和洋中様々な料理に活用されている定番野菜「玉ねぎ」は、APG分類体系に従って2009年からヒガンバナ科ネギ属に分類されています。では、玉ねぎのそれぞれの種類と特徴をみていきましょう。今回は
- 白玉ねぎの主な特徴
- 黄玉ねぎの主な特徴
- 赤玉ねぎの主な特徴
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目次
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玉ねぎは大きく分けて3種類
主に北海道産の春に種をまき秋に収穫する玉ねぎと佐賀県、兵庫県、愛知県などで秋に種をまき初夏に収穫する玉ねぎに区別されています。さらに種類別では白玉ねぎと黄玉ねぎ、赤玉ねぎです。何がどう違うのでしょうか?
白玉ねぎ
白玉ねぎの旬の時期は2月から4月頃になります。この品種は、水分が多く含んでいて果肉がやわらかく辛味が少ないのが特徴です。刺激が弱く甘みがあるので生食にむいています。店によっては「新玉ねぎ」として販売されています。
黄玉ねぎ
国内で最も出荷されているのが黄玉ねぎです。そして辛み刺激が強く皮が薄茶色でかたくしまっているのが特徴になります。収穫後に干し表皮をよく乾燥させているので貯蔵性が高く、長期保存が可能です。
地域により収穫時期をずらしたり貯蔵庫に保存をして出荷しているので安定的に流通しています。
赤玉ねぎ
周年出回っていますが、収穫時期は5月から7月頃になります。表皮が赤紫色をし、輪切りにすると赤紫色と白のきれいな断面になっています。この赤紫は、ポリフェノールの一種で「アントシアニン」という色素成分です。
辛味はほとんどなく水分を含んでいるので歯切れもよく甘味があるので生食にむいています。
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白たまねぎの品種&特徴一覧
主な生産地は、静岡県や愛知県、兵庫県、北海道です。白玉ねぎの品種と特徴を表記した記事とともに紹介します。
サラダ玉ねぎ
サラダたまねぎ |
春先に新たまねぎとして流通されています。
パールオニオン
パールオニオン |
国内では北海道で生産されています。ペコロスの一種で真珠のような光沢が特徴です。主にサラダやシチュー、ピクルスに活用されています。
真白
真白 |
「真白」と書いて「ましろ」と読みます。北海道の北見地域で主にされています。
ホワイトべアー
ホワイトベアー |
主な生産地は、兵庫県淡路島です。希少性の高い玉ねぎになります。
トップゴールド320
トップゴールド320 |
サラダにあうトップゴールド320は、兵庫県産になります。
スーパーリニ
スーパーリニア |
大型の玉ねぎです。厚みがありシャキシャキと食感が特徴です。
マッハ
マッハ |
少し横に細長い形状の円が特徴のマッハ、兵庫県や北海道で生産されています。
黄たまねぎの品種&特徴一覧
主な生産地は、北海道や佐賀県などになります。黄たまねぎの品種と特徴を表記した記事とともに紹介します。
ペコロス
ペコロス |
フランス語で「小たまねぎ」という意味を表わすペコロスは、直径3~4cmで糖度の高いたまねぎになります。
アトン
アトン |
大型のたまねぎで辛味が少ない兵庫県淡路島が主な生産地になります。
ケルたま
ケルたま |
たまねぎの機能性成分「ケラセチン」に特化して作られた兵庫県のたまねぎです。ケラセチンは玉ねぎに含まれる色素で、抗酸化作用や生活習慣病に効果が期待できるポリフェノールの一種です。
ターザン
ターザン |
ターザンは、長期貯蔵性に優れているのが特徴で「玉ねぎの王様」と呼ばれている兵庫県淡路島のたまねぎになります。
ラッキー
ラッキー |
黄たまねぎでありながら、甘みが際立ち辛みが少なくサラダなど生食に向くたまねぎです。
赤たまねぎの品種&特徴一覧
主な生産地は、北海道や兵庫県、佐賀県となります。赤玉ねぎの品種と特徴を表記した記事とともに紹介します。
アーリーレッド
アーリーレッド |
赤玉ねぎの品種で最もポピュラーなアーリーレッドは、静岡県で誕生しました。辛みが少ないので生食におすすめです。
ルビーオニオン
ルビーオニオン |
深赤紫色の直径3~4cmでペコロスの一種になります。色を活かして酢漬けにしてカレーの付け合わせにおすすめです。
湘南レッド
湘南レッド |
主な生産地は、神奈川県になります。水分が豊富な甘みのある赤たまねぎです。
ルビールージュ
ルビールージュ |
兵庫県産の大型赤玉ねぎです。寒冷に弱く関東以南地域で栽培されています。
くれない
くれない |
果肉が柔らかく水分が豊富に含まれた北海道端野地域しか生産されていないブランド玉ねぎになります。
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まとめ
以上になります。いかがでしょうか。
この記事をまとめると
- 白玉ねぎの主な特徴は、果肉は水分が多くやわらかい、また辛みが少ないので甘味があり生食向けに生産されているものが多いです
- 黄玉ねぎの主な特徴、国内で最も出荷されていて、辛み刺激が強く皮が薄茶色でかたくしまっています
- 赤玉ねぎの主な特徴は、白と赤紫色の断面となっていて、赤紫はポリフェノールの一種である「アントシアニン」という色素成分、辛味はほとんどなく水分を含んでいるので歯切れもよく甘味があるので生食向きです
上記すべての品種の玉ねぎを食べる機会は中々ないですが、見かけたらお手にとり召し上がってみてはいかがでしょうか!
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