みかんは冬が旬の果物ですが、夏に収穫できる品種を「夏みかん」と言います。さっぱりとした柑橘類なので暑い夏にも美味しく、冷凍したりゼリーなどにアレンジすることのできるフルーツですね。
みかん類はうっかり忘れているとカビが生やすいフルーツでもあります。みなさんも経験したことはありませんか?私は季節に一度はみかん類を腐らせてしまいます。そこで今回は、
- 腐っている夏みかんの特徴や状態
- 腐っている or セーフな夏みかんの見分け方
- 夏みかんが腐る原因
- 夏みかんの正しい保存方法と期間目安
についてご紹介いたします。
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目次
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夏みかんってどんな果物?
夏みかんは、実った果実が冬を越して次の夏が食べごろになることから、その名前が付きました。実際、秋ごろには黄色く色づくものの酸味が強すぎて食べることができません。収穫したものを貯蔵して酸味を抜くか、そのまま夏まで木にならしておいて完熟させることで初夏の時期に食べられるようになります。
甘くする方法
ダンボールなどで夏みかんを購入した場合は、比較的涼しい場所に1ヶ月ほど置いておくと追熟できます。ここでポイントなのですが夏みかんは水分が抜けやすいので、こまめに下の方に積まれている夏みかんを、上の方に移動させるようにしてください。
詳しくはこの記事をチェック!
甘夏・はっさくとの違い
柑橘類には数多くの種類が存在しますが、夏みかんによく似た「甘夏」と「はっさく」には、どんな違いがあるのでしょうか?下記記事で詳しく紹介していますので、あわせてチェックしてみましょう。
詳しくはこの記事をチェック!
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この夏みかんって腐ってる?
夏みかんが腐ると、どんな状態になるのでしょうか?早速腐った夏みかんの特徴を見てみましょう。
夏みかんが腐るとどうなる?
腐ってしまった夏みかんには、このような状態が現れます。
- 感触:皮がカサカサになり乾燥している
- 臭い:カビくさい臭いがする
- 見た目❶:皮に白カビ・緑色のカビが生えている
- 見た目❷:ぶよぶよ柔らかくなり汁気が出ている
- 見た目❸:皮の表面が溶けどろどろしている
夏みかんは皮がカビやすい果物です。傷み始めると 表面に白カビや緑色のカビが生え ます。そして皮が徐々に ぶよぶよと柔らかく なります。
また、水気が出てびちゃびちゃになり カビくさい臭いを発する こともあります。乾燥して皮がカサカサになっている時も腐っている可能性があります。
ツンとする臭いを発している場合もアウト です。残念ですが腐った夏みかんは食べられませんので、廃棄するようにしましょう。
腐っている?セーフ?まだ食べられる夏みかんの見分け方2つ
夏みかんが腐っているのか、まだ大丈夫なのか、腐りかけの夏みかんを見分けるポイントを見てみましょう。保存していた夏みかんがこんな風に変化することがあるので、見極め方をご紹介します。
❶ 皮と果肉の間に隙間ができてパカパカしている
❷ 同じネット・箱の中にカビたみかんがある
夏みかんの皮と果肉の間にパカパカと隙間がでていることがありますが、必ずしも腐っているとは限りません。このような状態の場合、果肉の水分が抜けてパサパサした食感になっていることが多いですが、食べられる場合もあるので見極めてみましょう。
また、ネットや箱に複数入っている状態で購入した時にカビているものが混ざっていることがあります。保存中に一つだけカビることもありますが、見つけたらすぐに取り出して捨てるようにしましょう。
カビた夏みかんと同じ環境にあると、雑菌が飛んで別の夏みかんにもカビが移ってしまいます。特に暖かく湿度の高い場所で移りやすいので、保存場所にも気をつけましょう。
夏みかんが腐る原因3つ
では、夏みかんはどんな状態だと腐りやすいのでしょうか?できるだけ長持ちさせるためにも、夏みかんが腐りやすくなる原因を3つ見てみましょう。
❶ ダンボールの中で保存している
❷ 夏みかんどうし密集した状態で保存している
❸ 涼しくない常温で保存している
❶❷湿度が原因:夏みかんは湿度に弱い果物です。夏みかんどうしがくっ付いて密な状態だったり、湿っぽい場所で保存しているとすぐにカビが発生してしまいます。
ダンボール箱に入った夏みかんも多数販売されていますが、 ダンボールは湿度を吸いやすいので保存にはオススメしません 。他の容器に移し替えて保存すると腐りにくいですよ。
❸暖かい場所は腐りやすい:夏みかんは常温保存も可能ですが、できるだけ涼しい場所で保存しないとカビが生えてしまいます。常温保存する時は、日の当たらない部屋かつ涼しい部屋にしましょう。続いては、夏みかんの栄養についてです!
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夏みかんの栄養って何がある?
夏みかんに含まれている栄養成分
酸味の強い夏みかんは、ビタミンCやクエン酸を豊富に含んでいます。また、わたや袋の部分にはポリフェノールも含まれています。
夏みかんを食べて期待できる効果
夏みかんに含まれているビタミンCやクエン酸には抗酸化作用があり、主に疲労回復役立ちます。
- 老化の抑制
- 高血圧予防・改善
- 抗ストレス作用
- 疲労回復
アレルギーはある?
果物を食べてアレルギー反応を起こす人は稀にいますが、夏みかんでアレルギーを起こす人はかなり少ないと言えます。
ただ、夏みかんに似ている柑橘類のオレンジには、果物アレルギーの原因物質が含まれているため、夏みかんでアレルギーを起こす人もゼロではないでしょう。
詳しくはこの記事をチェック!
夏みかんを長持ちさせる保存方法|常温・冷蔵・冷凍の保存期間の目安
夏みかんってどんな風に保存すれば良いの?保存期間は?とお困りの方はコチラを参考にしてみてくださいね。
【保存方法別】保存期間の目安
- 常温: 約2週間
- 冷蔵: 約3週間
- 冷凍: 3〜4ヶ月
常温保存
夏みかんを買った際のネットやビニール袋は取り外し、新聞紙を敷いたプラスチック製のメッシュカゴなどに入れて風通しの良い冷暗所で保存しましょう。約2週間日持ちします。
- 皮の硬い軸の部分を下にすると傷みにくくより長持ちする
冷蔵保存
夏みかんは冷蔵保存で約3週間日持ちします。乾燥を防ぐため、必ずビニール袋に入れて保存しましょう。
冷凍保存
夏みかんを冷凍保存する場合は、3〜4ヶ月日持ちします。長持ちさせるためのコツはコチラです。
- みかんを金属のトレイに並べて冷凍庫で凍らせる
- 凍ったみかんを取り出して、一つずつ水にくぐらせもう一度冷凍する
- 冷凍用保存袋に入れて保存する
水にくぐらせて再凍結することによって、みかんの皮のまわりに氷の膜ができるので乾燥を防ぐことができます。食べる時は自然解凍でOKです!
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腐る前に食べよう!夏みかんを大量消費できる食べ方レシピ
夏みかんを大量消費したい!そんな時はコチラを参考にしてみてくださいね。余ってしまった夏みかんを使う時や大量消費したい時にオススメのレシピを集めてみました。
夏みかんゼリー
夏みかんを大量消費したい時には、果肉も果汁も使える夏みかんでおやつにしてみましょう。夏みかんはコンポート状にしたものでも、生のまま入れてもお好みでOKです◎
夏みかんジャム
ジャムはペースト状にしてしまうので傷んでいても元気な部分を使うことで活用できます♩お好みの砂糖の量で自分好みの甘さに調整しましょう。ヨーグルトに入れたりパンに塗ったり、ジャムの用途はいろいろです◎
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代表的な食品・食材488種類を21分類に分けて、腐っている状態と保存方法についてまとめました。是非こちらのページをご覧くださいね(^^♪
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まとめ
夏みかんを見極める上で大切なポイントはコチラです。腐っているのかセーフなのか、臭いや見た目・感触などをよくチェックしてみてくださいね。
食べても大丈夫な状態
- 見た目❶:皮と果肉の間に隙間ができていてもギリギリOK
- 見た目❷:同じネットや箱の中にカビたものがいても、他にカビが移っていなければOK
腐っているので食べるとダメな状態
- 臭いで判断:カビくさい臭いがする
- 見た目で判断:白カビ・緑色のカビが生えている
- 感触で判断:どろどろ溶けて水気が出ている
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