「タラゴン」というハーブの一つをご存知ですか?甘みある香りと、苦味や辛味を持った味が特徴的なハーブです。
最近では家庭菜園が人気で、ご家庭でハーブを育てている方が増えている傾向にありますが、生のタラゴンを保存するにはどんな方法が良いのでしょうか?今回は、
- 腐っているタラゴンの特徴や状態
- 腐っている or セーフなタラゴンの見分け方
- タラゴンが腐る原因
- タラゴンの正しい保存方法と期間目安
についてご紹介いたします。
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目次
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タラゴンってどんなハーブ?
英名 | Taragon |
別名・和名 | フレンチタラゴン、エストラゴン |
もともと歯痛や消毒薬など薬草として使われていたタラゴンは、中世時代になると食用として扱われるようになりました。
苦味と辛味を持った味に、やや甘みのある香りが特徴です。現在ではフランス料理に使われることが多く、お肉や魚などの臭みを取る作用を持っています。日本でも冷蔵パックが販売されていたり、自家栽培されているハーブです。
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このタラゴンって腐ってる?
タラゴンが腐ると、どんな状態になるのでしょうか?早速腐ったタラゴンの特徴を見てみましょう。
タラゴンが腐るとどうなる?
腐ってしまったタラゴンには、このような状態が現れます。
- 変色❶:茶色く変色している
- 変色❷:黄色っぽく変色している
- 感触:葉がふにゃふにゃに柔らかくなっている
- 見た目❶:枯れて乾燥している
- 見た目❷:ぬるぬるして水気が出ている
タラゴンの葉は鮮やかな緑色をしていますが、傷み始めると徐々に 黄色→茶色へと変色 していきます。また、葉の水分が抜けてしなしなになり 柔らかく なります。
また、乾燥して 葉が枯れたり 、 ぬるぬるして水気が出ていたらアウト です。残念ですが腐ったタラゴンは美味しくありませんので、廃棄するようにしましょう。
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腐っている?セーフ?まだ食べられるタラゴンの見分け方3つ
タラゴンが腐っているのか、まだ大丈夫なのか、傷みかけのタラゴンを見分けるポイントを見てみましょう。保存していたタラゴンがこんな風に変化することがあるので、見極め方をご紹介します。
❶ 葉が黄色味がかっている
❷ 乾燥してカサカサしている
❷ 元気がなくしなしなしている
タラゴンは傷んでくると葉が黄色っぽく変色し、やがて茶色くなって枯れてしまいます。少し黄色味がかっているかな?と思ったら傷み始めている証拠です!多少の黄色味であればギリギリ食べることができますので早めに消費しましょう◎
また、水分が抜けるとしなしなして元気がなくなってしまいます。水に15分ほど浸けておくと復活することもありますので試してみてくださいね。乾燥も傷みの原因となります。保存方法については後ほどご紹介いたします!
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タラゴンが腐る原因3つ
では、タラゴンはどんな状態だと腐りやすいのでしょうか?できるだけ長持ちさせるためにも、タラゴンが腐りやすくなる原因を3つ見てみましょう。
❶ 水の中に葉ごと入れて保存している
❷ 乾燥した場所で保存している
❸ 水を入れて保存している場合、その水を替えていない
タラゴンは水の中に立てて入れるように保存するのが良いのですが、その水が古くなっていると水に浸っている部分から腐り、ぬるぬるとヌメリを発するようになります。 保存中の水はできるだけ毎日取り替えましょう 。
また、葉をバラで水に浸けて保存する方法もありますが、葉が全て浸るほど大量の水に入れると腐りやすいです。 水はひたひた程度にすると良い ですよ◎
乾燥は葉を枯らす原因になってしまうので、ビニール袋などで覆うようにしましょう。続いては、タラゴンの栄養についてです!
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タラゴンの栄養って何がある?
タラゴンに含まれる栄養成分
タラゴンには、ビタミンB群やβカロテン・ビタミンCが含まれており、アンチエイジングに効果的なハーブとして有名です。
爽やかな香りで、魚料理・肉料理・オムレツなど主にフランス料理でよく用いられています。
- リモネン:リモネンは、モノテルペンの仲間で、柑橘系の皮に含まれており香りをかぐだけで体の副交感神経を優位にし、緊張を解すリラックス効果がある成分です。最近の研究では抗がん作用もあると言われている栄養素です。
- β-カロテン:β-カロテンは、人間の体内でビタミンAに変化し、細菌やウイルスの侵入を防ぐために必要な粘膜を丈夫にする作用があります。肌のシミの原因になる色素発生を抑制する抗酸化作用も持っています。緑黄色野菜では黄色の色素に多く含まれているビタミンです。
- カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。
- 葉酸:葉酸は、細胞分裂の核酸合成に不可欠であり、胎児の発育や妊婦において重要なビタミンです。胎児の場合は、脊椎の正常な分化を促進し先天性の奇形リスクを減らします。赤血球の分化に特に関わっており、貧血予防に効果があります。アミノ酸代謝にも関わるビタミンです。
- ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
- ビタミンB2:ビタミンB2は、たんぱく質、脂質、炭水化物の代謝で、酵素に近い補酵素としての働きます。ビタミンB2は単独では酵素としての働きは持たないものの、体内で特定の分子がつくことで代謝の働きを担います。三大エネルギーの分解の他、体内の活性酸素の除去作用も持っています。
- ビタミンB6:ビタミンB6は、たんぱく質をアミノ酸に分解し、再合成して筋肉や必要な組織を作る働きがあります。加えて、体内のホルモン分泌のバランスも整える働きを持っています。エネルギー代謝にも関わり、加えて神経伝達にも関わる多くの役割を持つビタミンです。
タラゴンを食べて期待できる効果
タラゴンは爽やかな香りなのでリラックス効果がある他、がん予防などの生活習慣病にも効果があると言われています。
- アンチエイジング効果
- 胃腸を整える
- 口臭予防
- 殺菌効果
- 安眠効果
- リラックス効果
- リマウチなどの神経痛
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タラゴンを長持ちさせる保存方法|常温・冷蔵・冷凍の保存期間の目安
タラゴンってどんな風に保存すれば良いの?保存期間は?とお困りの方はコチラを参考にしてみてくださいね。
保存期間の目安
- 常温:枝付き:2週間 / バラ:約2日
- 冷蔵:枝付き:2〜3週間 / バラ:3〜4日
- 冷凍:約1ヶ月
常温・冷蔵保存方法
- 容器に水を張り、タラゴンを立てるように入れる
※バラの場合は容器に水を張りそのまま中に入れ蓋をする - 上からビニールをかぶせ、乾燥しないように下を閉じる
こうすることで常温・冷蔵共に2〜3週間日待ちします。夏は冷蔵庫に入れましょう。冷蔵の方が数日より長く日待ちしますよ◎
冷凍保存方法
タラゴンは冷凍保存も可能で約1ヶ月ほど日持ちします。風味や葉の元気さは劣ってしまいますが、できるだけ水分を拭き取ってから密閉袋に入れて冷凍庫に入れます。料理に使う時は凍ったまま入れましょう。
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腐る前に食べよう!タラゴンを大量消費できる食べ方レシピ
タラゴンを大量消費したい!そんな時はコチラを参考にしてみてくださいね。余ってしまったタラゴンを使う時や大量消費したい時にオススメのレシピを集めてみました。
スープのトッピングに
スープ系の煮込み料理の代表、ポトフは野菜をたっぷり摂ることができ、あったまるので寒い時期に食べたい料理です。野菜と一緒にローリエを入れ、食べる前に取り除きましょう。香り付けになりますよ。
チキンにのせても
タラゴンは、焼いたチキンなどお肉に乗せても相性が◎です。最後にパラパラと振りかけるだけで、味にアクセントがつくのでおすすめですよ。
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その他の食材・食品の腐っている状態と保存方法をチェック
代表的な食品・食材488種類を見る
代表的な食品・食材488種類を21分類に分けて、腐っている状態と保存方法についてまとめました。是非こちらのページをご覧くださいね(^^♪
他の香菜の腐っている状態・保存方法をチェック
他にもたくさんの香菜についての腐っている状態やおススメの保存方法方に関してのページがあるのでそれぞれご確認くださいね!
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チャイブ |
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マジョラム |
レモンバーベナ |
からしな |
パクチー |
タラゴン |
さんしょう | あずき |
まとめ
タラゴンを見極める上で大切なポイントはコチラです。腐っているのかセーフなのか、臭いや見た目・感触などをよくチェックしてみてくださいね。
食べても大丈夫な状態
- 変色:葉が黄色っぽく変色しているのは傷み始めている証拠
- 見た目:しなしなして元気がないのは水分が抜けている証拠
腐っているので食べるとダメな状態
- 見た目で判断❶:葉が全体的に茶色く変色している
- 見た目で判断❷:葉が枯れている
- 感触で判断❶:ぬるぬるして水気が出ている
- 感触で判断❷:葉がふにゃふにゃに柔らかくなっている
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