スタミナ料理の具材や料理の風味づけに欠かせないニンニクですが、生のニンニクは下処理が面倒だという人も多いかと思います。とくにニンニクの芯は「どのように取っていいか分からない」「そもそも取るべきなのか?」というように処理に困る部分です。そこで今回はそのニンニクの芯についてまとめてみました。
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目次
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にんにくの6部位を画像付きで紹介
一般的に「ニンニク」と呼ばれている部分以外にもにんにくの部位はたくさん存在します。6つのパーツに分けて紹介していきます。
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茎(鱗茎) | 芽 | 皮 |
花 | 芯 | 根 |
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にんにくの芯とは?
にんにくの芯は、にんにくの実を切った際に出てくるほんのり緑色をした部分のことです。
にんにくの中心にある芽のこと
にんにくの芯は「本来芽や茎に成長していく部分」であり、にんにくの実の中に入っています。ちなみにニンニクの芽として売られている野菜はこの部分が成長したものです。
食べられるがアクが強い
ニンニクの芯は食べても害はありませんが、他の白い部分よりも焦げやすくエグミが強いです。そのため料理をする前に取り除く方がアクを感じづらくおいしく食べられます。
にんにくの切り方とアリシン
ニンニクは下処理後の切り方でも風味が変化します。これにはニンニクの主成分として有名でにんにくの匂いのもとでもあるアリシンが深く関係しています。もともとはアリインというアミノ酸の一種で、それが酵素の働きによって変化したのがアリシンです。つまりニンニクが皮を剥いた状態では匂わず刻んだりすりおろしたりすることで強い匂いを放つようになるのは、アリシンが発生するためなのです。このアリシンはニンニクの薬効に大きく関わっていて、にんにくに期待される様々な健康効果はアリシンの効果と言っても過言ではありません。ニンニクを刻んでいない状態ではアリシンはアイリンのままです。アイリンは無臭なので、にんにくをみじん切りにしたりすりおろしたりしなければ臭いにおい無く食べることができます。
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にんにくの芯(芽)を取る方法
実際にニンニクの芯を取る方法についてまとめてみました。簡単に取ることができますし方法もたくさんあるので、調理方法に合わせて使い分けてみてください。
包丁で取る
包丁を使って芯を取る、一番基本的な方法を紹介します。
・包丁のお尻部分(持ち手に近い刃の角)でニンニクの芯をえぐり取るイメージで押し上げます
芯がニンニクの実から飛び出ている場合はそのまま手で簡単に取ることができますが、逆に芯が小さくて取りづらい場合には包丁を深く刺しえぐることで取ることができます。
つまようじで取る
包丁を使わずにつまようじでニンニクの芯を押し出して除去することも出来ます。
・頭の切口の中央部分からつまようじのお尻側を差し込み、グリグリと芯を押し出します
・ニンニクのお尻側の切口から芯が出てくるので、手でつまんで簡単に取ることができます。
また、つまようじであればニンニクを輪切りにした後でも芯を取り除くことができます。
・中心部分に詰まっている芯をつまようじでほじくり出します
少量であればすぐに取れますが、たくさん輪切りにする場合は先に芯を取っておいた方がよいでしょう。
電子レンジで温める
電子レンジを使うと、包丁でえぐることなく簡単に芯を取り出すことができます。また、皮も一緒に剥けるので一石二鳥な方法です。
・頭とお尻を切ったニンニクを耐熱容器に入れ、ラップをして約30秒~1分ほど加熱します。
・加熱したニンニクの粗熱がとれたら、にんにくの皮を剥きます。加熱したことによって実が収縮し皮と実の間に隙間ができているので、皮をつまむと簡単に剥くことができます。
・芯の部分がニンニクの実から飛び出しているはずなので、手でつまんでゆっくり引き出してください
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まとめ
今回はニンニクの芯の取り方についてまとめてみました。下処理が面倒くさく風味づけなどにはニンニクチューブなどを使ってしまいがちになりますが、生のニンニクは栄養価も高く料理に合わせて切り方を変えることも可能です。調理方法にあわせた芯の取り方で、ぜひ生のニンニクを使ってみてください♪
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