やすだちなどさっぱりした柑橘類の仲間で、皮は薄く果汁がたっぷり含まれています。
柚子よりも弱い香りですが、酸味が少なくほのかな甘みを持っています。10〜11月に旬を迎え、産地ではポン酢の原料としてよく用いられています。
スポンサードリンク
このゆこう(柚香)って腐ってる?
引用:徳島クワトロシトラス
ゆこうが腐ると、どんな状態になるのでしょうか?早速腐ったゆこうの特徴を見てみましょう。
ゆこうが腐るとどうなる?
腐ってしまったゆこうには、このような状態が現れます。
- 変色:果肉が茶色く変色している
- 臭い:腐敗臭がする
- 見た目❶:皮がしわしわに萎んでいる
- 見た目❷:果肉がスカスカになって乾燥している
- 見た目❸:どろどろに溶けてぬめりがある
ゆこう(柚香)は比較的長く保存が効く食材ですが、傷み始めると 果肉ちが茶色っぽく変色 していきます。そして皮が徐々に しわしわになり乾燥した状態 になります。
また、乾燥とは逆に 水気が出てどろどろと溶けぬめりが出ることも あります。外側は一見大丈夫でも、切ってみたら中身が腐っていた!なんてこともありますので注意しましょう。
生ぐさい臭いを発しているのも即アウト です。残念ですが腐ったゆこうは食べられませんので、廃棄するようにしましょう。
スポンサードリンク
腐っている?セーフ?まだ食べられるゆこう(柚香)の見分け方3つ
ゆこうが腐っているのか、まだ大丈夫なのか、腐りかけのゆこうを見分けるポイントを見てみましょう。保存していたゆこうがこんな風に変化することがあるので、見極め方をご紹介します。
❶ 果肉がパサパサして乾いている
❷ 皮に黒い斑点がある
❸ 皮と果肉の間に隙間ができてパカパカしている
ゆこう(柚香)は傷んでくる水っぽくなる場合もありますが、水分が抜け乾燥して果肉がパサついたり、皮と果肉の間に空洞ができてパカパカすることがあります。風味や香りは落ちていますが、カビや臭いがなければまだギリギリ食べることができます◎
また、購入時から皮の表面に黒い小さな斑点があることがありますが、成長過程中でできた黒点病の可能性があります。食べても問題ありませんが気になるかと思うので、その部分は避けて元気な部分だけ食べるようにしましょう。
スポンサードリンク
ゆこう(柚香)が腐る原因3つ
では、ゆこうはどんな状態だと腐りやすいのでしょうか?できるだけ長持ちさせるためにも、ゆこうが腐りやすくなる原因を3つ見てみましょう。
❶ 乾燥した場所で保存している
❷ あまりに長期間保存している
❸ 元々傷が付いていた
ゆこうは乾燥に弱いので、できるだけ乾燥しないように紙袋などに入れて保存することで傷むスピードを和らげることができます。長期間保存が効きますが、あまりにも長く放置していると腐ってしまいます。
また、ゆこうに傷が付いているとそこから変色したり雑菌が入って腐りやすくなってしまいます。ゆこうを選ぶ時はできるだけ綺麗な状態のものを選びましょう。続いては、ゆこうの栄養についてです!
スポンサードリンク
ゆこう(柚香)の栄養って何がある?
ゆこうに含まれている栄養成分
柚香は柑橘類なので、ビタミンCやクエン酸を豊富に含んでいます。また、わたや袋の部分にはポリフェノールも含まれています。また、わたや袋の部分にはポリフェノールも含まれています。ポリフェノールは強い抗酸化作用を持つので、美容には必須の栄養素です。
また、リモネンという精油成分が含まれており、毛細血管を強くしたり高血圧予防にも効果があります。
- ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
- クエン酸:クエン酸は人間のエネルギー代謝でクエン酸が作られる過程があります。そのため、エネルギーを作り出す材料になり、疲労解消効果があります。血流を改善させ、冷え性の解消効果や体の不調の原因になる体のHpを戻す働きも持っている栄養素です。
- ポリフェノール:ポリフェノールは、植物に含まれている成分で苦味や色素の成分で、5000種類ほど存在していると言われており、その種類ごとに特徴ある健康効果を持つ栄養素です。共通点はとても強い抗酸化作用を持ち、活性酸素の除去や体の酸化による老化に関わる病気の予防に役立つ栄養素です。
- リモネン:リモネンは、モノテルペンの仲間で、柑橘系の皮に含まれており香りをかぐだけで体の副交感神経を優位にし、緊張を解すリラックス効果がある成分です。最近の研究では抗がん作用もあると言われている栄養素です。
ゆこうを食べて期待できる効果
柚香に含まれているビタミンCやクエン酸には抗酸化作用があり、主に疲労回復役立ちます。わたや皮にも栄養素が豊富に含まれているので、果肉だけではなく丸ごと食べたほうが効果的です。
- 老化の抑制
- 高血圧の予防・改善
- 疲労回復・免疫力アップ
- 美肌効果
- 毛細血管を強くする
スポンサードリンク
ゆこう(柚香)を長持ちさせる保存方法|常温・冷蔵・冷凍の保存期間の目安
ゆこうはどんな風に保存すれば良いの?保存期間は?とお困りの方はコチラを参考にしてみてくださいね。
【保存方法別】保存期間の目安
- 常温: 約2週間
- 冷蔵: 約3週間
- 冷凍: 約3ヶ月
常温保存
ゆこうは常温保存が2週間ほど可能です。だんだんと香りが落ち、風味や味が悪くなるのが2週間ほど経った時です。より長く保存したい場合は冷蔵庫で保存しましょう。
冷蔵保存
ゆこうを冷蔵保存すると3週間近く日持ちします。乾燥すると果肉がスカスカになって萎んでしまうので、新聞紙や紙袋などに包んでからビニールに入れて保存します。
冷凍保存
ゆこうは丸ごと冷凍保存することで最大3ヶ月日持ちさせることができます。水気をよく拭き取ったらラップに包んで密閉袋に入れましょう。マメな方は皮と果汁に分けて保存すると解凍した時に便利です◎
スポンサードリンク
腐る前に食べよう!ゆこう(柚香)を大量消費できる食べ方レシピ
ゆこうを大量消費したい!そんな時はコチラを参考にしてみてくださいね。余ってしまったゆこうを使う時や大量消費したい時にオススメのレシピを集めてみました。
柚香茶
柚香茶は蜂蜜の甘さと酸味を合わせた温まる健康に良い飲み物です。作っておくと1ヶ月ほど日持ちするので便利ですよ◎消毒して水気を完全に拭き取った容器に入れることで腐るのを防げます◎
柚香湯
柚子湯は季節のイベントですが、大量に消費したい時は普段のお風呂に柚香を浮かべてみましょう。爽やかな香りでリフレッシュできます◎
スポンサードリンク
その他の食材・食品の腐っている状態と保存方法をチェック
代表的な食品・食材488種類を見る
代表的な食品・食材488種類を21分類に分けて、腐っている状態と保存方法についてまとめました。是非こちらのページをご覧くださいね(^^♪
他の果物の腐っている状態・保存方法をチェック
まとめ
ゆこう(柚香)を見極める上で大切なポイントはコチラです。腐っているのかセーフなのか、臭いや見た目・感触などをよくチェックしてみてくださいね。
食べても大丈夫な状態
- 見た目:皮に黒い斑点があるのは成長過程が原因
- 感触❶:果肉が乾燥してパサパサしている
- 感触❷:皮と果実の間に隙間がありパカパカしている
腐っているので食べるとダメな状態
- 臭いで判断:生ぐさい臭いがする
- 見た目で判断:果肉が茶色っぽく変色している
- 感触で判断:どろどろ溶けて汁が出ている
スポンサードリンク