柚子湯や柚子茶に使われる「ゆず」は、季節を感じる冬の食材です。みなさんもお正月や冬至の際に買うことがあるかと思います。ゆずは日持ちが効きますが、どの保存方法が一番長く日持ちさせられるのでしょうか?今回は、
- 腐っているゆずの特徴や状態
- 腐っている or セーフなゆずの見分け方
- ゆずが腐る原因
- ゆずの正しい保存方法と期間目安
についてご紹介いたします。
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目次
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ゆずってどんな野菜?
柚子は中国が原産で、日本には奈良時代か飛鳥時代には伝来していたとされています。かつては薬用として用いられ、徐々に食用としても扱われるようになりました。
現在の日本では四国地方での栽培が盛んで、高知県・徳島県が全体の約70%を占めています。酸味が強いので生で食べることはほとんどありませんが、皮をおせち料理に使ったり、ジャムや調味料として広く食べられています。
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このゆずって腐ってる?
ゆずが腐ると、どんな状態になるのでしょうか?早速腐ったゆずの特徴を見てみましょう。
ゆずが腐るとどうなる?
腐ってしまったゆずには、このような状態が現れます。
- 変色:果肉が茶色く変色している
- 臭い:腐敗臭がする
- 見た目❶:皮がしわしわに萎んでいる
- 見た目❷:果肉がスカスカになって乾燥している
- 見た目❸:どろどろに溶けてぬめりがある
柚子は比較的長く保存が効く食材ですが、傷み始めると 果肉ちが茶色っぽく変色 していきます。そして皮が徐々に しわしわになり乾燥した状態 になります。
また、乾燥とは逆に 水気が出てどろどろと溶けぬめりが出ることも あります。外側は一見大丈夫でも、切ってみたら中身が腐っていた!なんてこともありますので注意しましょう。
生ぐさい臭いを発しているのも即アウト です。残念ですが腐った柚子は食べられませんので、廃棄するようにしましょう。
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腐っている?セーフ?まだ食べられるゆずの見分け方3つ
ゆずが腐っているのか、まだ大丈夫なのか、腐りかけのゆずを見分けるポイントを見てみましょう。保存していたゆずがこんな風に変化することがあるので、見極め方をご紹介します。
❶ 果肉がパサパサして乾いている
❷ 皮に黒い斑点がある
❸ 皮と果肉の間に隙間ができてパカパカしている
柚子は傷んでくる水っぽくなる場合もありますが、水分が抜け乾燥して果肉がパサついたり、皮と果肉の間に空洞ができてパカパカすることがあります。風味や香りは落ちていますが、カビや臭いがなければまだギリギリ食べることができます◎
また、購入時から皮の表面に黒い小さな斑点があることがありますが、成長過程中でできた黒点病の可能性があります。食べても問題ありませんが気になるかと思うので、その部分は避けて元気な部分だけ食べるようにしましょう。
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ゆずが腐る原因3つ
では、ゆずはどんな状態だと腐りやすいのでしょうか?できるだけ長持ちさせるためにも、ゆずが腐りやすくなる原因を3つ見てみましょう。
❶ 乾燥した場所で保存している
❷ あまりに長期間保存している
❸ 元々傷が付いていた
ゆずは乾燥に弱いので、できるだけ乾燥しないように紙袋などに入れて保存することで傷むスピードを和らげることができます。長期間保存が効きますが、あまりにも長く放置しているとさすがのゆずも腐ってしまいます。
また、ゆずに傷が付いているとそこから変色したり雑菌が入って腐りやすくなってしまいます。ゆずを選ぶ時はできるだけ綺麗な状態のものを選びましょう。続いては、ゆずの栄養についてです!
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ゆずの栄養って何がある?
ゆずに含まれる栄養成分
柚子は他の柑橘類と同様にビタミンCを多く含んでいます。とくに果皮に多く含まれていて、強い抗酸化作用により美容効果や生活習慣病予防効果を期待することができます。
また、ミネラル類や有機酸、柑橘類特有のリモネン・ペクチン・βカロテン・ヘスペリジンなど健康効果を高める栄養素が豊富に含まれています。
- リモネン:リモネンは、モノテルペンの仲間で、柑橘系の皮に含まれており香りをかぐだけで体の副交感神経を優位にし、緊張を解すリラックス効果がある成分です。最近の研究では抗がん作用もあると言われている栄養素です。
- β-カロテン:β-カロテンは、人間の体内でビタミンAに変化し、細菌やウイルスの侵入を防ぐために必要な粘膜を丈夫にする作用があります。肌のシミの原因になる色素発生を抑制する抗酸化作用も持っています。緑黄色野菜では黄色の色素に多く含まれているビタミンです。
- ペクチン:ペクチンは、植物の細胞壁に含まれている多糖類で、砂糖やさんを加えることでゼリーの様なとろみに変化します。水溶性と不溶性の2種類に分類することができ、主な働きは便秘・下痢の解消、コレステロール値、血糖値を下げる栄養素です。
- ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
ゆずを食べて期待できる効果
爽やかな香りが食欲を増進させる効果のあるゆずは、ビタミンCも多く含んでいるので風邪予防や肌トラブルなどにも役立ちます。
- 風邪予防
- 食欲増進
- 美肌効果
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ゆずを長持ちさせる保存方法|常温・冷蔵・冷凍の保存期間の目安
ゆずはどんな風に保存すれば良いの?保存期間は?とお困りの方はコチラを参考にしてみてくださいね。
【保存方法別】保存期間の目安
- 常温: 約2週間
- 冷蔵: 約3週間
- 冷凍: 約3ヶ月
ゆずの常温保存
柚子は常温保存が2週間ほど可能です。だんだんと香りが落ち、風味や味が悪くなるのが2週間ほど経った時です。より長く保存したい場合は冷蔵庫で保存しましょう。
ゆずの冷蔵保存
柚子を冷蔵保存すると3週間近く日持ちします。乾燥すると果肉がスカスカになって萎んでしまうので、新聞紙や紙袋などに包んでからビニールに入れて保存します。
ゆずの冷凍保存
柚子は丸ごと冷凍保存することで最大3ヶ月日持ちさせることができます。水気をよく拭き取ったらラップに包んで密閉袋に入れましょう。マメな方は皮と果汁に分けて保存すると解凍した時に便利です◎
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腐る前に食べよう!ゆずを大量消費できる食べ方レシピ
ゆずを大量消費したい!そんな時はコチラを参考にしてみてくださいね。余ってしまったゆずを使う時や大量消費したい時にオススメのレシピを集めてみました。
柚子茶
柚子茶は蜂蜜の甘さと柚子の酸味を合わせた温まる健康に良い飲み物です。作っておくと1ヶ月ほど日持ちするので便利ですよ◎消毒して水気を完全に拭き取った容器に入れることで腐るのを防げます◎
柚子湯
柚子湯は季節のイベントですが、大量に消費したい時は普段のお風呂に浮かべてみましょう。爽やかな香りでリフレッシュできます◎
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代表的な食品・食材488種類を21分類に分けて、腐っている状態と保存方法についてまとめました。是非こちらのページをご覧くださいね(^^♪
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まとめ
ゆずを見極める上で大切なポイントはコチラです。腐っているのかセーフなのか、臭いや見た目・感触などをよくチェックしてみてくださいね。
食べても大丈夫な状態
- 見た目:皮に黒い斑点があるのは成長過程が原因
- 感触❶:果肉が乾燥してパサパサしている
- 感触❷:皮と果実の間に隙間がありパカパカしている
腐っているので食べるとダメな状態
- 臭いで判断:生ぐさい臭いがする
- 見た目で判断:果肉が茶色っぽく変色している
- 感触で判断:どろどろ溶けて汁が出ている
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