鳴子うりの特徴・旬の時期は?|本州でメインに作られるうりを紹介

特定の地域で古くから栽培されている野菜を「伝統野菜」と言いますが、大都会である東京都新宿にも「伝統野菜」があることをご存知でしたか?江戸時代から栽培されている瓜の品種で、「鳴子うり」という名前です。100年以上も前から栽培されてきた瓜で、現在も育てている地域があるのです。私は東京在住なのですが、この品種をこれまで知りませんでした。普段行くようなスーパーではなく、生産しているエリアの直売所や近くのスーパーなら販売されているのかもしれません。みなさんはご存知でしたでしょうか?

今回は、江戸時代に江戸で作られていた瓜の品種「鳴子うり」の特徴や旬の時期、オススメのレシピについてご紹介したいと思います。

画像引用:国民公園協会

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鳴子うりってどんなうり?

読み方

「鳴子うり」は「なるこうり」と読みます。

特徴

鳴子うりは、「江戸東京伝統野菜」に登録されている瓜で、「伝統野菜」とはとある地域で古くから栽培されてきた野菜のことを指します。鳴子うりは現在の都庁のいちにほど近い、現在の新宿区西新宿のエリアでかつてから栽培されてきました。

当時、新宿に宿場が開かれたこともあり栽培が盛んになり、鳴子で育てられたことから「鳴子うり」という名前が付きました。その後、明治時代まで盛んに栽培された品種なのです。

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現在は写真のようにどっしりとして大きな瓜ですが、当時の鳴子うりは小さく、長さ10cmほど、直径5〜6cmほどの細みの瓜でした。へたのある元より末のほうが少し大きく、皮は緑色で表面に細く濃緑のすじがあります。

その味ですが、瓜というと淡白な味を想像しますが、鳴子うりには甘みがあるのが特徴です。熟すと甘い香りもして、皮は黄色へと変色します。

栽培されはじめた江戸時代には、甘い野菜や果物がまだ流通していなかったため、貴重な水菓子として果物のように食べられていたそうです。

鳴子うりの旬の時期

鳴子うりの旬の時期は、7月〜9月の夏の時期となっています。

鳴子うりの主な生産地

鳴子うりは現在、東京都内の一部のエリアで生産されています。「新宿の伝統野菜」を守ろうという取り組みで栽培されているようです。

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他にもあるよ!2種類の瓜・15品種まとめ

瓜と言えばとうがん・はやとうり・まくわうりなどが有名ですが、他にも様々な品種が存在します。

  • 九州・沖縄産の瓜4品種
  • 本州でメインに作られる瓜11品種

本記事では上記の2種類で合計15品種でまとめました!また人気品種の瓜ランキングはこちらでチェックできます

九州・沖縄産の瓜4品種

とうがん はやとうり
しまうり あかうり

本州でメインに作られる瓜11品種

まくわうり しろうり ゆうがお
はぐらうり かもり かもうり
玉造黒門越瓜 かわずうり 鳴子うり
金俵まくわうり 銀泉まくわ  

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ウリの主な栄養と期待できる4つの効果

パリパリという触感がおいしい瓜はカリウムを比較的多く含んでいます。

ウリの栄養成分表

タンパク質 0.5g
脂質 0.1g
炭水化物 3.8g
飽和脂肪酸 0.01g
不飽和脂肪酸 0.06g
食物繊維 1.3g
ビタミンE 0.1mg
ビタミンK 0.1μg
ビタミンB1 0.01mg
ビタミンB2 0.01mg
ナイアシン 0.4mg
ビタミンB6 0.03mg
葉酸 26μg
パントテン酸 0.21mg
ビタミンC 39mg
カリウム 200mg
カルシウム 19,g
マグネシウム 7mg

瓜を食べて期待できる4つの効果

瓜に含まれる栄養素をいくつかご紹介しましたが、その栄養成分による効果効能について見ていきたいと思います。先ほどご紹介したのは、どれも非常に体に良さそうな栄養成分でしたよね。具体的にどんなメリットがあるのが見てみましょう。

  • 高血圧
  • 心筋梗塞
  • 脳梗塞
  • 動脈硬化

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ウリの保存方法と目安|冷蔵・冷凍・常温はどのくらい?

保存期間の目安

みずみずしい野菜の「瓜」は夏の野菜ですが、みなさんは暑い夏、どのように瓜を保存していますか?瓜の代表である冬瓜は、そのままの状態であれば冬まで保存できることから冬瓜と名付けられました。そんなにも長い期間とっておけるのには驚きですよね。
瓜の保存方法や新鮮な瓜の見分け方、常温・冷蔵・冷凍の瓜の保存期間についてまとめております。

  • 常温での保存期間の目安 1〜2日
  • 冷蔵での保存期間の目安 約1週間
  • 冷凍での保存期間の目安 約1ヶ月

瓜は水分量が90%以上と豊富なため、遣いかけだと特に傷みやすい野菜です。上手く保存することである程度保存できますので、是非瓜を購入した際には試してみてください。

この状態の瓜って腐ってる?

買ってから時間が経った瓜が腐っているかも…!そんな経験はありませんか?水分を豊富に含む瓜は、他の野菜と比べると腐りやすいものです。傷んだ瓜は変色したり中が空洞になったりと、いくつかの腐敗サインがあります。
また、瓜にエグミがある場合も注意が必要です。とある成分が過剰に含まれているかもしれません。腐った瓜の特徴や見分け方・えぐみについての詳細も別記事でチェックしてみてくださいね。

 

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鳴子うりのおすすめの食べ方

では、鳴子うりを使った料理にはどんなものがあるのでしょうか?鳴子うりをはじめとする瓜は、その90%が水分でできています。その分カロリーが低いので、制限中の食事にもぴったりですよ。季節性のある野菜なので、是非旬の時期に食べてみてください。家庭でも作ることのできるオススメのかもり料理を3種類ご紹介します。

細切りサラダ


引用:E・レシピ

シャキシャキとした食感えを生かして生のままサラダにするのもおすすめです。こちらはマヨネーズベースのドレッシングで和えた瓜のサラダです。
同じようにきゅうりやハムなどのお好みの具材を細切りにしてよく和えます。マスタードやからしを入れるとピリリとした味のアクセントになるので、辛味がお好きな方はお試しください。
 
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卵スープ


引用:Rakutenレシピ

瓜と卵を使ったスープは、さっぱりとした味わいの中にふわふわの卵とトロトロの瓜が浮かぶ夏にぴったりのスープです。鶏ガラやコンソメなどお好みに味付けしてみてください。
瓜は加熱するとトロトロ食感になるので、程よく煮崩れしたトロミある瓜が非常の美味しいのです。

きんぴら


引用:cookpad

マクワウリのきんぴらは、硬い皮も一緒に調理できるエコな料理です。シャキシャキ食感が美味しく、マクワウリ一種類だけでもボリュームがありますよ。

ピリ辛にしても美味しいですし、甘めの味付けならお子様でも食べやすいのでオススメです。果肉より皮の方が硬いので、均等に火を通すために皮をさきに炒めるようにしてみてください。
 
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まとめ

江戸時代から江戸で栽培されてきた瓜「鳴子うり」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?東京在住の私でさえ知る機会がなかったので、みなさんも知らなかった方が多いのではないでしょうか。

歴史があり今でも作られている野菜は守りたくなるものですよね。もしも鳴子うりを見かけることがあれば、是非一度その味を試してみてください。

江戸時代には「甘い」と言われ水菓子として食べられてきた品種ですので、当時の気分を味わってみてくださいね。

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