食べ物は傷んでしまうと臭いが出ますが、傷んだじゃがいもの臭いを嗅いだことはありますか?じゃがいもは一見傷みにくそうな野菜に見えますが、傷むと臭いを発生させます。また、傷んでいなくても状態によって臭いがする場合があります。
私は、夏場にじゃがいもを買ってきてから放置してしまい、気づいたら変な臭いがしていて芽もニョキニョキと生やしてしまった経験があります。
今回は、臭うじゃがいもは腐っているのか、食べられるのかについてご紹介します。
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目次
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じゃがいもが臭う原因はなに?
臭うじゃがいもと言っても、その臭いにはいくつか種類があることをご存知ですか?大きく分けて3種類あるのですが、ひとつひとつ見てみましょう。どれかひとつは嗅いだことのある臭いかもしれません。
土臭い:アクが強い
まず一つ目に、「土臭い」臭いがあります。土臭いって何?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、その名の通り土のような臭いがする状態です。
食べ物にはアクが含まれているものがありますが、じゃがいももそのひとつです。含むアクが多いと土臭さに繋がります。アクは食べるとえぐみや苦味を感じる成分ですので、できるだけ無い方が良いとされます。
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青臭い:カビが生えている可能性があるかも
二つ目に、「青臭い」場合です。青臭いってどんな臭い?と思うかもしれませんが、青臭を切った時のような青々とした葉っぱのような臭いです。
この青臭さがじゃがいもからする時は、カビが生えている可能性があります。じゃがいもは涼しいく湿度の低い場所を好みますので、夏場など蒸し暑い環境で保存していると腐敗しやすくなります。
カビてしまったじゃがいもは、表面に白いものが現れることが多いです。万が一青臭さを感じることがあったら、芽ができている凹みや表面にカビが生えていないか、よくチェックしましょう。
酸っぱい:腐っている
最後に、「酸っぱい」臭いがする場合です。これは完全に腐ってしまっています。もしかするとじゃがいもから汁気も出ているかもしれません。中を切ってみると黒く変色していたり、芽も伸び放題になっている可能性もあります。
じゃがいもが腐ってしまう原因としては、先ほどお伝えしたように保管環境に問題があることが多いです。高温多湿で長時間放置してしまったり、使いかけのまま長いこと置いておくと腐りやすいでしょう。適切に保管することが大切ですね。
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その他のじゃがいもの悪化状態をチェック
その他にもじゃがいもが悪化したと思われる状態があります。
赤い(ピンク)や青・緑・黒・紫・ぶよぶよ、カビが生えている状態などの様々な状態の原因と対策をまとめておきました。
じゃがいもの悪化状態をチェック!
臭うじゃがいもは食べられるの?
じゃがいもの臭いについて3種類ご紹介しましたが、それぞれ食べることはできるのでしょうか?
土臭いものは皮をむき茹でると食べられる
じゃがいもが土臭いだけの場合、腐っているわけではありませんので食べることができます。しかし皮をむき下処理の際にアク抜きをしてから、茹でる調理法をオススメします。
皮をむいて食べるサイズにカットしたら、冷水に10〜15分ほど浸けます。こうすることで、じゃがいもの断面からアクが流れ出るので簡単にアク抜きができますよ。浸けた水は白く濁るのですが、これはじゃがいもに含まれるデンプンで、一緒にアクとなる成分のタンニンも流れ出ています。
また、調理法としては茹でることで更にアクが抜けますので、炒め物や揚げ物よりも茹でる煮物料理の方が向いています。
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青臭い:カビが生えていないかをチェック
青臭い場合は、カビが生えている時とそうでない時がありますので、表面をよく確認するようにしましょう。青臭さはあるけれど、カビは生えていないという場合は食べることができます。この場合も年のためアク抜きすることをオススメします。
芽の近くや皮の表面に白いカビが生えていることがありますので、しっかりチェックしてみてください。カビの範囲が小さく、中を切っても変色なく問題ないようであれば、カビの部分を切り落として食べることができます。よく目を凝らして見てみてくださいね。
酸っぱい:食べない方が良い
最後に酸っぱい臭いがする場合ですが、これは腐ってしまっていますので食べないようにしてください。じゃがいもは腐ると汁気が出てベチャべベチャとしますので、ビニール袋に入れて破棄するようにしましょう。じゃがいもを腐らせないためにも、購入してからの家庭での保存方法や使いかけじゃがいもの保存など、気を遣う必要があります。最後まで美味しく食べられるように、高温多湿の場所を避け保存してみてください。
じゃがいもの栄養と期待できる5つの効果
じゃがいもの栄養成分表
じゃがいもは海外では主食となるため、主な成分はでんぷんです。その他にもビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB6も豊富に含んでいるため、フランスでは「大地のりんご」とも呼ばれています。
ジャガイモの栄養成分の中でも特徴的なのが、ビタミンCです。含有量はりんごの約5倍という驚異的な数値にも拘わらず、でんぷんに包まれているため、保存や加熱によっても成分が壊れにくいです。
エネルギー | 76kcal |
水分 | 79.8g |
たんぱく質 | 1.6g |
炭水化物 | 17.6g |
カリウム | 410mg |
マグネシウム | 20mg |
リン | 40mg |
鉄 | 0.4mg |
亜鉛 | 0.2mg |
マンガン | 0.11mg |
ビタミンB1 | 0.09mg |
ビタミンB2 | 0.03mg |
ビタミンB6 | 0.18mg |
ビタミンC | 35mg |
食物繊維総量 | 1.3g |
食品成分表(可食部 100gあたり)
期待できる5つの効果
- 便秘
- 美容効果
- 美肌
- むくみ改善
- 免疫力を高める
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実家からたくさん送ってきて1回では使い切れない・・・保存方法がわからないとお困りではありませんか?
じゃがいもの冷凍・冷蔵・常温に分けて保存方法をまとめてみました。
- 冷蔵の保存期間:野菜室で6カ月、干しじゃがいもにして冷蔵室で1カ月
- 冷凍の保存期間:1カ月
- 常温の保存期間:3カ月
保存期間は目安になります。季節や保存環境によって保存期間が変わってきますので、必ず食べる前に目で確認してから調理するようにしましょう。
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まとめ
じゃがいもの臭いについて3種類ご紹介しましたが、経験のあるものはありましたか?いつでもスーパーで手に入り、いろいろな料理に活用できるじゃがいもですので、どれか当てはまるものがあったかもしれません。
土臭さだけや、カビの無い青臭さであれば食べることができますので、ちょっとおかしいと感じても捨てずにアク抜きをしてから調理してみてくださいね。
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