たけのこの旬は春。でも、この春の味覚を堪能できる期間はとても短いのです。年間を通じて水煮のたけのこは手に入りますが、やはり生から茹でたたけのこの美味しさは格別ですね。しかし、収穫されたてのたけのこを頂いたり、またはスーパーで買っても、通常の家庭で1度に必要な量よりは、はるかに多いたけのこが茹で上がってしまうことでしょう。
そこで、たけのこの保存法について常温の場合、冷蔵の場合、冷凍の場合についてご紹介します。生から茹でたたけのこを、無駄なく、最後まで美味しく召し上がってください。
ですから、収穫された皮付きのたけのこは、一刻も早く茹でてあく抜きをしましょう。茹でることで熱が酵素の働きを止め、えぐみが増すのを抑えます。茹でる時に米ぬかや米のとぎ汁を使うのは、そこにふくまれるカルシウムが、えぐみを感じにくくさせるからです。
つまり、皮付きの生のたけのこは保存することはせずに、収穫されてから24時間以内を目安にあく抜きをしたいものです。3日も経つと、かなりえぐみが強くなってしまうようです。
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たけのこの保存方法:①皮付きのままではどのくらい保存できる?
たけのこは、土から掘り起こされた野菜ですから、じゃがいもや大根のように、冷暗所ならしばらく保管していても大丈夫だと思っていませんか?
実はたけのこは収穫されたと同時に、酵素の働きによってえぐみがどんどん増していきます。「たけのこ堀りが始まったら、お湯も沸かし始めろ」と言われているほど、生のたけのこは鮮度が大事なのです。
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目次
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たけのこの保存方法:②下茹でしたたけのこは冷蔵庫でどのくらい保存できる?
では、新鮮なうちに下茹でし、あく抜きされたたけのこは、どのくらい保存できるのでしょうか?まず、下茹でした鍋の中でゆっくり冷まし、皮をむいてきれいに水洗いします。そして、タッパーなどの密閉容器に水を入れ、たけのこを漬けて冷蔵庫で保管します。たけのこは茹でてからもあくが出るので、水は毎日取り替え、これで約1週間保存できます。
ただ、やはり風味はだんだん損なわれますので、できるだけ早めに頂きましょう。調理の際に、再度加熱するのをお忘れなく。
参考動画:【たけのこのあく抜き】
下茹ですることにより、たけのこは冷蔵庫で7~10日間程度の保存が可能になります。
たけのこの保存方法:③冷凍保存はできるの?
もし、生のたけのこをたくさん頂いたり、また1週間では冷蔵保存されたたけのこを食べきれない場合、冷凍保存というワザもあります。
あく抜きしたたけのこを、小さく切ります。切り方は、薄切りや千切り、乱切りなど、調理を想定した切り方にします。これは、使う際には解凍せずに凍ったまま調理するからです。切ったたけのこは、キッチンペーパーなどに広げ、表面の水分を乾かします。乾いていれば、冷凍保存用のポリ袋にある程度まとめて入れて冷凍しても、バラバラにして使いたい量だけ取り出せます。
この時、空気を抜き、真空状態にするのがコツです。冷凍ですので、半年から1年と保存は長くできますが、やはり家庭の冷凍庫は開け閉めの回数が多く、瞬間冷凍でもないため、風味は損なわれてしまいます。
たけのこの冷凍保存は1ヶ月を目安に調理することをおすすめします。
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冷凍保存していたたけのこを美味しくたべるには?
あらかじめ、醤油や砂糖で薄味をつけて、だしで炊いたたけのこを冷凍保存することもできます。味付けによっては、調理にそのまま使えて便利ですので、ご家庭に合う方法をいろいろ工夫してみてください。
冷凍された状態のたけのこは包丁で切れませんので、必ず切ってから冷凍することをお忘れなく。そして、くれぐれも冷凍状態のまま、加熱調理してくださいね。
他にも、瓶詰めや、塩漬け、乾燥など、いろいろな保存方法がありますが、決して保存することにより美味しくなる訳ではありません。
やはり、ごちそうは“採れたての茹でたて”です。できれば保存期間は極力短くし、あの繊細な春の味わいを最高の状態で堪能したいものです。
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たけのこで食中毒は起こり得る?
生のたけのこを食べた時、下痢や腹痛といった食中毒症状が出ることがあります。その原因は、自然に存在しているボツリヌス菌という菌による可能性が高いです。
これにより食あたりになると、腹痛・嘔吐・吐き気・下痢・発熱といった食中毒症状を発症します。
必ずしも菌が付着しているわけではありませんが、よく加熱することで死滅するため、生たけのこはしっかり茹でることが必要です。
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アレルギー食品?
たけのこを食べて起こりうる異変症状は、蕁麻疹、痒み、呼吸困難、口の中がピリピリするといった事例があります。花粉症や食物アレルギーと同じような症状がでます。
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まとめ
今回はタケノコの保存方法と保存期間の目安について常温・冷蔵・冷凍の場合をみてきました。
- 常温保存の場合だと・・・収穫されてから24時間以内を目安にあく抜き&常温保存しない
- 冷蔵保存の場合だと・・・7~10日間程度
- 冷凍保存の場合だと・・・1ヶ月を目安に調理する
いずれの場合においてもたけのこは3日も放置してしまうとアクが強くなってしまって食べれなくなるので、あく抜きは必ず収穫してから24時間以内を徹底してください。
ここに記載している目安期間はあくまで目安になりますので、旬のおいしいたけのこはなるべく保管せずに早めに食べましょう。残ったものはカットしてから1か月以内に食べてくださいね。
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