にんにくの茎(鱗茎)って何?にんにくのどの部分?

スタミナ食材としてもお馴染みのニンニクですが、一般的に見かけるニンニクはあくまでも植物の一部分です。そこで今回はにんにくの構造についてくわしくまとめてみました。

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にんにくの鱗茎って何?

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「にんにくの鱗茎(りんけい)」をご存知でしょうか?今回はこの鱗茎のことからその中の構造について詳しくまとめています。

いつも食べているにんにくのこと

鱗茎とはいわゆるニンニクの部分で、鱗球と呼ばれることもあります。一般的に想像される鱗茎(ニンニク)は白いものが多いと思いますが、品種によっては薄い茶色からピンクのようなものまであります。

鱗茎のしくみ

鱗茎の中から上に向かって花茎が伸びていて、その先端に緑色の袋状の球体がついています。これは「総苞」と呼ばれていて、にんにくの芽として花茎が販売されている時にもまれにこれがついたままで売られている場合があります。小さな花のつぼみと「ムカゴ」と呼ばれる種子がいっぱい詰まっている総苞は、成長すると裂けて中のつぼみが咲きます最終的には小さなつぼみの集団がくすだまのような形になるのが特徴です。ヒガンバナ科ネギ属はこの形態の花のものが多く、長ネギの花であるネギ坊主が有名です。

花茎 (かけい)

一般的に「ニンニク」と呼ばれているのは鱗茎の部分ですが、にんにくも春には花を咲かせるためにそこから茎をのばします。正式には花茎と呼ばれていますが、花を咲かせるために球根(ニンニク)の栄養分を使ってしまうので、花が咲く間に花茎ごと刈り取られます。これがにんにくの芽です。現在日本で売られているニンニクの芽はそのほとんどが中国産で、にんにくの芽用に改良された品種も多いようです。また、国産のものだと青森県産がほとんどです。しかし花茎は盤茎から生え鱗茎の中心を通って伸びているので、ニンニクの芽が収穫された後でも鱗茎の中には残っています

鱗片 (りんぺん)

鱗片はいわゆる実のことで、花茎のまわりには複数の鱗片がついています。品種によってその数や大きさ、色には差がありますが、通常寒冷地よりも暖地向きの品種のほうが鱗片が多いと言われています。

盤茎 (ばんけい)

盤茎はニンニクの底部分で、本来はそこから根が生えていた場所です。売られているニンニクは当然根を切り取られた状態で売られていますが、そこを見ると少し凹んだ硬い部分があります。そこが盤茎と呼ばれる場所です。

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鱗片のしくみ

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鱗茎の中心には花茎があり、その周りは鱗片が詰まっています。しかし鱗片、いわゆる1片のにんにくの中にも、植物が成長する上での役割を持った構造が含まれているのです。

発芽葉

ニンニクを放置していたら芽が出てきた!という経験がある方もいるかもしれません。その芽は、鱗片の中にあった発芽葉が伸びたものです。発芽葉は鱗片を切ったときに中心部にある緑色の部分のことで、芯と呼ばれることもあります。

にんにくの芯は焦げやすく、生で食べる場合でも辛みが強い場合が多いので食べる際には取り除きます。にんにくを縦に半分に切ったあと、包丁の刃のお尻部分で芯を取り除きましょう。ニンニクを輪切りで使う場合にはつまようじなどで取り除くことも可能です。

貯蔵葉

いわゆるニンニクとして使われる実の白い部分です。この部分はすべて貯蔵葉と呼ばれていて、「葉」と呼ばれていますが地上に芽のように出ることはありません名前の通り栄養分が詰まっていて、花茎の先から花が咲くとここから栄養分が使われていきます。にんにくに栄養を残しておくために、花が咲く前に花茎が摘み取られるのです。

保護葉

いわゆるニンニクの薄皮です貯蔵葉と発芽葉はニンニクが植物として成長する上でもとても大切な部分です。それらを守るために、鱗片のひとつひとつは薄皮(=保護葉)で覆われているのです。食べる際ににんにくの皮を剥く場合は、丸ごとにんにくの根元を切り落とし、レンジで30秒~40秒ほどチンするだけです。スルッと簡単に皮を剥くことができます。また薄皮だけを剥く場合は、ネットに入れて軽く揉んだりゴム手袋をはめてひねると簡単に取ることができます。

まとめ

今回はニンニクの構造についてまとめてみました。いわゆる「ニンニク」の中にもいろいろな役割を持った部分が含まれていたのですね。そしてニンニクとして私たちが食べる部分は貯蔵葉と呼ばれる、にんにくが植物として栄養を貯めておく部分でした。ニンニクがスタミナ食材としても有名で、人間の体に様々な良い影響をもたらしてくれるのにも納得です。

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