かもうりの特徴・旬の時期は?|本州でメインに作られるうりを紹介

みなさんは石川県の能登エリアに行ったことはありますか?能登で古くから育てられている「能登野菜」の中に、「かもうり」という瓜の品種があります。

瓜はキュウリの仲間ですが、キュウリよりもずっと大きくどっしりとしているのが「かもうり」の特徴です。

私は数年前に友人と能登に旅行したことがあるのですが、海が綺麗で見晴らしも良く、美味しい食べ物も豊富で本当に素敵な場所だと感じました!そんな能登で育つ瓜、「かもうり」とは一体どんな野菜なのでしょうか?

今回は、「かもうり」の特徴や旬の時期、オススメのレシピについてご紹介したいと思います。

画像引用:eヘルシーレシピ

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かもうりってどんなうり?

読み方

「かもうり」は漢字で書くと「賀茂瓜」と書きます。

特徴

かもうりは、冬瓜の仲間で長円筒形で重量は重いものには7kgにもなり、収穫期には表面が白い粉で包まれます。緑色の皮をしており、果肉は一般的な瓜のように白色をしています。

主な生産地である石川県の能登では、能登野菜振興協議会により「能登野菜」に認定されています。能登では自家用野菜として30年以上栽培されており、中能登地域の食文化として定着してきました。

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ほどよい熟し加減の時に収穫することで果肉が厚くなり、保存性にも優れています。味はあっさるとしていて淡白なので、しっかりと味を付ける煮物料理などに向いています。皮は硬いので取り除き、中心煮詰まっている種やわたも取り除いてから調理します。

ちなみに、別の瓜の種類で「かもり」という品種がありますが、これはかもうりとは別の品種になります。あまり知られていませんが、瓜には600種類の品種があると言われているから驚きです。

旬の時期であってもなかなかスーパーでは見かけることのない野菜なので、特定の品種を手に入れるのはなかなか難しいかもしれません。

かもうりの旬の時期

かもうりの旬の時期は、7月〜8月の夏の時期となっています。夏に収穫したかもうりは、貯蔵性が高いため常温で冬場まで保存することが可能です。

かもうりの主な生産地

かもうりは主に石川県の七尾市・中能登町で生産されています。

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他にもあるよ!2種類の瓜・15品種まとめ

瓜と言えばとうがん・はやとうり・まくわうりなどが有名ですが、他にも様々な品種が存在します。

  • 九州・沖縄産の瓜4品種
  • 本州でメインに作られる瓜11品種

本記事では上記の2種類で合計15品種でまとめました!また人気品種の瓜ランキングはこちらでチェックできます

九州・沖縄産の瓜4品種

とうがん はやとうり
しまうり あかうり

本州でメインに作られる瓜11品種

まくわうり しろうり ゆうがお
はぐらうり かもり かもうり
玉造黒門越瓜 かわずうり 鳴子うり
金俵まくわうり 銀泉まくわ  

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ウリの主な栄養と期待できる4つの効果

パリパリという触感がおいしい瓜はカリウムを比較的多く含んでいます。

ウリの栄養成分表

タンパク質 0.5g
脂質 0.1g
炭水化物 3.8g
飽和脂肪酸 0.01g
不飽和脂肪酸 0.06g
食物繊維 1.3g
ビタミンE 0.1mg
ビタミンK 0.1μg
ビタミンB1 0.01mg
ビタミンB2 0.01mg
ナイアシン 0.4mg
ビタミンB6 0.03mg
葉酸 26μg
パントテン酸 0.21mg
ビタミンC 39mg
カリウム 200mg
カルシウム 19,g
マグネシウム 7mg

瓜を食べて期待できる4つの効果

瓜に含まれる栄養素をいくつかご紹介しましたが、その栄養成分による効果効能について見ていきたいと思います。先ほどご紹介したのは、どれも非常に体に良さそうな栄養成分でしたよね。具体的にどんなメリットがあるのが見てみましょう。

  • 高血圧
  • 心筋梗塞
  • 脳梗塞
  • 動脈硬化

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ウリの保存方法と目安|冷蔵・冷凍・常温はどのくらい?

保存期間の目安

みずみずしい野菜の「瓜」は夏の野菜ですが、みなさんは暑い夏、どのように瓜を保存していますか?瓜の代表である冬瓜は、そのままの状態であれば冬まで保存できることから冬瓜と名付けられました。そんなにも長い期間とっておけるのには驚きですよね。
瓜の保存方法や新鮮な瓜の見分け方、常温・冷蔵・冷凍の瓜の保存期間についてまとめております。

  • 常温での保存期間の目安 1〜2日
  • 冷蔵での保存期間の目安 約1週間
  • 冷凍での保存期間の目安 約1ヶ月

瓜は水分量が90%以上と豊富なため、遣いかけだと特に傷みやすい野菜です。上手く保存することである程度保存できますので、是非瓜を購入した際には試してみてください。

この状態の瓜って腐ってる?

買ってから時間が経った瓜が腐っているかも…!そんな経験はありませんか?水分を豊富に含む瓜は、他の野菜と比べると腐りやすいものです。傷んだ瓜は変色したり中が空洞になったりと、いくつかの腐敗サインがあります。
また、瓜にエグミがある場合も注意が必要です。とある成分が過剰に含まれているかもしれません。腐った瓜の特徴や見分け方・えぐみについての詳細も別記事でチェックしてみてくださいね。

 

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かもうりのおすすめの食べ方

では、かもうりを使った料理にはどんなものがあるのでしょうか?かもうりをはじめとする瓜は、その90%が水分でできています。その分カロリーが低いので、制限中の食事にもぴったりですよ。季節性のある野菜なので、是非旬の時期に食べてみてください。家庭でも作ることのできるオススメのかもり料理を3種類ご紹介します。

お吸い物


引用:マカロニ

もともと煮物料理に向いている瓜は、お吸い物にするとトロトロと柔かい食感に変わり、とても食べやすくなります。特に夏場は食欲がなくなることもありますので、こうした汁物で栄養が補給できるのは嬉しいですよね。
冷めても美味しいので暑い夏にもってこいのお吸い物です。他に好きな野菜を加えればより一層栄養面が◎ですね。
 
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醤油漬け


引用:フードソムリエ

瓜のポリポリ食感を最大限に生かした瓜の醤油漬けは、白いご飯やお酒が進むちょっとした小皿メニューです。作り方はいたってシンプルで、醤油・本みりん・水を混ぜカットした瓜を漬け込みます。
30分ほど経てば瓜に味が染みていますので、漬けてすぐに食べることができるのもポイントです。皮は硬いので果肉だけ漬けるようにしましょう。

トロミ煮


引用:E・レシピ

瓜は煮ることによってとろとろとしたトロミが出る野菜です。じっくりコトコト煮ることで、マクワウリのとろみが出てスープまで美味しいトロミ煮ができます。皮は硬いのでトロミ煮の場合はしっかりと皮むきをしましょう。ピーラーを使うと包丁でやるよりも簡単にむくことができます。温かくても美味しいトロミ煮ですが、冷やしてもさっぱりとして暑い夏にぴったりの爽やかなレシピです。
 
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まとめ

主に石川県能登エリアで育てられている瓜「かもうり」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?旬の時期は7月〜8月と非常に短い期間なのですが、その後冬場まで保存できるというのは優秀ですよね。たくさん収穫しても半年近くかけて食べることができるのがかもうりのポイントです。「能登野菜」にも認定されている地域のブランド野菜なので、もしも見かけた際には是非ご自身その味を堪能してみてください。今回ご紹介したレシピ以外にも、瓜料理のバリエーションは豊富にありますのでチャレンジしてみてくださいね。

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