まくわうりの特徴・旬の時期は?|本州でメインに作られるうりを紹介

みなさんは夏の時期、「瓜」を食べていますか?野菜の中では2軍と思いがちな瓜ですが、一般的な煮物以外にもアレンジできる料理もあって夏にオススメの野菜です。

瓜の仲間である「冬瓜」はみなさん食べたことがあるのではないかと思うのですが、今回ご紹介するのは「まくわうり」という名前の瓜です。本州をメインに栽培されているのですが、ご存知でしょうか?

今回は、そんな瓜の仲間である「まくわうり」の特徴や旬の時期、おすすめのレシピなどについてご紹介します。

画像引用:韓食

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まくわうりってどんなうり?

「まくわうり」とは一体どんな瓜なのでしょうか?その由来や特徴など詳しくご紹介します。

甜瓜の読み方・由来

まくわうりは漢字で「甜瓜」と書き、甜瓜は「てんか」や「メロン」とも読みます。甜瓜という名前は、岐阜県真桑村(現在は本巣市)の産地の名前から付けられました。

特徴

まくわうりは色々な品種のメロンの先祖と言われ、黄色や黄緑など可愛い色の皮をしたおもちゃのような瓜の一つです。その歴史は長く、縄文時代から食べられてきたと言われています。ウリ科キュウリ族ツル性に分類され、岐阜県・滋賀県・愛知県の伝統野菜としても登録されています。瓜というと水分量が多いイメージがありますが栄養も豊富に含まれており、カリウム・ビタミンC・カロテン・鉄分・カルシウム・マグネシウムなどがあります。

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気になるその味ですが、メロンのような甘さはありませんがさっぱりとしていて爽やかな味わいです。肉質は種類によって異なり、シャキシャキした固めのものや柔らかいものまで様々です。重さは300g〜1kgほどでどっしりしていて、形は丸型や楕円型などがあります。

メロンの仲間って本当?

先ほどの少しお話したように、まくわうりはメロンの先祖とされています。まくわうり系統の瓜を交配してアンデスメロンやアムスメロンなどの甘いメロンが誕生しました。

まくわうりはメロンと違い甘くないですが、メロンとかしっかり血の繋がりがあるのです。

まくわうりは野菜?果物?

まくわうりはメロンの仲間だから果物のようにも思える植物ですが、「野菜」として分類されています。同じウリ科のものでスイカも野菜に分類されていますね。

あまり知られていないのですが、実はメロンも野菜として分類されています。あんなに甘いのに果物に分類されないのは驚きですよね。

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どんな味?フルーツくらい甘いの?甘くないの?

まくわうりの味ですが、瓜にしては甘く、熟すとメロンのような香りもします。メロンほど甘くはないので「ほんのりとした甘さ」というところでしょうか。

フルーツ感覚で食べると甘さに物足りなさを感じてしまうので、「甘い野菜」と思って食べるのが個人的にオススメです。

まくわうりの旬の時期

まくわうりは夏の野菜で、6月上旬〜8月下旬が旬の時期となっており、ピークは7月に入ってからです。

まくわうりの主な生産地

主な生産地は岐阜県で、かつてから様々な品種が生産されてきました。他に愛知県・滋賀県でも生産されています。

まくわうりは韓国では夏のフルーツ「チャメ」とよばれる

まくわうりは韓国でも生産されていて、現地では「チャメ」と呼ばれています。韓国でも夏の時期が旬となっているので、「夏のフルーツ」として親しまれています。

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まくわうりとメロン・チャメとの違い

韓国で生産・販売されている「チャメ」も、メロンと似ている味ですがやはりメロンとは別物になります。先ほどもご紹介したようにメロンほどの甘さがないことが大きな違いですが、韓国ではフルーツとして食べられています。

マクワウリとチャメとの違い

日本で生産されているマクワウリと、韓国で生産されているチャメは基本的に同じものになるのですが、なんと韓国産のものの方が糖度が高く、11〜15度になるものもあるのです。

この数値はいちごと同じくらいの値で、しっかりとした甘みを感じます。そのため韓国では「野菜」ではなく「果物」として食べられることが多いのです。そして、日本では種は取ってから料理に使うのが一般的ですが、韓国のチャメは種まで食べてしまうといおう違いもあります。

パパイヤメロンって何?

 

ここでまくわうりにちょっと似た「パパイヤメロン」についてご紹介です。パパイヤメロンはスペインから入ってきたとされるメロンの一種で大きさは600g〜800gほどになります。

黄色と緑色の楯模様がまだらに入っており、スイカのようにも見えるルックスです。日本では長崎県で生産されていて、まくわうりとは全くの別物になります。

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他にもあるよ!2種類の瓜・15品種まとめ

瓜と言えばとうがん・はやとうり・まくわうりなどが有名ですが、他にも様々な品種が存在します。

  • 九州・沖縄産の瓜4品種
  • 本州でメインに作られる瓜11品種

本記事では上記の2種類で合計15品種でまとめました!また人気品種の瓜ランキングはこちらでチェックできます

九州・沖縄産の瓜4品種

とうがん はやとうり
しまうり あかうり

本州でメインに作られる瓜11品種

まくわうり しろうり ゆうがお
はぐらうり かもり かもうり
玉造黒門越瓜 かわずうり 鳴子うり
金俵まくわうり 銀泉まくわ  

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ウリの主な栄養と期待できる4つの効果

パリパリという触感がおいしい瓜はカリウムを比較的多く含んでいます。

ウリの栄養成分表

タンパク質 0.5g
脂質 0.1g
炭水化物 3.8g
飽和脂肪酸 0.01g
不飽和脂肪酸 0.06g
食物繊維 1.3g
ビタミンE 0.1mg
ビタミンK 0.1μg
ビタミンB1 0.01mg
ビタミンB2 0.01mg
ナイアシン 0.4mg
ビタミンB6 0.03mg
葉酸 26μg
パントテン酸 0.21mg
ビタミンC 39mg
カリウム 200mg
カルシウム 19,g
マグネシウム 7mg

瓜を食べて期待できる4つの効果

瓜に含まれる栄養素をいくつかご紹介しましたが、その栄養成分による効果効能について見ていきたいと思います。先ほどご紹介したのは、どれも非常に体に良さそうな栄養成分でしたよね。具体的にどんなメリットがあるのが見てみましょう。

  • 高血圧
  • 心筋梗塞
  • 脳梗塞
  • 動脈硬化

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ウリの保存方法と目安|冷蔵・冷凍・常温はどのくらい?

保存期間の目安

みずみずしい野菜の「瓜」は夏の野菜ですが、みなさんは暑い夏、どのように瓜を保存していますか?瓜の代表である冬瓜は、そのままの状態であれば冬まで保存できることから冬瓜と名付けられました。そんなにも長い期間とっておけるのには驚きですよね。
瓜の保存方法や新鮮な瓜の見分け方、常温・冷蔵・冷凍の瓜の保存期間についてまとめております。

  • 常温での保存期間の目安 1〜2日
  • 冷蔵での保存期間の目安 約1週間
  • 冷凍での保存期間の目安 約1ヶ月

瓜は水分量が90%以上と豊富なため、遣いかけだと特に傷みやすい野菜です。上手く保存することである程度保存できますので、是非瓜を購入した際には試してみてください。

この状態の瓜って腐ってる?

買ってから時間が経った瓜が腐っているかも…!そんな経験はありませんか?水分を豊富に含む瓜は、他の野菜と比べると腐りやすいものです。傷んだ瓜は変色したり中が空洞になったりと、いくつかの腐敗サインがあります。
また、瓜にエグミがある場合も注意が必要です。とある成分が過剰に含まれているかもしれません。腐った瓜の特徴や見分け方・えぐみについての詳細も別記事でチェックしてみてくださいね。

 

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まくわうりのおすすめの食べ方

最後に、マクワウリのオススメの食べ方をいくつかご紹介します。

浅漬け


引用:cookpad

マクワウリを使った浅漬けは、シャキシャキ食感で暑い夏にもぴったりな爽やかな副菜です。白いご飯に浅漬けが欲しくなる時がありませんか?またお酒のおつまみとしても相性◎です。

塩や白だし、昆布だしで作るウリの浅漬けは、歯ごたえと爽やかさを楽しめる夏の一品です。皮は硬いので剥き、果肉部分を漬けてみてください。

きんぴら


引用:cookpad

マクワウリのきんぴらは、硬い皮も一緒に調理できるエコな料理です。シャキシャキ食感が美味しく、マクワウリ一種類だけでもボリュームがありますよ。

ピリ辛にしても美味しいですし、甘めの味付けならお子様でも食べやすいのでオススメです。果肉より皮の方が硬いので、均等に火を通すために皮をさきに炒めるようにしてみてください。

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トロミ煮


引用:E・レシピ

瓜は煮ることによってとろとろとしたトロミが出る野菜です。じっくりコトコト煮ることで、マクワウリのとろみが出てスープまで美味しいトロミ煮ができます。皮は硬いのでトロミ煮の場合はしっかりと皮むきをしましょう。ピーラーを使うと包丁でやるよりも簡単にむくことができます。温かくても美味しいトロミ煮ですが、冷やしてもさっぱりとして暑い夏にぴったりの爽やかなレシピです。

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瓜で人気のある記事を4つ紹介します。是非チェックしてくださいね(^^♪
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まとめ

瓜の一種である「まくわうり」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?甘い果物の代表、メロンの祖先というのは意外ですよね。瓜というとちょっと地味なイメージを持ちがちですが、アレンジできる料理は色々ありますので是非夏の旬の時期に瓜を食卓に取り入れてみてくださいね。

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