オリーブオイルって腐るの?期限切れ・変色・劣化|開封後の保存方法・賞味期限

香りが豊かなオイルの一つ「オリーブオイル」は健康に良いオイルなので、そのままサラダにかけたりパンに付けたり、積極的に摂りたいオイルです。

賞味期限を過ぎてしまったけれど問題ない?という疑問や、開封してからどのくらい日持ちするの?など、保存に関する疑問を持っている方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、

  • 腐っているオリーブオイルの特徴や状態
  • 腐っている or セーフなオリーブオイルの見分け方
  • オリーブオイルが腐る原因
  • オリーブオイルの正しい保存方法と期間目安

についてご紹介いたします。

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オリーブオイルってどんな油?

 英名 olive oil
栄養成分 脂質、ビタミンE、ビタミンK、オレイン酸、ポリフェノールなど
主な生産国 スペイン、イタリア、ギリシャ
100gあたりのカロリー 約920kcal

オイルという言葉の語源は、アラビア語で「オリーブ」という意味です。今では世界中にたくさんのオイルがありますが、古くはオイルといったら、オリーブオイルしかなかったのです。紀元前3000年頃には地中海沿岸にてオリーブからオリーブオイルが作られた記録が残っています。その後、ローマ帝国が他国を征服するたびに、その土地にオリーブの木を植えて、栽培地域を広げていきました。現在では、地中海沿岸のみならず、中東、南米やアメリカ、オーストラリアなど幅広い地域で作られています。

種類と使い方

オリーブオイルにはいくつか種類があります。一般的にスーパーなどで販売されているのもは以下のものになります。

  • ①エクストラバージンオリーブオイル:完璧な味と香りの最高品質
  • ②ファインバージンオリーブオイル:エクストラバージンオイルから少し酸化させたもの
  • ③ピュアオリーブオイル:不純物の多いオイルを精製したもの、安価だが質は劣る

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このオリーブオイルって腐ってる?

オリーブオイルは油なので、「腐る」というよりも「酸化して劣化する」という方が合っています。酸化したオリーブオイルにはどんな特徴があるのか、早速見てみましょう。

オリーブオイルが酸化するとどうなる?

酸化してしまったオリーブオイルには、このような状態が現れます。

  • 色:開封直後と比べて色が変わっている
  • 臭い:香りが薄くなっている
  • 味:味や風味が落ちている

オリーブオイルは種類によって色が黄色や黄緑色など様々ありますが、直射日光に当たることで 元の色から変色 していきます。これはオイルに含まれている「クロロフィル」という成分が光合成したことによるものなので、オリーブオイルはできるだけ日光に当たらないように保存するのがポイントなのです。

また、 香りや味が徐々に落ちて風味が悪く なっていきます。腐るわけではないので食べることはできますが、 品質的には悪くなっている ので、開封したらできるだけ早いうちに消費しましょう。

オリーブオイルが劣化する原因3つ

では、オリーブオイルはどんな状態だと劣化しやすいのでしょうか?できるだけ長持ちさせるためにも、オリーブオイルが傷みやすくなる原因を3つ見てみましょう。

 開封後長期間経っている

 直射日光に当たる場所で保存している

 温度の高い場所で保存している

オリーブオイルは「酸化」・「時間経過」・「光」に弱いオイルなので、開封してから長期間経っていたり、直射日光が当たる場所で保存することによって劣化が早まってしまいます。

また、温度の高い場所で保存するのもNGです。特に開封したオリーブオイルは、酸化して風味や味がすぐに落ちてしまいますので、できるだけ早めに消費しましょう。続いては、オリーブオイルの栄養についてです!

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オリーブオイルの栄養って何がある?

オリーブオイルに含まれている栄養成分

オリーブオイルには脂質、ビタミンE、ビタミンK、オレイン酸、ポリフェノールなどの栄養成分を含んでいます。

もちろん100%オイルなのでカロリーとしては高いですが、一般的なサラダ油と違ってオレイン酸が悪玉コレステロールを減らし、生活習慣病予防になるので積極的に使いたいオイルです。

  • 脂質:脂質は、1gあたり9kcalのエネルギーを生み出す三大栄養素の中での一番のエネルギー源です。人間の体内では、取り入れた糖質をグリコーゲンとして保存するだけではなくて脂質にすることで、生体維持に必要なエネルギーが無く
  • ビタミンE:ビタミンEは、強い抗酸化作用、加えてコレステロールの酸化を防ぎ血流を良くする働きを持っています。また、毛細血管の収縮を抑制することで、細くなった血管が広がることで血流の悪化による体の不調改善効果もあるビタミンです。
  • ビタミンK:ビタミンKは、骨の形成に関わり、ビタミンDとともにカルシウムを取り込むことを助けます。加えて、体内の傷を治すプロトロンビンの働きを助けるため、血小板が傷を塞ぐ働きを助けるビタミンです。不足すると、傷の治りが遅くなります。
  • オレイン酸:オレイン酸は、生活習慣予防の効果が高く、血管内の環境改善効果が高い脂肪酸です。悪玉コレステロールの量を減らし、出来た過酸化脂質の量を減らすことで、血管壁へのプラーク生成を抑制します。結果として、動脈硬化や心疾患の予防に役立つ栄養素です。

オリーブオイルを食べて期待できる効果

オリーブオイルの主成分はオレイン酸で、以下のように健康食品として素晴らしい働きをしてくれます。生活習慣病に効果的なので、普段の料理を全てオリーブオイルで作っているという家庭も増えてきています。

  • 悪玉コレステロールを減少
  • 血圧を下げる
  • 動脈硬化、心臓病の予防
  • 血糖値の上昇の抑制

オリーブオイルを長持ちさせる保存方法|保存期間の目安

オリーブオイルってどんな風に保存すれば良いの?保存期間は?とお困りの方はコチラを参考にしてみてくださいね。

保存期間の目安

  • 未開封: 約2年
  • 開封済: 約3ヶ月

気を付けるべき点は、風味を損なう要因の「酸化」です紫外線に当たると酸化が進みやすくなる為、黒く遮光されている瓶に入ったオリーブオイルを選ぶことが重要です。また開封したら、すぐに使い切ってしまいましょう。賞味期限は、基本的に2年間です。

オリーブオイル保存の要点は

  • 常温でOKだけれど、紫外線に当てない事
  • 透明の瓶やプラスチックより、遮光されているオリーブオイルを選ぶ事
  • 開封後は早めに使い切る事

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腐る前に食べよう!オリーブオイルを大量消費できる食べ方レシピ

オリーブオイルを大量消費したい!そんな時はコチラを参考にしてみてくださいね。余ってしまったオリーブオイルを使う時や大量消費したい時にオススメのレシピを集めてみました。

アヒージョ

にんにくの風味がおいしいスペイン料理の代表とも言えるアヒージョ。簡単にできるのでちょっとしたおつまみにもおすすめです。オリーブオイルをたっぷり染み込ませたバゲットと一緒に食べてみましょう。

パンにつけて

オリーブオイルは香りがよく、バゲットなどのパンによく合うのでヒタヒタと付けて食べるのもオススメです。オリーブオイルに軽く塩を振るだけでもおいしいので試してみてくださいね。

ドレッシングとして

シンプルですが、サラダにオリーブオイルと塩胡椒をふるだけで簡単ドレッシングになりますよ。オリーブオイルは香りが強いもの方が美味しいので、できるだけ新鮮なものを使うのがオススメです。

その他の食材・食品の腐っている状態と保存方法をチェック

代表的な食品・食材488種類を見る

代表的な食品・食材488種類を21分類に分けて、腐っている状態と保存方法についてまとめました。是非こちらのページをご覧くださいね(^^♪

他の調味料の腐っている状態・保存方法をチェック

他にもたくさんの調味料についての腐っている状態やおススメの保存方法方に関してのページがあるのでそれぞれご確認くださいね!

オリーブオイル ココナッツオイル
しょうゆ 亜麻仁油 みそ
砂糖 えごま油
ごま油 みりん サラダ油
ごま
米油 グレープシードオイル 菜種油
ひまわり油 大豆油 綿実油
ベニバナ油 ヘンプシードオイル コーン油
落花生油 カロチーノ油  

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まとめ

オリーブオイルを見極める上で大切なポイントはコチラです。腐っているのかセーフなのか、臭いや見た目・感触などをよくチェックしてみてくださいね。

このオリーブオイル劣化してる?見分け方

酸化して劣化している状態

  1. 変色:元の色から変色している
  2. 味:風味や味が落ちている
  3. 臭い:香りが薄くなっている

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