焼肉は誰もが好きな料理ですが、その中に「ホルモン」がありますね。最近ではホルモン専門店もあるくらいですが、好き嫌いが分かれるのではないかと思います。お肉屋さんやスーパーで売られていることのあるホルモンですが、家庭で食べる時にはどんなことに注意したら良いのでしょうか?そこで今回は、
- 腐っている牛ホルモンの特徴や状態
- 腐っている or セーフな牛ホルモンの見分け方
- 牛ホルモンが腐る原因
- 牛ホルモンの正しい保存方法と期間目安
についてご紹介いたします。
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目次
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牛ホルモンってどんな食材?
牛ホルモンは、牛の内臓のことで「モツ」とも呼ばれています。主に小腸・大腸のことで、焼肉の部位としても人気です。豚の内臓もホルモンと呼ばれていますが、鶏の内臓はホルモンと呼びません。
食感が豊かでジューシー・そしてお肉のような味わいが特徴です。脂質が多く高カロリーなので、食べ過ぎには注意しましょう。
ホルモンとは何?
実は「ホルモン」という名称は非常に広義な意味合いで、体の内側の内臓部分はすべてホルモンと呼ばれるようです。ですのでホルモンという商品で販売されている場合、色々な部位が混ざっているということになります。
「もつ」と呼ばれたり、「テッチャン」や「マルチョウ」など、どれも全てホルモンの中の1つということになります。
詳しくはこの記事をチェック!
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この牛ホルモンって腐ってる?
牛ホルモンが腐ると、どんな状態になるのでしょうか?早速腐った牛ホルモンの特徴を見てみましょう。
牛ホルモンが腐るとどうなる?
腐ってしまった牛ホルモンには、このような状態が現れます。
- 変色:茶色っぽく変色している
- 感触❶:ぬるぬるとヌメリがある
- 感触❷:ねばねばして糸を引いている
- 臭い:酸っぱい臭いや変な臭いがする
- 味:酸っぱい味がする・変な味がする
牛ホルモンは本来ピンク色や白色をしているのが新鮮な証拠ですが、傷み始めると 茶色っぽく変色したり、黒っぽく変色 します。感触としては ぬるぬるとヌメリが出たり、ねばねばして糸を引く ことがあります。
また、臭いも様々で 酸っぱい臭いや変な臭い を発することもあります。このように傷んでいる鶏肉は、加熱すると より強い臭いになったり、酸っぱい味・変な味がする という特徴があります。腐った牛ホルモンは腹痛や下痢・嘔吐の原因となりますので、廃棄するようにしましょう。
腐っている?セーフ?まだ食べられる牛ホルモンの見分け方
牛ホルモンが腐っているのか、まだ大丈夫なのか、傷みかけの牛ホルモンを見分けるポイントを見てみましょう。保存していた牛ホルモンがこんな風に変化することがあるので、見極め方をご紹介します。
❶ パックの中に汁がにじんでいる
❷ 賞味期限から2日ほど過ぎている
❸ 黄色っぽく変色している
牛ホルモンなどの肉類はトレイに入れられているかと思いますが、トレイの中に汁がにじんでいることが多々ありますね。これは傷みが進んでいる証拠ではありますが、まだ食べることはできます。他に変色や異臭などの問題がなければ大丈夫なので、よく見極めてみましょう。
また、賞味期限から1〜2日過ぎていても、冷蔵庫に入れて保存していたのであれば食べられる場合があります。この場合もよくお肉を見て、問題がないかどうか確認しましょう。牛ホルモンは傷み始めるとピンク色→黄色と変色することがありますが、初期の状態であればギリギリ食べられることがありますよ。
牛ホルモンが腐る原因とは?
では、牛ホルモンはどんな状態だと腐りやすいのでしょうか?できるだけ長持ちさせるためにも、牛ホルモンが腐りやすくなる原因を3つ見てみましょう。
❶ 賞味期限がとっくに過ぎている
❷ 常温で放置してしまった
❸ 水が出たトレイの中で保存している
牛ホルモンは絶対に常温で保存するものではないので、ちょっとの時間室温で保存しているとその間に腐ってしまうことがあります。
また、牛ホルモンからにじみ出た液体がトレイの中にたまっている状態で保存している場合も腐りやすいです。この液体の中には菌がいるので、そのまま保存していると腐ってしまうのです。続いては、牛ホルモンの栄養についてです!
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牛ホルモンの栄養って何がある?
牛ホルモンに含まれている栄養成分
牛ホルモンは脂質が多く高カロリーなので食べ過ぎ注意ですが、ビタミンB12やマンガンを豊富に含んでいます。また、ナイアシンやパントテン酸も含んでいます。
牛ホルモンに含まれているコレステロール値が高いので、過度な摂取は体に負担を掛けてしまいます。
- パントテン酸:パントテン酸は、人間の体内で副腎皮質ホルモンの合成に関わります。コエンザイムAと呼ばれる体内の炭水化物、たんぱく質、脂質全ての代謝に関わるパーツの一部として使用されます。ストレス耐性の効果も上げるビタミンです。
- ナイアシン:ナイアシンは、糖代謝、脂質代謝の補酵素としての働きで、エネルギー生成のサポートします。ナイアシン一つで複数の代謝工程をサポートするのが大きな特徴です。他にも肝臓におけるアルコール代謝の二日酔いの原因になるアセトアルデヒドの分解を助けます。
- ビタミンB12:ビタミンB12には、細胞分裂に関わり、特に乳児や人間の血球の文化には不可欠な栄養素です。細胞分裂の際の、DNAの複製に関わるため、不足すると正常な組織が作られず体の機能維持に影響が出ます。神経伝達や脂質代謝にも関わる酵素です。
- マンガン:マンガンは、食事によって取り込んだ食べ物の炭水化物、脂質、タンパク質の代謝を助ける必須ミネラルです。加えて、骨形成に関わり、丈夫な骨と軟骨を維持を助けます。加えて、体内のホルモンの合成も担うミネラルです。
- 脂質:脂質は、1gあたり9kcalのエネルギーを生み出す三大栄養素の中での一番のエネルギー源です。人間の体内では、取り入れた糖質をグリコーゲンとして保存するだけではなくて脂質にすることで、生体維持に必要なエネルギーが無くならないようにしています。細胞膜やホルモンの材料になり、コレステロールや中性脂肪として存在しています。
牛ホルモンを食べて期待できる効果
牛ホルモンに含まれるビタミンB12やパントテン酸は、体の代謝やストレス耐性にも関係があります。
- 代謝を助ける
- 骨や歯を丈夫にする
- エネルギー源となる
食べ過ぎは体に悪い?
ホルモンにはプリン体という成分が多く含まれています。プリン体は体内でも生成されていて細胞の代謝や増殖を助ける働きがあります。ただこのプリン体は増えすぎると「尿酸値」という値をあげてしまう効果があります。
尿酸値は一定の値までなら全く問題ないのですが、体内で大量に尿酸が増えてしまうと痛風の原因になってしまうと言われています。
詳しくはこの記事をチェック!
カロリー・脂質は高い?食べると太る?
ホルモン100gあたりのカロリーは、牛ホルモンが162kacal、豚ホルモンが179kcalとなっています。かなり高カロリーなのがわかりますよね。
また、100gあたりに含まれる脂質量は26.1gとかなり高めです。 脂質の理想的な摂取量は1日50g とされているので、ホルモン100gを食べるだけでその半分を占めてしまいます。
詳しくはこの記事をチェック!
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牛ホルモンの正しい保存方法|常温・冷蔵・冷凍の保存期間の目安
牛ホルモンってどんな風に保存すれば良いの?保存期間は?とお困りの方はコチラを参考にしてみてくださいね。
【保存方法別】保存期間の目安
- 常温: NG
- 冷蔵:2〜3日
- 冷凍: 約2ヶ月
常温保存
牛ホルモンは絶対に常温保存はNGですので、冷蔵か冷凍で保存しましょう。
冷蔵の保存方法
ペーパーラップとラップで、密閉保存することで、冷蔵室で2~3日程度、パーシャル室で1~2週間の保存が可能です。また、下味をつけてから冷蔵すると、調理をする時に大変便利になります。
- 生の状態をパックから取り出し、ペーパータオルでしっかり水分を拭き取る
- 1枚ずつペーパータオルで挟み、空気が入り込まないようにラップでしっかり包む
冷凍の保存方法
2~3週間の保存が可能です。下味をつけてからや、表面を焼いた後での冷凍もできますよ。
- 生の状態で水分を拭き取った後、1枚ずつ氷水や塩水にくぐらせる
※こうすることで氷の膜が作られ、酸化防止になる - 1枚ずつ、または小分けにラップに包み冷凍用保存袋に入れて冷凍する
腐る前に食べよう!牛ホルモンを大量消費できる食べ方レシピ
牛ホルモンを大量消費したい!そんな時はコチラを参考にしてみてくださいね。余ってしまった牛ホルモンを使う時や大量消費したい時にオススメのレシピはこちらです。
牛ホルモン丼
さくっと簡単に牛肉を消費するならこれ!家庭で牛ホルモン丼を作ってみませんか?軽く煮込むだけなので時短で作ることができますよ◎こってり味に味付けしましょう。
生焼けは下痢・腹痛に?
焼肉の人気な部位であるホルモン。脂がたっぷりとあって、お好きな方も多いですよね。しかし食後に下痢がきた。。。という方も多いはず。
その理由の1つ目が消化不良です。実は下痢になる原因の1つに脂肪分を多く摂りすぎが挙げられます。脂肪は他の栄養素に比べて消化に時間がかかるため、分解されず腸に移動されます。脂肪には腸管ぜんどう運動亢進作用があり、下痢を起こす原因となります。
詳しくはこの記事をチェック!
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その他の食材・食品の腐っている状態と保存方法をチェック
代表的な食品・食材488種類を見る
代表的な食品・食材488種類を21分類に分けて、腐っている状態と保存方法についてまとめました。是非こちらのページをご覧くださいね(^^♪
他のお肉の腐っている状態・保存方法をチェック
他にもたくさんのお肉についての腐っている状態やおススメの保存方法方に関してのページがあるのでそれぞれご確認くださいね!
ホルモン | 豚肉 | 牛肉 |
鶏肉 | コンビーフ | ウズラ |
鴨肉 | ソーセージ | ハム |
ベーコン | ハト | レバー(牛・豚・鶏) |
馬肉 | ビーフジャーキー | 猪肉 |
羊肉 | 豚ホルモン | 牛ホルモン |
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まとめ
牛ホルモンを見極める上で大切なポイントはコチラです。腐っているのかセーフなのか、臭いや見た目・感触などをよくチェックしてみてくださいね。
食べても大丈夫な状態
- 変色:黄色っぽく変色しているのは傷みかけ
- 状態:賞味期限を過ぎていてもセーフな場合がある
腐っているので食べるとダメな状態
- 臭いで判断:酸っぱい臭い・変な臭いがする
- 見た目で判断:糸を引いている・茶色く変色している
- 感触で判断:ぬるぬる・ねばねばしている
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