下田なすの特徴・旬の時期は?|滋賀県湖南市下田地区の伝統のなす

丸い形のものや細長いもの、白いものから濃い紫のものまで、たくさんの品種がある野菜・ナス。実際にナスは長い歴史を持ったものから新しいものまで、地域の特性に合わせて多くの品種が栽培されているのです。その中でも今回は明治時代以前から栽培され続けている伝統的な品種・下田なすについてまとめてみました。

画像引用:びわこだいなか愛菜館

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下田なすってどんななす?

読み方 しもだなす
旬の時期 8月~9月中旬
主な生産地 滋賀県
種類 地域の伝統ナス

下田ナスは明治時代以前より滋賀県湖南市の下田地区にて栽培されている伝統的な品種で、それと同時に栽培が難しい品種でもあります。下田ナスは下田地区以外で育てると徐々に一般的なナスと変わらなくなっていく地場野菜なので、主に地元消費が中心で一般的な市場には流通していないようです。

読み方

「下田なす」と書いてシモダナスと読みます。

特徴(サイズ、味、形状など)

下田なすは長さ6㎝~10㎝、直径は3㎝~4㎝ほどの一般的ななすよりも小ぶりなナスで、色も少し薄めです。また、ガクの下の部分が白~緑色のような色で縁どられています。水分をたくさん含んだジューシーでやわらかな実と薄い皮が最大の特徴と言え、アクも少なくリンゴのような甘みが感じられます。漬物などにもむいていますが、火を通すことでみずみずしさとうまみが増すので炒め物などにもむいている品種です。

栽培の苦労

最大の特徴であるみずみずしさや柔らかさを保つために、農家の人から「お嬢様なす」と呼ばれるほど栽培に手間がかかる下田ナス。十分な日光が当たるようにこまめな摘葉が必要ですが、逆に日光が当たりすぎると乾燥して皮が硬くなってしまうため、雨の少ない時期にはとくに畝間冠水などで水分補給をしてあげる必要があります。また下田なすは伝統的な品種のため、血統を守るために他の種と間隔をあけて栽培する必要もあるそうです。

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旬の時期

7月中旬~10月上旬ごろが収穫時期ですが、8月~9月中旬あたりがとくに旬の時期です。

主な生産地

滋賀県湖南市の下田地区で伝統的に栽培されています。

価格相場ってどのくらい?

下田なすは滋賀県湖南市の下田地区でしか栽培されていないことに加え、皮や実が柔らかく傷つきやすいため全国的な流通はあまりないようです。地元の道の駅や直売所などでの販売が中心になっているようなので、今回はそのあたりでの価格相場を調べてみました。

道の駅など

小ぶりなナスなので袋詰めにされて販売されることが多く、7・8個入って170円前後で売られていました。希少な品種ですが一般的なナスとあまり変わらない価格帯のようです。

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なすの主な栄養成分の解説

ナスは水分が90%も含まれることから、低カロリーで栄養素がないと思われがちです。しかしナスにはナスならではの栄養素が含まれています。ナスが持っている栄養素についてまとめてみました。

なすびの主な成分表

ナスの栄養は他の野菜に比べるとそれほど多くないのですが、強い抗酸化作用があるナスニンやポリフェノールの一種であるクロロゲン酸も含んでいます。

エネルギー 22kcal
水分 93.2g
炭水化物 5.1g
タンパク質 1.1g
脂質 0.1g
パントテン酸 0.30mg
カリウム 220mg
カルシウム 18mg
マグネシウム 17mg
ビタミンB1 0.04mg
ビタミンB2 0.04mg
ビタミンB6 0.06mg
葉酸 19ug
ビタミンC 6mg
食物繊維 2.2g

可食部100gあたりの成分

注目すべき栄養素

  • ナスニン
  • クロロゲン
  • 食物繊維
  • カリウム

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ナスの保存方法:冷蔵・冷凍・常温・干す

日持ちしないと思われがちなナスですが、適切な方法で保存することでおいしいまま長持ちをさせることができます。

  • 冷蔵:10日ほど
  • 冷凍:1カ月
  • 常温:4日ほど
  • 干す:3日かけて干し、1ヵ月保存可能

是非、保存方法をしっかりと見ておいて残さず旬のナスを全部食べ切ってください!

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なすの主な5つの種類・43品種まとめ

ナスには様々な種類があります。本ページではナスを①主な5品種②地域の伝統ナス27品種③青茄子・白茄子2品種の3つで分類しております。
是非お気に入りのナスを見つけてくださいね!

主な5品種のなす

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おすすめの食べ方

みずみずしくジューシーな下田ナスにおすすめの食べ方をまとめてみました。

漬物

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もともと食品保存法の一つである漬物にはたくさんの種類が存在します。調味液に短時間つける浅漬け、ぬか床に野菜をつけるぬか漬け。ほかにも塩漬けやみそ漬け、粕漬け、酢漬け、辛子漬け、醤油漬け・・・など様々。漬物はそのまま生で食べても美味しい野菜をさらに味わい深くしてくれる調理方法です。皮まで柔らかくジューシーな下田なすの漬物は絶品です

画像引用:滋賀のおいしいコレクション

素揚げ

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皮ごと味わうために素揚げをして油でコーティングしてしまうのもおすすめです。炒め物や煮物だとどうしても茶色く変色してしまいますが、素揚げにすることで鮮やかなまま食べることができます。下田なすは水分が多いため他のナスと比べて油を吸いにくく、外はサクッと中はジューシーに食べることができます。

画像引用:Eレシピ

炒め物

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野菜は火を通すことでより多く食べることができます。つまりより多くの栄養をとることができるのです。加えて野菜は火を通すことによって甘さが増します。栄養素が流出しやすい野菜なら電子レンジでの加熱がおすすめですが、オーブンやフライパンでの調理をすることで、焼き目のついた目から美味しい料理を作ることができます。下田なすは加熱調理をすることでみずみずしさやうまみが増すので、炒め物にするのにはとくにおすすめの品種です。

画像引用:macaroni

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まとめ

今回は下田なすについてまとめてみました。皮も薄くみずみずしくてジューシーな伝統野菜なのに、栽培にはとても手間がかかって下田地区外では栽培できないなんて、少し可愛く感じますね。全国的にはなかなか手に入りづらいのが少し残念ですが、収穫時期などでもし見かけたらぜひ一度食べてみてください!

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