爽やかな柑橘類の一つ「すだち」は、すだち蕎麦として食べられたり焼き魚の付け合わせとして絞ったりして使う果物です。実は日本が原産で、江戸時代から食べられていたそうですよ。
スーパーでも買うことができるので、家ではどのくらい日持ちするの?と疑問に思う方も多いかもいれません。長期保存が効く食材ですが、通り越すと腐ってしまうので注意してくださいね。今回は、
- 腐っているすだちの特徴や状態
- 腐っている or セーフなすだちの見分け方
- すだちが腐る原因
- すだちの正しい保存方法と期間目安
についてご紹介いたします。
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目次
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すだちってどんな果物?
すだちは日本の徳島県原産の果物です。柑橘類に分類され、爽やかな香りと酸味ある味わいが特徴です。徳島県では江戸時代からすだちを食用の果物として栽培していました。
すだちにはカリウムが含まれており、体内の余分な塩分を排出する働きがあります。皮は緑色で、果肉は淡い黄緑色をしています。全国生産量の約9割を徳島県産が占めています。
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このすだちって腐ってる?
すだちが腐ると、どんな状態になるのでしょうか?早速腐ったすだちの特徴を見てみましょう。
すだちが腐るとどうなる?
腐ってしまったすだちには、このような状態が現れます。
- 変色:皮の表面が白く変色している
- 感触❶:果肉がどろどろ溶けている
- 感触❷:皮や果肉がぶよぶよ柔らかい
- 臭い:腐敗臭がする
- 見た目:汁気が出て水っぽい
すだちの皮は濃い緑色をしていますが、傷み始めると 皮の表面が白く変色 していきます。そして皮や果肉を触ると ぶよぶよと柔らかい感触 なり、更に腐敗が進むと 果肉がどろど溶ける こともあります。
また、 汁気が出て水っぽくなったり、腐敗臭がする ようになります。残念ですが腐ったすだちは食べられませんので、廃棄するようにしましょう。
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腐っている?セーフ?まだ食べられるすだちの見分け方3つ
すだちが腐っているのか、まだ大丈夫なのか、腐りかけのすだちを見分けるポイントを見てみましょう。保存していたすだちがこんな風に変化することがあるので、見極め方をご紹介します。
❶ 乾燥して皮がカチカチになっている
❷ 使いかけのすだちの断面が変色している
❸ 萎んで小さくなっている
❹ 皮が黄色く変色している
すだちは乾燥に弱いので、 時間が経つと皮がしわしわになり固く なっていきます。カチカチになっていきますが、臭いやカビなどがなければ果肉はまだ使えることが多いです。この場合は皮は使わず、果汁だけ絞って使いましょう。乾燥して小さく縮んでいる場合も同じです。
また、使いかけのすだちの断面が変色することがありますが、その部分だけカットすれば使えることもあります。腐敗が進んでいなければ問題ありません◎
皮が黄色く変色することもありますが、これはすだちが熟したことによるものです。風味は多少変わりますが問題なく食べることができますよ。
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すだちが腐る原因3つ
では、すだちはどんな状態だと腐りやすいのでしょうか?できるだけ長持ちさせるためにも、すだちが腐りやすくなる原因を3つ見てみましょう。
❶ 乾燥した場所で保存している
❷ 長期間保存し過ぎている
❸断面をラップなどで覆っていない
すだちは乾燥した場所で保存していると、皮からどんどん乾燥が始まり固くなっていきます。常温で2週間ほど保存がききますが、それ以上置いておくと腐敗が始まりますよ。
また、使いかけのすだちは早く使い切るのがベストですが、すぐに使わない時はしっかりラップをしましょう。空気に触れると変色し、傷みやすくなるので注意しましょう。続いては、すだちの栄養についてです!
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すだちの栄養って何がある?
すだちに含まれる栄養成分
すだちには、強い抗酸化作用で免疫力をアップさせるビタミンC、酸っぱい味の元であるクエン酸が含まれています。また、小さいながらもカリウムとカルシウムはレモンの2.5倍も含んでいます。
- ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
- クエン酸:クエン酸は人間のエネルギー代謝でクエン酸が作られる過程があります。そのため、エネルギーを作り出す材料になり、疲労解消効果があります。血流を改善させ、冷え性の解消効果や体の不調の原因になる体のHpを戻す働きも持っている栄養素です。
- ビタミンA:ビタミンAは、抗酸化作用、皮膚や肌の粘膜を作る、人間の視覚情報の伝達に関わるビタミンです。体内にある活性酸素を協力に除去し、肌の生成にも関わるため美肌作用、体内へのウイルスや細菌の侵入を防ぎます。加えて、視覚情報に関わる神経伝達に不可欠なロドプシンの生成の主成分にもなっています。
- カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
- カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。
すだちを食べて期待できる効果
すだちには、免疫力を高めるビタミンCとクエン酸による多数の効能が見られます。体の老化を防止する効果もあるので、アンチエイジングにもオススメです。
- 疲労回復
- 老化の抑制
- ストレス軽減
- 高血圧予防・改善
- 美肌効果
- 免疫力アップ/風邪予防
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すだちを長持ちさせる保存方法|常温・冷蔵・冷凍の保存期間の目安
すだちはどんな風に保存すれば良いの?保存期間は?とお困りの方はコチラを参考にしてみてくださいね。
【保存方法別】保存期間の目安
- 常温: 約2週間
- 冷蔵: 約1ヶ月
- 冷凍: 約3ヶ月
すだちの常温保存
すだちは常温保存で約2週間日持ちします。保存の際は乾燥から守るために紙に包むと良いです◎特に冬場は乾燥しやすいので、むき出しで置いておくと乾いて萎んでしまうので注意です。
すだちの冷蔵保存
すだちは冷蔵保存で約1ヶ月日持ちします。冷蔵する場合も紙に包み、更に密閉袋に入れるとより長持ちします。使いかけのすだちは断面にぴったりラップをかけ、2〜3日で使いきりましょう。
すだちの冷凍保存
すだちは丸ごと冷凍することで約3ヶ月日持ちします。この場合もラップ+密閉袋の方法で冷凍しましょう。使う時は自然解凍で時間をかけて解凍します。
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腐る前に食べよう!すだちを大量消費できる食べ方レシピ
すだちを大量消費したい!そんな時はコチラを参考にしてみてくださいね。余ってしまったすだちを使う時や大量消費したい時にオススメのレシピを集めてみました。
すだち蕎麦
すだち蕎麦はさっぱりとした味わいと、すだちの香りが美味しい大人のお蕎麦です。薄く輪切りにスライスしたすだちを上に乗せるだけなので、普段のお蕎麦を簡単にアレンジすることができますよ◎
焼き魚にかけて
すだちは焼き魚との相性が抜群で、特にサンマと合わせて食べられています。さっぱりしたすだちの味が魚臭みや苦味をカバーしてくれるので、食べやすくなります◎大根おろしも一緒に添えると尚GOODです。
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その他の食材・食品の腐っている状態と保存方法をチェック
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代表的な食品・食材488種類を21分類に分けて、腐っている状態と保存方法についてまとめました。是非こちらのページをご覧くださいね(^^♪
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まとめ
すだちを見極める上で大切なポイントはコチラです。腐っているのかセーフなのか、臭いや見た目・感触などをよくチェックしてみてくださいね。
食べても大丈夫な状態
- 変色:断面が変色していても切り落とせばOK
- 触感:皮や果肉が固い時は果汁だけ使える
腐っているので食べるとダメな状態
- 臭いで判断:腐敗臭がする
- 見た目で判断:カビが生えている
- 感触で判断❶:ぶよぶよして柔らかい
- 感触で判断❷:汁気で出て水っぽい
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