秋から冬にかけて旬を迎え、お正月料理でも活躍する野菜「さといも」ですが、みなさんはどのように保存していますか?常温や冷凍など保存方法により期限は異なりますが、さといもってどの程度持つ野菜なのでしょうか?
私は使いきれる分だけ野菜を買うようにしているのですが、どうしてもたまに腐らせてしまうことがあるので、できるものは買ってきてから冷凍保存に変えるようにしています。
今回は、さといもの「常温」「冷蔵」「冷凍」の3つの保存方法による賞味期限と、腐るとどうなってしまうかについてご紹介します。
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目次
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さといもはどんな野菜?
学名 | Colocasia esculenta |
分類 | サトイモ科サトイモ属 |
原産地 | マレー半島 |
別名 | タロイモ |
英語名 | taro |
旬の時期 | 9月〜11月 |
主な生産地 | 秋冬もの:千葉、埼玉、宮崎 |
春夏もの:鹿児島 |
田芋・タロイモとの違い
里芋に似た野菜に、田芋やタロイモがあります。名前は聞いたことがあっても、実際どんな違いがあるか詳しく知らない方も多いのではないでしょうか?
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皮がつるんと剥ける下処理方法
里芋は、ぬるぬるとして扱いにくいし、下ゆでも面倒ですよね。ジャガイモなどのいも類と同じように皮を剥こうとすると、皮を剥く際にぬめりが出て滑りやすいため、包丁を扱うのが苦手な人は剥きにくく、時間がかかってしまう可能性があります。
そこで、つるんと綺麗に剥ける方法を下記記事で詳しく紹介しています。あわせてチェックしてみましょう。
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里芋の賞味期限はどのくらい?
最近は皮が剥かれ下処理された冷凍さといももあり便利ですが、今回見ていくさといもの保存方法については「生の状態で買ってきたさといも」についてです。「常温」「冷蔵「冷凍」の順に賞味期限を見ていきましょう。
常温保存した際の賞味期限
まずは「常温」で保存した場合のさといもについてです。スーパーでも常温で販売されていることが多いかと思います。常温でさといもを保存した際の賞味期限は、約1ヶ月となっています。
常温で保存する場合は、必ず涼しくて暗い低湿度の場所に置きましょう。じめじめしていたり、暑い場所に置いておくと傷みの原因になり長持ちしません。
売られているほとんどのさといもが泥つきかと思うのですが、その泥は落とさずにダンボールに新聞紙を敷いて入れておくのがベストです。しかしなかなか箱に入れて保存というのは場所も取りますので、そこまでできない場合は新聞紙に包んで冷暗所に置くようにしましょう。
新聞紙に包む理由ですが、さといもを乾燥させないためです。乾燥に弱い野菜なので、冬場の保存に関しては少し新聞紙を湿らせてから包むと良いでしょう。
冷蔵保存した際の賞味期限
続いて「冷蔵」で保存した場合のさといもについてです。基本的には常温保存が可能なさといもですが、夏場は特に室内も暑くなるので冷蔵庫に入れることをオススメします。
冷蔵庫の温度は野菜にとって少し寒いので、冷蔵庫より2〜3℃温度の高い「野菜室」に入れるようにしましょう。冷蔵でさといもを保存した際の賞味期限は、約1週間です。
常温よよりも保存可能期間が短いのは意外ですよね。冷蔵庫に入れる場合も付いている泥は落とさず、新聞紙に包んでから入れておくとより鮮度を落とさずに保存することができます。
冷凍保存した際の賞味期限
最後は「冷凍」で保存した場合のさといもについてです。冷凍するには「生のまま」か「茹でてから」の2つがありますが、後々調理する時に便利なことを考えると茹でてから冷凍した方が良いかと思います。いずれも皮を剥いてから冷凍します。
冷凍でさといもを保存した際の賞味期限は、約1ヶ月です。生のまま冷凍する場合は、皮を剥いてお好みのサイズにカットして冷凍します。
茹でてから冷凍する場合は、皮を剥いてカットせずに丸ごと茹でてから冷凍します。茹でておくことで調理する際にサッと火を通すだけでも食べることができるので便利ですよ。
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腐るとどうなるか?見分け方
保存方法と各賞味期限についてご紹介しましたが、万が一さといもを腐らせてしまった場合にはどんな状態になるのでしょうか?
腐ってしまったさといもに現れる症状を3つご紹介しますので、これからさといもを扱い際にチェックするようにしてみてくださいね。
カビが生えて匂いがする
1つめは「カビが生えてカビ臭い匂いがする」状態です。さといもの皮に生えるカビは、白くてフワフワとしています。皮はゴワゴワとしていて分厚いため、よく洗いカビを落として厚めに皮を剥けば食べられる場合もあります。
しかしカビ臭い匂いが出ている場合は腐敗が進んでしまっている可能性がありますので、よく見極めるようにしてください。
べちゃべちゃになる
2つめは「べちゃべちゃと水分が出ている」状態です。さといもに関わらず傷んだ野菜に見られる状態ですね。さといもも同じで、一見まだ大丈夫そうに見えても、切って中を見てみるとべちゃべちゃになっていることもあります。
水分が出て柔らかくなっているのは腐っている証拠ですので、残念ですが食べないようにしてください。
プヨプヨしたり、ふわふわしている
3つめは「プヨプヨしたりふわふわと柔らかくなっている」状態です。これもさといもの水分量によるものなのですが、触ってみて柔らかくなっていたら腐敗が進んでいます。この場合も食べるのは難しいので、廃棄するようにしてください。
赤色に変色する原因は?
さといもの皮はゴワゴワとしていて厚みがありますが、赤い斑点や筋ができるのは柔らかい身の部分です。傷んでいるのでは?と思う方もいらっしゃるかと思うのですが、これは傷みによるものではありません。さといもに現れる赤いものは、「アントシアニン」という色素成分によるもので、全く害のあるものではなく、むしろ健康に良い成分なので食べても問題はありません。
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まとめ
さといもの3つの保存方法による賞味期限と腐ってしまった際の状態についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
保存方法の中では「冷凍」と「常温」が一番長く保存できる方法でしたね。しかし夏場など暑い時期には室内が熱くなりますので、冷凍保存で長持ちさせるようにしてください。
煮物など味が染みて美味しいアレンジ料理はたくさんありますので、ご家庭でも上手く保存してみてくださいね。
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