らっきょうは漬物として食べられることが多い野菜なので、比較的に生野菜としてのなじみは少ないかもしれません。しかし実は他の野菜と同様たくさんの品種が存在していて、その見た目や味の特徴も様々なのです。そこで今回は「エシャレット」についてまとめてみました。
画像引用:育て方ラボ
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目次
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エシャレットってどんならっきょう?
読み方 | えしゃれっと |
旬の時期 | 通年 |
主な生産地 | 茨城県、静岡県 |
種類 | その他 |
らっきょうと言えば、カレーのお供に最適な酢漬けにされた漬物を連想する人が多いかもしれません。エシャレットはそんならっきょうを早採りしたもののことを指します。生でも加熱しても食べることができますが、保存は長く持たないのでなるべく早く消費するようにしましょう。
日本語(和名)では?
エシャレットは「軟白らっきょう」や「根らっきょう」と呼ばれることもあります。名前が近いため混同されがちなエシャロットは別物ですので注意しましょう。
特徴(サイズ、味、形状など)
エシャレットはらっきょうを早採りしたもので、真っ白でしもぶくれした形の根元にネギのような葉がくっついているのが特徴です。らっきょうらしいシャキシャキした食感はそのままに、若採りのため柔らかさが加わり辛さが控えめです。そのため生でも加熱してもおいしく食べることができます。また、根元の白い部分に艶があり、みずみずしさがあるかどうかが新鮮さを見抜くポイントです。一般的に売られている場合は葉の部分が折りたたまれて束ねられているので、葉の枯れ具合も目安になります。
栄養・効果効能
らっきょうにはにんにくの匂いのもとでもあるアリシンが含まれています。もともとはアリインというアミノ酸の一種で、それが酵素の働きによって変化したのがアリシンです。このアリシンは多くの薬効を持っていて、免疫力アップや殺菌・抗酸化作用、便通の改善や風邪の予防効果があります。
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エシャレットと島らっきょうの違い
エシャレットとよく似ていると言われるのが島ラッキョウです。見た目が良く似ていて、なにが違うの?とよく混同されがちなこの二つですが、もちろん全く別のものを指します。島らっきょうは一般的ならっきょうよりも辛みが強く小ぶりな沖縄県の伝統野菜です。対してエシャレットは早採りをしたらっきょうなので辛みが控えめです。そのため見た目は似ていますが味はまったく異なっているのです。
画像引用:沖縄の島野菜と果物
エシャロットとエシャレットの違い
次にエシャレットと間違えられることの多いのはエシャロットです。エシャレットとエシャロットは名前が似ていてややこしいのでよく間違えられますが、見た目はまったく違います。エシャロットは小型のタマネギの一種で、赤紫色の皮が特徴的な野菜です。紫たまねぎの超小型版のような見た目で、強い刺激臭を持っています。つまり名前が似ているだけでらっきょうとは関係の無い野菜なのです。
画像引用:カゴメ
エシャレットの旬の時期と主な生産地
エシャレットの旬の時期と主な生産地についてまとめてみました。
旬の時期はいつ?
エシャレットは年間を通して流通されている野菜で、流通量もさほど変わりがありません。しかし露地栽培されているものに関しては葉の柔らかい3月~5月ごろが旬だと言えます。
主な生産地はどこ?
エシャレットの主な生産地は茨城県と静岡県です。茨城県だけで全国の生産量の65%強のエシャレットが生産されており、静岡県と合わせて全国生産量の97%を生産されています。
エシャレットの価格相場ってどのくらい?
では実際にエシャレットを購入しようとした場合、価格相場はいくらくらいになるのでしょうか。スーパーなどで購入した場合とネット通販で購入した場合をそれぞれ調べてみました。
スーパーだと
葉っぱを折りたたんで束ねられた状態で売られていて、一袋あたり100円~150円ほどで販売されています。
ネット通販だと
通販の場合はまとめ売りされている場合が多く、6束ほど入ったもので300円~販売されています。
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らっきょうの種類・らっきょう品種まとめ5品種
らっきょうは沖縄の島らっきょうや花らっきょうなどが有名ですね。今回は代表的な品種を以下の3つに分けて5品種ご紹介します。
- らっきょう:3品種
- 島らっきょう:1品種
- その他:1品種
この5品種の他にもご当地ブランドらっきょうなどもあると思います。らっきょうのランキング記事も作っておりますので一緒にチェックしてみてください。
詳しくはこの記事をチェック!
らっきょう:3品種
花らっきょう | 玉らっきょう | らくだらっきょう |
島らっきょう・その他の品種:2品種
島らっきょう | エシャレット |
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らっきょうのおもな栄養と期待できる8つの効果
らっきょうと言えばカレーの付け合わせの漬物を想像する方も多いかもしれませんが、立派な野菜のうちのひとつです。らっきょうは独特の香りとシャキシャキとした食感が美味しいだけではなく、豊富に栄養を含んでいるのです。らっきょうに含まれる主な栄養素から期待できる効果までをまとめてみました。
栄養成分表(可食部 100gあたり)
エネルギー | 118kcal |
水分 | 68.3g |
たんぱく質 | 1.4g |
炭水化物 | 29.3g |
ナトリウム | 2mg |
カリウム | 230mg |
カルシウム | 14mg |
マグネシウム | 14mg |
リン | 35mg |
鉄 | 0.5mg |
亜鉛 | 0.5mg |
マンガン | 0.45mg |
ビタミンC | 23mg |
食物繊維総量 | 21.0g |
食品成分表(可食部 100gあたり)
らっきょうの主な8つの栄養成分
栄養成分表を見てもらえば分かるようにらっきょうにはたくさんの栄養が含まれています。主な栄養成分について詳しくまとめてみました。
- 水溶性食物繊維(フルクタン)
- カリウム
- テストステロン
- 硫化アリル
- サポニン
- ビタミンC
- ビタミンB6
- カルシウム
らっきょうを食べて期待できる6つの効果・効能
らっきょうに含まれる栄養成分をまとめてみましたが、実際にはどのような効果・効能があるかが気にありますよね。主な効果や効能をまとめてみました!
- 便秘解消
- 高血圧の予防・改善 ・むくみ解消
- 血液サラサラ
- 免疫力アップ・疲労回復
- がん予防
- 美容・美肌
らっきょうの栄養はあまり知られていませんが、おいしいだけではなく私たちにたくさんの健康作用を与えてくれます。漬物だけではなく、らっきょうをいろんな調理方法でたくさん食べ、健康な体を目指しましょう!
詳しくはこの記事をチェック!
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らっきょうの保存容器や方法、保存期間は?|常温・冷蔵・冷凍の場合
甘酢漬けとしてお馴染みのらっきょうですが、生野菜としてスーパーでも一般的に販売されています。しかしまとめ売りされていることが多く、一気に使い切ってしまえない!という方も多いはず。また、近所の方かららっきょうを大量にもらった・・・なんてこともあるかもしれません。そこでらっきょうの正しい保存方法についてまとめてみました!
生らっきょうは日持ちしない
らっきょうは生のままだと日持ちがしにくいんです。らっきょうは成長スピードが早く鮮度が落ちるのがものすごく早いので保存には漬物にして保存しておくのが一番です。保存容器としてはガラス瓶が最もおススメですが、プラスチックの容器、タッパ等もおススメです。目安となる保存期間をまとめておきます。
- 常温で保存・・・風通しが良く涼しく、直射日光の当たらない場所で1年程度
- 冷蔵庫で保存・・・1年程度(シャキシャキ感が持続しやすい)
- 冷凍保存もできる・・・10年近く持つと言われています
詳しくはこの記事をチェック!
らっきょうの保存方法についてまとめてみました。日持ちの目安も記載しましたが、あくまでも目安です。保存環境にもよるので早く食べるに越したことはなく、長期保存した後はにおいなどで食べる前に確認をするようにしましょう。
この状態の色のらっきょうは腐っている!?
らっきょうを漬けていたら、緑・青・茶色に変色することもありますがこの状態は通常通り食べることができます。しかし、白いカビが生えていたり、異臭がする場合には決して食べないようにしてください。
詳しくはこの記事をチェック!
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エシャレットのおすすめの食べ方
生でも加熱してもおいしく食べられるエシャレットにおすすめの食べ方をまとめてみました。
天ぷら
エシャレットは生でも食べられるので、衣に火が通れば油からあげても問題ありません。そのため比較的素早く調理できる具材です。シャキシャキのエシャレットとサクサクの衣がおいしく、おつまみとしても最高です。とくに塩で味わうのがおすすめです。
画像引用:Cookpad
ソース
エシャレットの風味を利用してソースとして食べるのもおすすめです。みじん切りにしたエシャレットとオリーブオイル、レモン汁、塩とすりおろしにんにくを入れて混ぜるだけで、爽やかなカルパッチョソースができあがります。後をひく風味がやみつきになるおいしさです。
画像引用:クラシル
サラダ
エシャレットは辛みが少なく生でもおいしく食べられるので、サラダにするのもおすすめです。上の葉っぱを取り除いた状態で、切らずに丸ごとサラダの上に置くことで見た目的にもインパクトがでます。マヨネーズでディップして食べても醤油とごま油を混ぜた簡単ドレッシングで食べてもおいしいです。
画像引用:野菜の育て方.net
パスタ
エシャレットはニンニクと同じ香り成分が含まれているので、にんにくの代わりにもなります。みじん切りにして鷹の爪とオリーブオイルと炒め、茹でたパスタと絡ませるだけでなんちゃってペペロンチーノの完成です。食後の匂いも気にならずおいしく食べることができます。
画像引用:Cookpad
ピクルス
下処理をしたエシャレットを酢や水でつくったピクルス液につけると、サラダ感覚で食べられるピクルスができます。エシャレットは縛られた状態で複数個が袋詰めで売られていることが多いので、まとめて作っておくと食べたいときにつまむことができて便利です。
画像引用:Cookpad
漬物
らっきょうと言えば欠かせないのが漬物です。エシャレットも漬物でおいしく食べることができます。一般的ならっきょうと比べて辛みが控えめなので、辛みが足りない場合には鷹の爪などをふやして調整するのがおすすめです。漬物にすることで生の状態よりも日持ちがするようになります。
画像引用:Cookpad
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らっきょうの人気コンテンツをチェックしよう
当サイトのにんにくの人気コンテンツを4つまとめました。是非色々見ていってくださいね(^^♪
らっきょう3種類5品種まとめ|食べて気になるおなら・口臭・部屋のニオイの原因や対策も
らっきょうの栄養と期待できる8つの効果|硫化アリル・サポニン・食物繊維が豊富
らっきょうの保存容器や方法、保存期間は?|常温・冷蔵・冷凍それぞれの場合をご紹介
らっきょうのおススメレシピ10選|7つの漬けレシピからアレンジまで!カリカリ食感に漬けるコツも
まとめ
今回はエシャレットについてまとめてみました。スーパーや通販などでも全国的に購入が可能のようなので、お漬物だけではなくいろいろな料理でぜひ味わってみてください!
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