ムール貝を上手に冷凍保存・解凍する方法は?下処理の方法も徹底解説!

ヨーロッパの料理に欠かせないのがムール貝です。イタリアンなどを食べに行くと、食べる機会も多いのではないでしょうか?また、自宅でヨーロッパ料理をする際にムール貝を使う事もあるでしょう。そんなムール貝は、どうやって保存すればいいのかご存知ですか?

今回の記事では、ムール貝の保存方法について、以下のようなことを解説していきます。

  • ムール貝を適切に保存する方法
  • ムール貝を解凍する方法
  • ムール貝を下処理する方法

この記事を読んで、以上のような事をきっちり理解して、自宅でムール貝を安心して食べられるようにしましょう。

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ムール貝の冷凍保存方法

ムール貝を保存するのに最もいい方法は「冷凍で保存する方法」です。ただし、ムール貝の状態によって保存方法は微妙に異なるため、いくつかのパターンに分けて保存方法をご紹介します。

殻付きで冷凍保存する

1つ目は「殻付きムール貝の冷凍方法」です。殻付きのムール貝はまず洗って、殻の隙間から出ている髭を取り除きましょう。冷凍保存する時は、1人前ずつに分けて保存するのがおすすめです。160g程度を一つの真空パックに入れ、しっかりと空気を抜き真空状態に仕上げていきます。

この時に、なるべく空気が入らないようにするのがポイント。空気が入ると、解凍した後に殻がきちんと開かない恐れがあります。

むき身を冷凍保存する

2つ目は「むき身ムール貝の冷凍方法」です。むき身のムール貝も1人前ずつの個別包装にします。真空出来るパックなどに詰め、軽く空気を抜きましょう。ここでポイントなのは、殻付きの時と違ってあまり空気を抜きすぎない事です。空気を抜きすぎると、無駄な汁が貝から出てしまい、うまみが半減してしまいます。

サランラップなどで軽くくるんで冷凍するだけでも十分なので、無理に真空状態にし過ぎないようにしてください。

酒蒸し等を冷凍保存する

3つ目は「酒蒸しなどの調理済みのムール貝」です。この場合も1人前ごとに個別に袋に入れます。さらに、身と出汁を適量ずつ入れ、汁と分けない事をおすすめします。袋に入れた後は、むき身と同様に空気を抜きすぎない程度の真空状態にしましょう。

あまりに空気を抜きすぎてしまうと、身がつぶれて見た目も悪くなってしまいます。

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ムール貝の解凍方法は?

では、次に冷凍したムール貝を解凍する方法をご紹介いたします。ここでも3パターンに分けてご紹介するので、やり方を間違えない様にして下さい。

殻付き

殻付きのムール貝は、氷水を入れたボールに移し、じんわりと解凍していくのがおすすめです。強度な真空状態になっているはずなので、適度に外気を入れて解凍しましょう。

むき身

むき身のムール貝は、冷凍しているパックのまま氷水を貼ったボールに入れて解凍しましょう。いきなり温度の高いところに移すと、貝が劣化してしまうので注意。冷凍する段階で1人前ごとに分けてあるはずなので、必要分だけを解凍できるでしょう。

何度も冷凍と解凍を繰り返すと、どんどん鮮度が落ちるので美味しくなくなります。

酒蒸し等

酒蒸しや焼いてある状態のムール貝は「自然解凍」でOKです。冷凍庫から取り出し、キッチンなどの常温で暫く放置しましょう。ある程度解凍が進んだら、一気に熱したフライパンにかけて炒めてしまうのもおすすめです。殻つきやむき身と違って簡単に解凍できるので便利です。

もし可能であれば、殻付きのムール貝は酒蒸しなどに調理をして冷凍したほうが簡単かもしれませんね。

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ムール貝の下処理

では、殻付きの状態のムール貝を下処理するには、どうすればいいのでしょうか?ざっくりとご紹介しましょう。

水に入れて汚れを取り除く

まずは、水を張ったボールにムール貝を入れ、殻についた汚れを大雑把に取り除きます。

足糸を取り除く

洗い終わったら、ボールの中の水を換え、「足糸」と呼ばれる髭のような部位を取り除きます。足糸とはムール貝が岩場に張り付く為に必要としている部位で、ムール貝の生命線です。足糸は、殻の平らな方に沢山ついているはずなので、指を使って念入りに取り除きましょう。

完全に取り除く必要はないですが、目立たない程度に取った方がきれいです。

表面の汚れを落とす

再度ボールの水を換え、貝の表面を洗っていきます。アサリを洗うように両手でゴシゴシと磨きましょう。ここで塩を加えたりする必要はありません。真水でゴシゴシとこすり合わせるだけで十分です。ここまでくると、ムール貝の下処理は完成します。

このあと、1人前ずつに小分けにして、前述したやり方で冷凍保存しましょう。もちろん、そのまま料理に使用しても大丈夫です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事では「ムール貝を上手に冷凍する方法」をご紹介してきました。最後に記事内容を簡単に振り返っていきましょう。

この記事をまとめると

  • ムール貝は殻付き、むき身、調理済みの状態で、多少冷凍方法が違う
  • ムール貝は調理済みの方が解凍する時に簡単
  • ムール貝の下処理は、髭のような足糸という部位をとることが大切

こういった内容になっていました。ムール貝は真空パックなどでスーパーで売られています。早速ムール貝を購入して、今夜のおかずに使ってみられてはいかがでしょうか?普段の食材とはちょっと異なるムール貝を料理に取り入れるだけで、新しい料理のレパートリーも増えるかもしれません!

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