「こたつにみかん」という言葉がありますが、「みかん」は冬の寒い時期に旬を迎えるフルーツの一つです。
私も子どもの頃からみかんをこたつで食べるのが好きでした。5kgなど箱入りで販売されることも多いみかんですが、大量買いすると心配なのが傷みや腐敗です。今回は、
- 腐っているみかんの特徴や状態
- 腐っている or セーフなみかんの見分け方
- みかんが腐る原因
- みかんの正しい保存方法と期間目安
についてご紹介いたします。
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目次
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みかんってどんな果物?
みかんが日本に伝わったのは室町時代です。中国から伝来したのですが、当時のみかんはとっても甘かったため「蜜柑」という漢字をあて、その甘さを表現したと言われています。
ビタミンCが豊富で寒い時期に旬を迎えるので、免疫力アップになる風予防のフルーツとしても知られています。世界には約900種類のみかんがあり、温州みかんは日本独自の品種です。
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このみかんって腐ってる?
みかんが腐ると、どんな状態になるのでしょうか?早速腐ったみかんの特徴を見てみましょう。
みかんが腐るとどうなる?
腐ってしまったみかんには、このような状態が現れます。
- 感触:皮がカサカサになり乾燥している
- 臭い:カビくさい臭いがする
- 見た目❶:皮に白カビ・緑色のカビが生えている
- 見た目❷:ぶよぶよ柔らかくなり汁気が出ている
- 見た目❸:皮の表面が溶けどろどろしている
みかんは皮がカビやすい果物です。傷み始めると 表面に白カビや緑色のカビが生え ます。そして皮が徐々に ぶよぶよと柔らかく なります。
また、水気が出てびちゃびちゃになり カビくさい臭いを発する こともあります。乾燥して皮がカサカサになっている時も腐っている可能性があります。
ツンとする臭いを発している場合もアウト です。残念ですが腐ったみかんは食べられませんので、廃棄するようにしましょう。
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腐っている?セーフ?まだ食べられるみかんの見分け方2つ
みかんが腐っているのか、まだ大丈夫なのか、腐りかけのみかんを見分けるポイントを見てみましょう。保存していたみかんがこんな風に変化することがあるので、見極め方をご紹介します。
❶ 皮と果肉の間に隙間ができてパカパカしている
❷ 同じネット・箱の中にカビたみかんがある
みかんの皮と果肉の間にパカパカと隙間がでていることがありますが、必ずしも腐っているとは限りません。このような状態の場合、果肉の水分が抜けてパサパサした食感になっていることが多いですが、食べられる場合もあるので見極めてみましょう。
また、ネットや箱に複数入っている状態で購入した時にカビているものが混ざっていることがあります。保存中に一つだけカビることもありますが、見つけたらすぐに取り出して捨てるようにしましょう。
カビたみかんと同じ環境にあると、雑菌が飛んで別のみかんにもカビが移ってしまいます。特に暖かく湿度の高い場所で移りやすいので、保存場所にも気をつけましょう。
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みかんが腐る原因3つ
では、みかんはどんな状態だと腐りやすいのでしょうか?できるだけ長持ちさせるためにも、みかんが腐りやすくなる原因を3つ見てみましょう。
❶ ダンボールの中で保存している
❷ みかんどうし密集した状態で保存している
❸ 涼しくない常温で保存している
❶❷湿度が原因:みかんは湿度に弱い果物です。みかんどうしがくっ付いて密な状態だったり、湿っぽい場所で保存しているとすぐにカビが発生してしまいます。
ダンボール箱に入ったみかんも多数販売されていますが、 ダンボールは湿度を吸いやすいので保存にはオススメしません 。他の容器に移し替えて保存すると腐りにくいですよ。
❸暖かい場所は腐りやすい:みかんは常温保存も可能ですが、できるだけ涼しい場所で保存しないとカビが生えてしまいます。常温保存する時は、日の当たらない部屋かつ涼しい部屋にしましょう。続いては、みかんの栄養についてです!
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みかんの栄養って何がある?
みかんに含まれる栄養成分
みかんの代表的な栄養素はビタミンCで、強い抗酸化作用で風邪予防や美肌効果など嬉しい効果を期待することができます。それに加えて体内でビタミンAに変換されるβクリプトキサチン、エネルギー作りに必要なビタミンB1、体内の塩分調整を行うカリウムなどが豊富に含まれています。
- β-クリプトキサンチン:β-クリプトキサンチンは、βカロチンの5倍以上の抗酸化作用を持ち、体内の酸化することで生じる体調不調やトラブルを解消する力があります。高血圧や動脈硬化といった血液、血管内のトラブルによる病気や、シミを予防するため美肌効果、最近では糖尿病にも効果があるとされています。
- ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
- ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
- カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
みかんを食べて期待できる効果
みかんが持つビタミン類には美肌効果・美白効果などのアンチエイジング効果が、カリウムにはむくみ予防や改善効果があります。また、βクリプトキサチンは糖尿病にも効果があるとされています。
- 糖尿病予防
- 風邪予防 / 免疫力アップ
- アンチエイジング効果
- むくみ予防・改善
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みかんを長持ちさせる保存方法|常温・冷蔵・冷凍の保存期間の目安
どんな風にみかんを保存すれば良いの?保存期間は?とお困りの方はコチラを参考にしてみてくださいね。
【保存方法別】保存期間の目安
- 常温: 2週間〜1ヶ月 (涼しい場所に限る)
- 冷蔵: 2週間〜1ヶ月
- 冷凍: 約1ヶ月
みかんの常温保存
みかん常温保存するには、最高でも15度の涼しい場所が適しています。家の中にそんなに涼しい(寒い)場所はない!という方は冷蔵庫や野菜室で保存しましょう。
みかんの冷蔵保存
みかん保存の適温は5〜15度と言われています。冷蔵庫や野菜室に入れれば2週間〜1ヶ月日持ちします。
みかんの冷凍保存
皮を剥いたみかんを冷凍すれば約1ヶ月保存が可能です。シャーベットとして食べると美味しいですよ◎ラップに包み密閉袋に入れて冷凍します。
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腐る前に食べよう!みかんを大量消費できる食べ方レシピ
みかんを大量消費したい!そんな時はコチラを参考にしてみてくださいね。余ってしまったみかんを使う時や大量消費したい時にオススメのレシピを集めてみました。
みかんジュース
皮剥きみかんをミキサーにかければ、みかん100%のビタミンたっぷりジュースの完成です。美容にも良いので女性必見ジュースです◎
冷凍みかん
みかんの冷凍は皮を剥いてからがオススメですが、そのまま冷凍しても冷凍みかんとして食べることができます。シャーベットのようで冷たいおやつになります。
みかんジャム
ジャムはペースト状にしてしまうので傷んでいても元気な部分を使うことで活用できます♩お好みの砂糖の量で自分好みの甘さに調整しましょう。ヨーグルトに入れたりパンに塗ったり、ジャムの用途はいろいろです◎
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その他の食材・食品の腐っている状態と保存方法をチェック
代表的な食品・食材488種類を見る
代表的な食品・食材488種類を21分類に分けて、腐っている状態と保存方法についてまとめました。是非こちらのページをご覧くださいね(^^♪
他の果物の腐っている状態・保存方法をチェック
まとめ
みかんを見極める上で大切なポイントはコチラです。腐っているのかセーフなのか、臭いや見た目・感触などをよくチェックしてみてくださいね。
食べても大丈夫な状態
- 見た目❶:皮と果肉の間に隙間ができていてもギリギリOK
- 見た目❷:同じネットや箱の中にカビたものがいても、他にカビが移っていなければOK
腐っているので食べるとダメな状態
- 臭いで判断:カビくさい臭いがする
- 見た目で判断:白カビ・緑色のカビが生えている
- 感触で判断:どろどろ溶けて水気が出ている
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