ムール貝が腐るとどうなる?開かない・半開き・生臭い|保存方法と賞味期限・見分け方

貝には様々な種類がありますが、その中に「ムール貝」があります。日本ではあまり食べられていませんが、海外では一般的に食べられています。そこで今回は、

  • 腐っているムール貝の特徴や状態
  • 腐っている or セーフなムール貝の見分け方
  • ムール貝が腐る原因
  • ムール貝の正しい保存方法と期間目安

についてご紹介いたします。

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ムール貝ってどんな貝?

英名 Mussel
別名・和名 ムラサキガイ
エネルギー(100gあたり) 72kcal
糖質量(100gあたり) 3.2g

ムール貝は、フランスなどのヨーロッパで一般的に食べられている雫型の貝です。「ムール貝」という名前はフランスから来ており、日本では「イガイ」や「ムラサキ貝」という名前が付いています。

日本では牡蠣の生産が盛んな地域に生息しており、広島県・宮城県・愛知県などで収穫することが可能です。中身はオレンジ色で、柔らかい身が特徴です。

アニサキスの危険性は?

ムール貝には寄生虫がいないと言われています。海を代表する寄生虫といえば『アニサキス』ですが、 ムール貝にはアニサキスを始めとする寄生虫が寄生していません 。しかし、貝類は『貝毒』という毒性を持つものがあります。

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このムール貝って腐ってる?

ムール貝が腐ると、どんな状態になるのでしょうか?早速腐ったムール貝の特徴を見てみましょう。

ムール貝が腐るとどうなる?

腐ってしまったムール貝には、このような状態が現れます。

  • 見た目❶:調理しても半開き・開かない
  • 見た目❷:白く濁った水が出てくる
  • 感触:どろどろして身が溶けている
  • 臭い:生臭いにおいがする

腐っているとわからずに調理してしまった場合、 死んでいるムール貝はその貝を開くことができません 。また、腐っているホタテがいると白く濁った水が出てくるので確認するようにしましょう。

調理前には、つついて反応があるかどうかチェックしてみてください。死んでしまっているムール貝はいくらつついても反応が無いものです。怪しげなはまぐりを見つけたら、生死確認のためにつついてみましょう。

また、腐っていると腐敗臭がする場合があります。 菌の繁殖速度が早いため、強い腐敗臭がする のです。

腐っている?セーフ?まだ食べられるムール貝の見分け方

ムール貝が腐っているのか、まだ大丈夫なのか、腐りかけのムール貝を見分けるポイントを見てみましょう。保存していたムール貝がこんな風に変化することがあるので、見極め方をご紹介します。

 半開きで完全に貝が開かない

 つついても反応が小さい

ムール貝は弱っていると砂抜き中に貝が完全に開かず、半開きの状態になります。腐っている場合とそうでない場合がありますが、異臭など他に問題がなければ食べることができます。

また、つついても反応が小さい場合はムール貝が弱っている可能性が高いです。ギリギリ食べることはできますので、よく見極めて調理しましょう。

ムール貝が腐る原因3つ

では、ムール貝はどんな状態だと腐りやすいのでしょうか?できるだけ長持ちさせるためにも、ムール貝が腐りやすくなる原因を見てみましょう。

 賞味期限ギリギリになっている

 常温で放置してしまった

ムール貝は必ず冷蔵か冷凍保存するものなので、買ってきてからうっかり室内で放置してしまった!という場合は、ムール貝が腐ってしまいます。購入後はすぐに冷蔵庫に入れるか下処理して冷凍しましょう。また、鮮度が大事なので賞味期限位ギリギリのものは傷みやすいです。できるだけ早く消費しましょう。続いては、ムール貝の栄養についてです!

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ムール貝の栄養って何がある?

ムール貝に含まれている栄養成分

ムール貝は豊富に含まれるアミノ酸が特徴です。アミノ酸は旨み成分であり、体に嬉しい効果のある栄養素です。グルタミン酸・ロイシン・リジンなどのアミノ酸が詰まっており、高タンパクなのでヘルシーな食材でもあります。

  • グルタミン酸:グルタミン酸は体内で脳内物質のGABAの生成に関わっており、緊張をほぐす効果があります。体内では有害なアンモニアの分解する力を持ち、血圧を下げる効果があると言われています。肌を構成するケラチンの材料でも知られており美肌効果も持っています。
  • ロイシン:ロイシンは必須アミノ酸の一つで、分岐鎖アミノ酸(BACC)の一種に該当します。一日の所要量がアミノ酸の中で最大で、体の疲れを解消する効果や筋肉の材料になるため、ダイエットや筋トレ等で肌肉を付けたい人には意識して摂りたいアミノ酸の一つです。他に肝機能を高める働きもあります。
  • リシン(リジン):リジンは必須アミノ酸の中で、体の中で必要な組織を作るために必須のアミノ酸の一つです。分岐鎖アミノ酸に該当し体を疲れにくくするための筋肉を作る働きを持っています。また、たんぱく質やブドウ糖の代謝、カルシウムの吸収にも関わっているため積極的に摂りたいアミノ酸です。
  • パントテン酸:パントテン酸は、人間の体内で副腎皮質ホルモンの合成に関わります。コエンザイムAと呼ばれる体内の炭水化物、たんぱく質、脂質全ての代謝に関わるパーツの一部として使用されます。ストレス耐性の効果も上げるビタミンです。
  • たんぱく質:たんぱく質は20種類のアミノ酸が複数個結合することで作られています。結合するアミノ酸が種類や配列によって様々な臓器や組織の材料になります。特に筋肉の材料として使用されるため、多くの摂取が望ましいです。食品では魚や肉、大豆に多く含まれており、様々な種類を多く摂ることが大切です。

ムール貝を食べて期待できる効果

ムール貝に含まれるアミノ酸類によって期待できる効果はこちらです。

  • 高血圧を下げる
  • に肌効果
  • 肝臓機能アップ
  • 悪玉コレステロール抑制
  • 免疫力アップ

食中毒の危険性

ムール貝で起こり得る食中毒は、大きく分けて2種類に分けられます。

  • 麻痺性貝毒
  • 下痢性貝毒

症状や潜伏期間など、下記記事で詳しく紹介しています。あわせてチェックしてみましょう。

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ムール貝を長持ちさせる保存方法|常温・冷蔵・冷凍の保存期間の目安

ムール貝ってどんな風に保存すれば良いの?保存期間は?とお困りの方はコチラを参考にしてみてくださいね。

【保存方法別】保存期間の目安

  • 常温: NG
  • 冷蔵: 2〜3日
  • 冷凍: 2〜3週間

常温保存

ムール貝は生貝なので常温保存はできません!冷蔵か冷凍で保存しましょう。

【冷蔵】保存方法

冷蔵保存する場合の保存期間は、冷蔵室で2~3日になります。

【冷凍】保存方法

冷凍保存する場合の保存期間は、2~3週間になります。

  1. 氷水につける・・・氷水につけ、ザルにあげてから冷凍します。そうすることで表面に氷の膜ができ、酸化を防ぐことができます。
  2. 保存袋に入れる・・・殻つきのまま冷凍用保存袋に入れ、空気をしっかりとぬいて密閉します。

腐る前に食べよう!ムール貝を大量消費できる食べ方レシピ

ムール貝を大量消費したい!そんな時はコチラを参考にしてみてくださいね。余ってしまったムール貝を使う時や大量消費したい時にオススメのレシピはこちらです。

酒蒸し

ムール貝にかかわらず、貝は酒蒸しにするととても美味しいものですよね。蒸すことで身がふっくらするのでオススメですよ◎

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その他の食材・食品の腐っている状態と保存方法をチェック

代表的な食品・食材488種類を見る

代表的な食品・食材488種類を21分類に分けて、腐っている状態と保存方法についてまとめました。是非こちらのページをご覧くださいね(^^♪

他の海藻の腐っている状態・保存方法をチェック

ひじき のり ワカメ
もずく アカモク コンブ

他の貝類の腐っている状態・保存方法をチェック

アワビ ホタテ アサリ
ハマグリ サザエ シジミ
ホッキガイ ムール貝 アオヤギ(バカ貝)
トリガイ アカガイ  

他の甲殻類の腐っている状態・保存方法をチェック

カニ タコ イカ
エビ ウニ  

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まとめ

ムール貝を見極める上で大切なポイントはコチラです。腐っているのかセーフなのか、臭いや見た目・感触などをよくチェックしてみてくださいね。

このムール貝腐ってる?見分け方

食べても大丈夫な状態

  1. 見た目❶:半開きの状態は食べられる場合も
  2. 見た目❷:つついても反応が薄いのは弱っている証拠

腐っているので食べるとダメな状態

  1. 臭いで判断:生臭いにおいがする
  2. 見た目で判断:貝が開かない・半開きになっている
  3. 感触で判断:どろどろ身が溶けている

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