ホルモンは食べ過ぎると太る?カロリー・脂質|ダイエット・健康効果は?

ホルモンは食べ過ぎると太る」や「痩せる」などあらゆることが言われていますが、実際のところどうなのでしょうか?カロリーや脂質・ダイエット効果について着目しました。今回は、

  • ホルモンの部位 / 栄養 /効能
  • ホルモンは食べ過ぎると太る?
  • 食べ過ぎた場合のリスク・危険性は? 

これらのテーマについて紹介いたします。

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ホルモンとは?部位はどこ?

ホルモンとは、牛や豚の内臓のことで「モツ」とも呼ばれています。主に小腸・大腸のことで、焼肉の部位としても人気です。牛や豚の内臓に限った言葉で、鶏の内臓はホルモンと呼びません。

食感が豊かでジューシー・そしてお肉のような味わいが特徴です。脂質が多く高カロリーなので、食べ過ぎには注意が必要です。

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ホルモンの栄養

ホルモンは脂質が多く高カロリーなので食べ過ぎ注意ですが、ビタミンB12マンガンを豊富に含んでいます。また、ナイアシンパントテン酸も含んでいます。

ホルモンに含まれているコレステロール値が高いので、過度な摂取は体に負担を掛けてしまいます。

  • パントテン酸:パントテン酸は、人間の体内で副腎皮質ホルモンの合成に関わります。コエンザイムAと呼ばれる体内の炭水化物、たんぱく質、脂質全ての代謝に関わるパーツの一部として使用されます。ストレス耐性の効果も上げるビタミンです。
  • ナイアシン:ナイアシンは、糖代謝、脂質代謝の補酵素としての働きで、エネルギー生成のサポートします。ナイアシン一つで複数の代謝工程をサポートするのが大きな特徴です。他にも肝臓におけるアルコール代謝の二日酔いの原因になるアセトアルデヒドの分解を助けます。
  • ビタミンB12:ビタミンB12には、細胞分裂に関わり、特に乳児や人間の血球の文化には不可欠な栄養素です。細胞分裂の際の、DNAの複製に関わるため、不足すると正常な組織が作られず体の機能維持に影響が出ます。神経伝達や脂質代謝にも関わる酵素です。
  • マンガン:マンガンは、食事によって取り込んだ食べ物の炭水化物、脂質、タンパク質の代謝を助ける必須ミネラルです。加えて、骨形成に関わり、丈夫な骨と軟骨を維持を助けます。加えて、体内のホルモンの合成も担うミネラルです。
  • 脂質:脂質は、1gあたり9kcalのエネルギーを生み出す三大栄養素の中での一番のエネルギー源です。人間の体内では、取り入れた糖質をグリコーゲンとして保存するだけではなくて脂質にすることで、生体維持に必要なエネルギーが無くならないようにしています。細胞膜やホルモンの材料になり、コレステロールや中性脂肪として存在しています。

ホルモンの健康効果

ホルモンに含まれるビタミンB12やパントテン酸は、体の代謝やストレス耐性にも関係があります。

  • 代謝を助ける
  • 骨や歯を丈夫にする
  • エネルギー源となる

ホルモンは食べ過ぎると太る?

ホルモンには体に必要なビタミンやマンガンを含むことがわかりましたが、問題なのはカロリーや脂質です。食べてみるとわかるように脂っこく、 高カロリー高脂質なので食べ過ぎると肥満の原因となります! それぞれどのくらい含まれているのでしょうか?

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カロリー

ホルモン100gあたりのカロリーは、牛ホルモンが162kacal豚ホルモンが179kcalとなっています。かなり高カロリーなのがわかりますよね。

脂質

ホルモン100gあたりに含まれる脂質量は26.1gとかなり高めです。 脂質の理想的な摂取量は1日50g とされているので、ホルモン100gを食べるだけでその半分を占めてしまいます。

「ホルモン=痩せる」はウソ

「ホルモンはダイエットに向いている!痩せる!」と言われることもありますが、カロリーや脂質を見てみるとかなり高いものとなっています。ダイエット効果があるとは言えません

ダイエット中には高タンパク低脂質の食材が効果的なので、ホルモンではなく鶏ささみや鶏ムネ肉の方が良いでしょう。

ホルモンを食べ過ぎるとどうなる?

ホルモンに含まれる体に悪い成分として、「プリン体」があります。プリン体を摂りすぎると体に悪いと言われる理由には「尿酸」が関係しています。尿酸は一定量までは血液中に溶けるのですが、 体内で多量になると溶けきることができません 。すると尿酸値が高くなり、高尿酸血症という病気になります。

痛風のリスクup

また、尿酸値が高い状態が続くと、痛風を引き起こします。痛風は、足の親指などの関節が突然腫れて歩けないほどの激痛に襲われます。痛風は特に男性が発症しやすく、プリン体を多く含む食事の他にも、飲み過ぎストレスが原因となって起こる病気です。

ホルモンを毎日食べるのは危険 

ホルモンは美味しい部位ではありますが、健康のことを考えると毎日食べ続けるのはNGです。血液がドロドロになり生活習慣病を引きおこす原因にもなりますので、食べるのは時々に抑えるようにしましょう。

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まとめ

ホルモンは食べ過ぎると太る?」というテーマについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

この記事をまとめると

  • ホルモンは高かロリー高脂質なので食べ過ぎは肥満の原因に
  • 代謝を助けたりエネルギー源となるといったメリットもある

ホルモンには脂質が多く含まれているため、食べ過ぎは禁物です。たまに少量食べる程度であれば問題ないので、健康面を考えながら食べるようにしてみてくださいね。

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