パプリカは8色ある!?5品種を解説|特徴・旬の時期・栄養成分・おススメレシピまとめ

赤やオレンジ・黄色があり、料理に使うと彩りがよくなる野菜と言えば「パプリカ」です。生で食べたり焼いたりとアレンジも豊富ですが、がん予防にもなるほど栄養豊富であることをご存知でしたか?

私は大人になってからパプリカのがん予防や美肌効果を知り、定期的に食事に取り入れるようになりました。お弁当のおかずにすると入れるだけで彩りがよくなるので便利アイテムなんですよね。

今回は、「パプリカ」の5つの品種と栄養・効果効能・アレルギーや下処理方法・オススメレシピについてご紹介いたします。

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パプリカってどんな野菜?

分類 ナス科トウガラシ属
原産地 ハンガリー
由来 英語のpepperから
英語名 (英)Bellpepper
旬の時期 6月~8月

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特徴・由来について

「パプリカ」という名前は、「唐辛子」全般を意味するクロアチア語由来のハンガリー語が転用された呼び名です。ハンガリーが原産地で、元々は辛くない唐辛子を作るために品種改良して誕生した野菜でした。日本には1993年にオランダから伝来した、比較的新しい野菜です。パプリカの特徴は肉厚でみずみずしく、ピーマンと違い辛味成分が含まれていません。色もバリエーションが豊富で青臭さがなく、生でも美味しく食べることができます。

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パプリカって色ごとに味や栄養は違うの?

パプリカの色を何色ご存知ですか?王道なのは赤・オレンジ・黄色ですが、品種によってはピーマンのように緑色をしたパプリカや、白や紫といった変わった色のパプリカもあります。その色のバリエーションは8種類で、それぞれ形や味が異なるので面白いですよ。色語ごとの特徴などについて下記の記事でチェックしてみましょう!

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外国語で言うと

「パプリカ」は日本語での呼び名ですが、外国語ではこのように言います、英語は「bell pepper」で直訳するとベル形の唐辛子になります。また、中国語でピーマンを「青椒」と言いますが、パプリカは「辣椒」と言います。少し似ていますね。

英語で言うと bell peppe
フランス語で言うと poivron
中国語で言うと 辣椒

パプリカの花ってどんなの?花言葉は?

パプリカは実を付ける前に白い花を咲かせます。水仙のような花で、尖った花弁で小さめサイズで、ピーマンの花によく似ています。パプリカの花には他の花と同じように花言葉が付いており、「同情」や「憐れみ」と言った少し切なげの言葉です。どんな由来でこの花言葉が付いたのでしょうか?

パプリカの花

パプリカのわた

ちなみに、中に入っている種やわたは食べることができる上、栄養価が高い部位です。気にならない方は一緒に料理に使うことで効率的に栄養摂取することができますよ。

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パプリカとピーマンは何が違うの?

パプリカ ピーマン

「ピーマン」と「パプリカ」、よく似ていると思ったことはありませんか?ピーマンには苦味があってパプリカはそうでない、など違いは多々あるものの、同じ仲間の野菜という印象があるのではないでしょうか。

冒頭でもピーマンの日本への伝来は明治時代とお話しましたが、これに対しパプリカは1993年とかなり年数が浅いのです。日本にとっては比較的新しい野菜で、オランダから伝来しました。ちなみに、「パプリカ」とはオランダ語で「ピーマン」という意味があります。ピーマンの由来はフランス語の唐辛子、パプリカの由来はオランダ語のピーマン…とても複雑ですよね。

旬の時期・おいしいパプリカの見分け方

旬の時期

パプリカは通年出回っている野菜ですが、旬の時期は6〜9月となっています。夏野菜ですね。この時期には1個100円ほどで購入することができますが、シーズン以外の時期には1個200円近くするものです。

パプリカを日本に伝えたオランダ産や韓国産のものが多く出回っている他、国内産のパプリカはビニールハウス栽培ものが多いようです。そのおかげで通年手に入れることができるのですね。

主な生産地ランキング

こちらはパプリカの全国生産量ランキングTOP5です。オランダや韓国からの輸入ものも多い中、国産パプリカの約27%は宮崎県で栽培されています。1位と2位が圧倒的に生産量が多く、宮崎県に続き茨城県が約25%を占めています。国産のパプリカは、暖かい九州地方や関東地方での栽培が多いのです。

順位 都道府県 収穫量 割合
1位 宮城県 1,251t 27.40%
2位 茨城県 1,122t 24.60%
3位 大分県 346t 7.60%
4位 長野県 318t 7.00%
5位 熊本県 304t 6.70%

参考:政府統計「作物統計調査(平成28年産野菜生産出荷統計)

おいしいパプリカの見分け方

せっかく買うならできるだけ美味しいパプリカを選びたいですよね。スーパーではバラ売りされていることの多いパプリカは、どんなポイントに気をつけて買うのが良いのでしょうか?その選び方のコツをご紹介いたします。

  1. 色が濃いもの
  2. 表面にシワがなく、ハリがありみずみずしいもの
  3. ヘタの切り口が鮮やかな色でしぼんでいないもの

この3つのポイントが美味しく鮮度の良いパプリカを選ぶ時に注目すべき点です。収穫してから時間が経ってしまったパプリカは、水分が抜けて表面にシワが入っていることがある他、ヘタが変色して硬くなっていることがあります。スーパーでパプリカを選ぶ際には、これらのポイントに気をつけて見てみてくださいね。

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パプリカの種類を5品種でまとめました

パプリカはピーマンに比べると意外と品種が少ないです。有名どころだと、ミニパプリカやフルーツパプリカはスーパーなどで手に取ったことのある方も多いです。今回は5品種でまとめました。

ミニパプリカ フルーツパプリカ グリーンパプリカ
ぱぷ丸 スナックパプリカ  

パプリカの主な栄養成分と期待できる効果・効能

栄養成分表

エネルギー 27kcal
水分 92mg
カリウム 200mg
マグネシウム 10mg
リン 210ug
ビタミンA β-カロテン当量 200ug
ビタミンK 0.03mg
ビタミンB1 0.04mg
ビタミンB2 0.03mg
ナイアシン 1mg
ビタミンB6 0.26mg
葉酸 54ug
ビタミンC 150mg
食物繊維総量 1.3g

食品成分表(可食部 100gあたり)

主な栄養素

  • ビタミンC
  • βカロテン
  • カリウム

パプリカに含まれる栄養素として注目すべきはビタミンCです。ビタミンCは基本的に熱に弱い栄養素ですが、パプリカの場合厚い果肉に包まれているのである程度加熱しても壊れにくいという特徴があります。

また、パプリカの赤やオレンジ色を作っているのはβカロテンとう成分で、皮膚や粘膜の成長をサポートする働きがあるので美肌・美容にも効果的です◎他にはどんな効果があるのか見てみましょう。

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パプリカを食べて期待できる効果・効能

βカロテン、ビタミンC・Eがともに群を抜いて多く、健康や美容にさまざまな効果が期待されます。抗ストレス対策にも有効とされています。老化防止にもなりますので、アンチエイジングを心がけている方は必見です。皮膚や粘膜を保護する働きがあるので美肌にもオススメの食材なのです。

  • がん予防
  • 老化の抑制
  • 皮膚・粘膜の保護
  • 動脈硬化の予防

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生でパプリカを食べた方が栄養価は高いの?

パプリカはピーマンのような苦味がなく、ほんのりとした甘みもあるので生で食べることができる野菜です。パプリカに含まれている栄養素を効果的に摂取するのであれば生食がオススメですよ。

パプリカは果肉が肉厚なので加熱してもビタミンCが損なわれにくい特徴はありますが、水溶性の栄養素も多数含まれているため、調理せずにそのまま食べる方が効果的に栄養を摂取することができるのです。

カロリーと糖質!ダイエット効果は?

ダイエット中の食事には気を遣うものですが、パプリカは他の野菜に比べて糖質が高いという特徴があります。しかし、食べ過ぎず適量を食事に取り入れることで、むくみ改善や代謝アップにも繋がるので積極的に摂取しても問題ありません。パプリカに含まれるカリウムが体内の余分な塩分を排出してくれるので、体をスッキリさせてくれます。

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パプリカの保存方法(冷凍・冷蔵・常温の日持ち)

スーパーで並んでいて、見栄えが良いからたくさん買ってしまったけど、余ったパプリカはどうやって保存したら良いだろう?長持ちさせるにはどんな保存方法方がおススメ?と知りたい人も多いはず。今回はカラフルなパプリカを常温・冷蔵・冷凍で保存した場合の目安の期間を解説していきます。

保存期間の目安

  • 冷蔵の保存目安期間:10日~2週間
  • 冷凍の保存目安期間:1カ月
  • 常温の保存目安期間:1週間
  • 干す場合の保存の目安期間:2日干して、1ヵ月保存可能

パプリカは栄養が豊富に含まれており、お弁当などの見栄えをよくするにも便利なので、常にストックしておきたいものですね。

パプリカを犬に食べさせても大丈夫!?アレルギー症状は?

愛犬は食べているものを何でも欲しがる…!飼い主さんはいつもそんな経験をされているかと思いますが、パプリカは犬に与えても問題ないのでしょうか?与えようとしなくても、調理中に落ちたものをパクッと食べてしまうこともありますよね。

犬にとってパプリカは毒があるものではありませんので、結論から言うと「食べても大丈夫」ですが、与える際にはいくつかの注意点があります。続きは下記の記事内で確認してみましょう!

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パプリカの下処理・切り方

みなさんは普段パプリカをどのように調理していますか?下処理で一番手間がかかるのは、種やわたを取り除く作業です。できるだけ食べる部分を多く残すように下処理し、料理に活用しましょう!

下処理(下ごしらえ)の方法

オーソドックスなパプリカの下処理方法は、縦半分にカットしてから手で種・わたを取り除く方法です。パプリカの内側に付いている白い部分が気になる方もいるかもしれませんが、その部分も栄養豊富ですよ。縦半分に切ってから調理する際は、細切りや乱切りが向いています。

パプリカの代表的な8つの切り方

細切りや乱切り以外にも、パプリカの切り方は様々です。代表的なパプリカの8つの切り方について別途記事で紹介していますので、切り方に迷ったら是非チェックしてみてくださいね!細切りは包丁を使うのが面倒な時は、スライサーを使うと時短になって簡単ですよ。

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パプリカのおススメレシピ10選

パプリカは生でも加熱しても食べることができ、栄養満点で万能な野菜です。特に旬の時期である夏には価格が安くなりますので、色々な料理に挑戦してみましょう。パプリカを使ったオススメレシピを10種類ご紹介いたします。

  1. パエリア
  2. ポタージュ
  3. ガパオライス
  4. チャプチェ
  5. 肉詰め
  6. グリーンサラダ
  7. トマト煮込み
  8. ラタトゥイユ
  9. ごぼうサラダ
  10. マリネ

まとめ

パプリカの品種や栄養など、パプリカ情報満載でご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?パプリカは彩りが良く、料理に使うと見た目もアップするほか、ビタミンCやβカロテンなどの栄養も豊富なので是非すすんで食事に取り入れたい野菜です。

定期的に食べることで病気予防や美肌などのアンチエイジング効果も期待できますので、色々な料理にアレンジしてみてくださいね!

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